投稿日:2022.4.12
裏側矯正の症例紹介
こんにちは!
博多矯正歯科 助手の樋口です。
今回は当院で1番人気の裏側矯正の症例をご紹介いたします!
叢生
まず叢生(がたつき)が気になっている方の症例です。
上下あわせて4本抜歯して並べました。
八重歯のところも綺麗にまっすぐ並んでいますね!
八重歯や叢生が多い方によくご質問いただくのが、飛び出ている歯を抜歯するんですか?という質問です。
答えはNOです!!
飛び出ている歯を抜歯すると早く叢生がとれますが、正中(前歯と前歯の間)がずれたり、かみ合わせが合わなかったりと様々な支障がでる場合があります。
基本的には、小臼歯を抜歯する場合が多くそのすき間を利用して、飛び出ている歯を並べます。
しかし、八重歯のところや叢生があるところを抜歯する場合もあります。様々な状況を判断してどこを抜歯するのが最善なのかドクターがしっかり治療計画を作成しますので
その際もご安心いただければと思います。なぜその歯を抜くのかしっかり診断の際にご説明いたします。
上顎前突
次に上顎前突(前歯が出ている)の症例です。
抜歯なしで矯正しています。
前歯の傾斜が取れて口元が下がっていますね!
上顎前突の多くの方が抜歯をして矯正します。抜歯なしの症例は非常に珍しいです。
基本的に、上の歯を2本抜歯するか上下合わせて4本抜歯するかのどちらかです。
抜歯をすることでそのすき間を利用し、前歯を下げていきます。
抜歯をしなければ下げる為のスペースが作れないということです。
しかし、上顎前突や下顎前突は骨格性の場合矯正だけでは限度がある場合があります。
そういった方は外科処置も含めたお話をさせていただく可能性がございますので、まず自分がどちらなのかを検査をして確かめる必要があります。
今回の症例がその例です。
お顔のお写真がない為、分かりづらいと思いますが顎の骨が前に出ているので、矯正では大きく下げれず、傾斜を取るだけの治療になっています。
なので、抜歯なしで矯正することになったということです。
抜歯なしの方がいいなと思われる方が多いと思いますが、抜歯なしということは基本的に大きく口元は下がらないということです。
現状のお悩みとして口元が気になっている場合、抜歯なしを選ばれると、矯正後にがたつきは取れたけど口元の印象があまり変わってない・・・と後悔される方もいらっしゃいます。
診断結果次第にはなりますが、ドクターから抜歯を進められた場合は、勇気をだして抜歯することをオススメします!
症例写真はインスタグラムの方にもっと詳しく更新しておりますので
そちらもご覧ください。
裏側矯正の特徴
裏側矯正の平均治療期間は2年前後です。(口腔内の状態や患者様の通院頻度によって異なります)
ですが、がたつきが取れて見た目が改善されるのは半年~1年あればかなり綺麗に整います!
そこからさらに、半年~1年ほど時間をかけてかみ合わせをあわせたり、抜歯したすき間を閉じたりなど、細かい調整をしていきます。
治療期間が2年かかると聞くと長いように感じられるかと思いますが
半年ほど治療を続けると、歯が動いているのが実感でき、少しづつ綺麗になっていくのが嬉しくなってきますよ!
治療期間も装置を気にせず過ごしたい!という方にはとってもオススメの装置です。
よくマウスピース矯正も目立ちにくいからと迷われる方が多いですが、大きく違う点は治療期間です!
マウスピース矯正は歯を動かす力が弱いため、平均治療期間が3年前後まで延びてしまいます。
特に抜歯が必要な場合はワイヤー矯正(裏側矯正・表側矯正)のほうが断然オススメです。
大きなすき間を閉じたり、歯を動かす量が多い場合はワイヤーの方が治療期間を短縮でき、患者様の負担も軽減できます。
マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いについては過去に詳しく書いている記事があるのでご覧ください。
マスク生活が続いている今が矯正のチャンスです!
ずっと迷っていたけどなかなか勇気がでない・・・というかたも
まずはカウンセリングへお越しください。
お話しを聞いてみると治療のイメージもしやすですし、自分のやりたい矯正はできるのか、ローンを組むのが不安など
出来る限り矯正を始める前の不安があれば何でもご相談ください。