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投稿日:2022.1.26

子供の歯並びを悪くする6つの癖と治し方

こんにちは。博多矯正歯科KITTE博多院です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
歯並びが悪くなる原因は、遺伝によるものと思われがちですが、実は指しゃぶりや頬杖といった癖が関係していることをご存じですか?本記事では、歯並びを悪くしてしまう子供の癖と歯並びが悪いことで起こり得るリスク、治し方について解説します。

子供の歯並びが悪くなる原因

子供の歯並びが悪くなる原因は、主に遺伝的要因と生活習慣などによる後天的要因に分けられます。

遺伝的要因

子供のあごの形や歯の大きさは、遺伝による影響を受けることが多いです。そのため、両親や祖父母の中に受け口や出っ歯の方がいると、子供に引き継がれる可能性があります。

後天的要因

歯並びが悪化する原因は遺伝だけではありません。虫歯やお口周りの癖、習慣など後天的要因によって歯並びが変化することがあります。
たとえば、虫歯により乳歯が早期に失われると、隣接する歯が傾くことがあり、その結果、本来まっすぐに生えるはずの永久歯が斜めに生えることがあります。
また、長期にわたる指しゃぶりや頬杖といった習慣は、歯やあごに強い力が加わるため、歯並びを悪化させてしまう可能性があるのです。

子供の歯並びを悪くする6つの癖

普段無意識に行っているお口周りの癖が歯並びに影響することがあります。特に以下のような癖は、歯やあごの骨に継続的に力が加わるため、歯並びに影響が出てしまいます。

①指しゃぶり

指しゃぶり

3歳頃までの指しゃぶりは歯並びに大きな影響を与えることは少ないです。しかし、4歳以降も続いてしまうと指の圧力が歯やあごの骨に作用し、歯並びを悪くする可能性があります。
指しゃぶりを長期間続けることによって「開咬(かいこう)」という歯並びの問題が起こりやすくなります。開咬は前歯が噛み合わない状態のため、食事や発音に影響を及ぼすことがあります。

②爪を噛む

爪噛み

爪を噛むという癖は、子供だけでなく大人にも見られることがあります。爪を噛む力によって前歯が前方に移動することがあり、出っ歯を引き起こしてしまう可能性があるのです。
また、爪を噛むことによって歯と歯ぐきが傷ついてしまう問題もあります。爪の下は雑菌が溜まりやすい場所です。これらが傷口に入ると口内炎を引き起すリスクもあるため注意が必要になります。

③舌を突き出す

舌癖

舌を突き出す癖や舌で歯を押す癖がある場合は前歯が前方に押し出され、出っ歯や受け口、開咬を引き起こす可能性があります。
受け口は下あごが上あごよりも前方に位置する状態のことで、見た目だけでなく噛み合わせにも悪影響を及ぼすことがあります。

④唇を噛む

唇をかむ

下唇を噛む行為は子供によく見られる動作です。このような習慣が長期間にわたって続くと、前歯が前方に押し出されて出っ歯を引き起こしたり、下の歯が内側に押し込まれて歯並びが悪くなる可能性があります。
また、上下の唇を歯の間に巻き込むような癖は、前歯に力が加わるため出っ歯や受け口の原因になることもあります。

⑤口呼吸

口呼吸

呼吸は本来、鼻でするものですが、鼻炎などが原因で鼻呼吸が困難になると口で呼吸することが多くなります。
長期間にわたって口呼吸をしていると体がこの状態に適応しようとし、あごの骨格や歯並びに変化が生じてしまうことも。特に、骨格の変形が生じた場合は、大人になってから改善しようとすると、矯正治療だけでは対応しきれない可能性があります。
子供のお口が常に開いている「お口ポカン」の場合は、口呼吸の疑いがあります。このような症状に気づいたら早めに歯科医師に相談しましょう。

⑥頬杖・睡眠時の姿勢

頬杖

頬杖やうつぶせ寝、横向き寝などは、顔の一方に持続的な力が加わるため、左右非対称になることがあります。また、あごにも力が加わり、歯並びに影響を及ぼす可能性もあります。

子供の歯並びが悪いことで起こり得るリスク

子供の歯並びが悪いと見た目に影響を与えるだけでなく、以下のリスクが高まる可能性があります。

虫歯や歯肉炎のリスクが高まる

歯並びが悪いと歯ブラシが届かない箇所が生じ、歯垢や歯石が溜まりやすくなります。歯垢には虫歯菌や歯周病菌が存在しており、溜まったままになると細菌が繁殖し、虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。
歯並びが悪い場合は、歯ブラシだけでなくデンタルフロスなど補助清掃用具を使って仕上げ磨きをしっかりと行うことが重要です。

永久歯の歯並びが悪くなる

子供の歯並びが悪いと、後に生えてくる永久歯の歯並びにも悪影響を及ぼす可能性があります。たとえば、乳歯の歯並びがガタガタしている場合は、永久歯が生えるために必要なスペースが不足し、永久歯が正しい位置に生えてこず、歯並びが悪くなる可能性があります。

栄養吸収の効率が低下する

歯並びが悪いと、食べ物を十分に噛み砕くことが難しくなります。食べ物が大きな塊のまま胃腸に入ると消化が不十分となり、栄養素の吸収が効率的に行われない可能性があります。

学習能力にも影響を及ぼす

正しい噛み合わせは、脳を活性化させ学習能力に良い影響を与えるとわかっています。噛む行為は脳への血流を促進し、記憶を司る海馬を活性化させます。このことから、歯並びが悪い場合、噛む機能が低下する可能性があり、脳の機能が十分に働かないことがあると考えるのです。

悪い癖を見つけたときの治し方

子供がテレビを見たり勉強しているときなど、集中している際は、お口周りの癖が出やすいことがあります。もし、指しゃぶりや頬杖などの癖が見られた場合は、早めに対処することで歯並びの悪化を防げます。
癖を発見したら、その癖がなぜ良くないのかを子供に丁寧に説明しましょう。子供が理解すれば、自然と癖がなくなることもあります。しかし、なかなか改善しない場合は、歯科医師に相談し、歯列矯正やMFTを受けることをおすすめします。

歯列矯正

すでに歯並びが悪化している場合、早い段階で対処することが大切です。早期に矯正治療を行うことで、比較的簡単に歯並びを整えられます。
また、子供の矯正治療は床矯正など特殊な装置を使用することで、顎の骨格の成長をコントロールできます。早めに改善することで大人になってからの矯正治療が不要になったり、行ったとしても抜歯をしなくて済むことがあります。悪い癖も同時に改善されるため、治療後の再発を防ぐことも可能です。
子供の頃の癖が将来の歯並びに影響するため、早期の対処が重要です。また、歯並びが気になったら6歳頃を目安に歯科医師に相談しましょう。

MFT

歯列矯正と併用してMFT(口腔筋機能療法)もお口周りの悪い癖の改善に有効です。MFTは、舌の位置、飲み込み方、唇の閉じ方など、お口周りの筋肉を正しく使えるようにトレーニングし、正しい噛み合わせを得ることを目的としています。
MFTを取り入れることで、矯正治療がスムーズに進行し、矯正後の後戻りの防止にもつながります。

まとめ

子供の歯並びが悪くなる原因は、遺伝によるものもありますが、指しゃぶりや爪を噛む癖などは、あごの成長に影響を与えるため、早めに癖を取り除くことが重要です。
当院では小児矯正は行っておりませんので、対応できかねますが永久歯にすべて生え変わって骨が成長していれば矯正可能です。無料相談を実施していますので、歯並びの悩みがございましたらお気軽にご相談ください!

 

 

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