投稿日:2021.10.20
セラミック矯正
こんにちは。博多矯正歯科 助手の中川です。
今日は審美治療についてのお話です。
博多矯正歯科の審美歯科では、主に下記の治療を行っております。
- セラミック矯正
- ダイレクトボンディング
- 銀歯のやりかえ
- ウォーキングブリーチ
今日はその中でも、【セラミック矯正】についてお話をします!
目次
セラミック矯正とは
歯列矯正のように歯を動かして並べるわけではなく、
ご自身の歯を削りセラミックの素材の被せ物(クラウン)をすることできれいな歯並びを人工的に作るという治療です。
前歯の1本だけでているのが気になる…、見える範囲の並びだけを変えたい…など
歯並びに応じて1本から治療することができます。
※かみ合わせやスペースによって最終的な本数は歯科医師が決めます。
被せ物の種類
【ジルコニアクラウン】
ジルコニアクラウンとは、別名『人工ダイヤモンド』と言われているほど強度があり耐久性に優れています。
白く強度がある為、咬合力(噛む力)が強い臼歯(奥歯)の治療におすすめです。
透明感を再現することには向いていない為、前歯の単冠(1本だけ)などの治療にはあまり使用しませんが、
歯を真っ白にしたい方や、前歯の複数本の症例には使用することがあります。
【オールセラミック】
全てセラミックで出来ていて透明感があり見た目が天然の歯に近い為、前歯の治療やインレー(部分的な被せ物)に向いています。
ジルコニアに比べ強度が劣る為、奥歯にはあまり使用しません。
【プレミアムジルコニア】
ジルコニアのフレーム(土台)にセラミックを焼き付けたもので、ジルコニアセラミックより審美性に優れていて、オールセラミックより強度、耐久性に優れています。
透明感と強度がある為、より審美性を求められる方にオススメの被せ物です。
セラミック矯正のメリット・デメリット
メリット
・短期間で治療ができる
歯並びを治したいけど治療に時間をかけたくない方や結婚式や前撮りなどの予定があり、あまり時間がなく短期間で治療を終えたい方に向いています。
・理想の白さや歯の形にできる
自分の歯ではなくなるので、歯を真っ白にしたい!形をもっとこうしたい!好きな芸能人のような歯の形にしたい!などの歯の形や色などを大きく変えたい場合はおススメです。
希望があればできる限り理想に近づけることができます。
デメリット
・歯を削る必要がある
歯を大きく削る必要があり、神経を抜く治療(抜髄)や場合によっては抜歯をすることがあります。
一度削った歯は元には戻せない為、ずっとメンテナンスをする必要がります。
・取れたり・欠けたりする可能性がある
被せ物は専用の接着剤でつける為簡単に外れることはありませんが、虫歯などで被せ物の中が弱くなったり、物を噛んで強い力が加わったり、虫歯などで被せ物の中が弱くなった場合外れる可能性がります。
また強度のあるセラミックでも、劣化などにより欠けてしまうことがあります。
・メンテナンスが必要
矯正治療はご自身の歯を動かしていくため永久的な治療ですが、セラミック矯正では人工的な歯を被せる為、欠けたり割れたりする可能性があります。
そうした場合被せ物のやり替えが必要になり、再度費用がかかってしまいます。
・抜髄が必要な場合がある
抜髄とは神経を抜く治療のことです。
歯の中には歯髄といい神経があり、その神経を抜くことを抜髄といいます。
虫歯が神経まで達している場合、神経を抜く治療をしますが、セラミック矯正でも神経を抜く処置が必要な場合があります。
注意点
セラミック矯正で歯並びや歯の角度を大きく変える場合、歯を削る量も増えてきます。
削る量が増えると、露髄(神経がでてくること)してくるため出てきた神経を抜く必要があります。
(*抜髄をすることで歯を大きく削ることができる為、歯の角度や形を大きく変えることができ、より理想に近い歯並びに仕上げることができます。)
抜髄のデメリットとしては、神経がなくなる為痛みを感じなくなり虫歯になっても気づかなかったり、抜髄をすることで歯が弱くなってしまうリスクもあります。
その為、出来る限り抜髄をせずに治療ができるように治療計画を立てていきますが、歯並びの状態やスペースの問題により抜髄をすることがあります。
カウンセリングにお越し頂ければセラミック矯正をした症例写真や、より詳しいご説明ができるので興味がある方は是非カウンセリングにお越しください♪
その他の審美治療に関してはまた別の機会にお話します!