投稿日:2022.11.16
マウスピース型矯正っていくらなの?相場と内訳を紹介
皆さんこんにちは!博多矯正歯科KITEE博多院です。
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
最近はやりのマウスピース型矯正ですが、「費用が心配…」「ワイヤー矯正と比べて高いの?安いの?」このような疑問をお持ちではないでしょうか?
矯正治療は自由診療になるため費用はクリニックによって異なります。そのため、具体的にいくらかかるのか分かりづらい状況です。そこで今回は、マウスピース型矯正の治療費の相場をお話していきます。
目次
矯正治療費全体の相場
まず、歯科矯正において装置の種類を問わず、およそどれくらいの治療費がかかるのか、皆さんはご存知でしょうか。
矯正装置は、大きく分けて以下の3種類があります。
- 裏側矯正(舌側矯正):歯の裏側に装置を付けるため、目立ちにくいのが特徴です。
- 表側矯正:歯の表側に装置を付ける、一般的な矯正方法です。
- マウスピース型矯正:透明なマウスピースを装着する、取り外し可能な矯正方法です。
さらに、全体矯正と部分矯正に分けられます。
- 全体矯正:すべての歯を対象に矯正を行います。
- 部分矯正:前歯など、部分的に矯正を行います。
さらに部分矯正の場合でも片顎全体、前歯6本のみ、上下顎の前歯12本など、矯正範囲が異なります。
このように一言に歯科矯正と言っても、患者様のご希望や治療計画によって金額は大きく変わってくるのです。
全体矯正の費用相場は、80万円~130万円程度です。部分矯正の場合は、30万円~80万円程度です。
歯列矯正は、治療をどこまでするかによっても金額は大きく変動していくものです。そのため、安さだけで選んでしまうと必要な治療を省かれてしまったり、質の低い材料を使用したりする可能性があります。安さだけでクリニックを選ぶのではなく、歯並びや希望に合った治療計画を提案してくれるクリニックを選びましょう。
マウスピース型矯正の相場
さて本題のマウスピース型矯正についてですが、相場はおよそ10万~100万円と治療内容によってかなり価格差があります。歯並び全体を矯正する場合は70万円〜100万円程度かかるため、ワイヤー矯正と比べて特別安いわけではありません。
たとえば、当院の場合、
- 全体矯正:約100万円
- 部分矯正(上顎または下顎全体):約70万円
となっています。
一般的に、矯正治療は自由診療のため、同じ治療内容でもクリニックによって費用が異なる場合があります。しかし、基本的に価格を他院と合わせていることがほとんどで、同じ治療内容で数十万の価格差があることはまれです。
最近では、マウスピース型矯正をより安価な金額で提供しているクリニックがあり、1枚単位で治療費を払うところもあります。
しかし、安いものには技術や素材が劣っていたり、アフターフォローが不十分だったりする可能性もあります。必ず理由がありますので、金額だけでクリニックを選ばないように注意しましょう。
⇓安い理由についてはこちら
マウスピース型矯正の治療費の内訳
ここでは、マウスピース型矯正の治療費の内訳を3つの段階に分けて、費用の目安を紹介します。
治療前:カウンセリング・検査・診断・抜歯など
矯正治療を始める前の準備段階では、いくつかの費用がかかります。
- カウンセリング費用:無料の場合から5,000円程度まで。初診時の相談や説明にかかる費用です。
- 検査・診断費用:30,000円から80,000円程度。レントゲン撮影、口腔内スキャン、歯型採取などを行い、お口の状態を詳しく確認します。この検査結果に基づいて治療計画を立てていきます。
- その他:検査の結果、虫歯や歯周病が見つかった場合は、矯正治療の前に治療が必要になります。また、歯を動かすスペースを作るために、抜歯やIPR(歯の表面を少しだけ削る処置)が必要になることもあります。
費用はクリニックによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
治療中:マウスピース費用・調整費用
マウスピース費用は全体矯正か部分矯正か、使用するマウスピースの種類によって大きく異なります。
全体矯正の場合は80万~130万円程度、部分矯正の場合は30万~80万円が目安となります。マウスピース型矯正は、定期的な通院が必要です。1回の通院で5,000~10,000円程度かかることがあります。
治療後:保定装置費用・観察費用
矯正治療が完了した後も、歯並びが後戻りしないように、マウスピース型やワイヤー型の保定装置を装着する必要があります。費用は、矯正装置の費用に含まれていることもあれば別途でかかることも。
また、保定期間中は、定期的にクリニックで歯並びのチェックを受ける必要があります。この観察費用は、1回あたり3,000~5,000円程度が一般的です。
マウスピース型矯正をしたいなと思ったら…
矯正治療を検討する際、多くの方が「どんな装置があるのか」を調べますよね。その中で、目立たないという理由でマウスピース型矯正に魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、クリニックを選ぶ際は注意が必要です。たとえば、マウスピース型矯正装置のみを取り扱っている専門のクリニックでは、本来ワイヤー矯正のほうが適している歯並びの方でも、マウスピース型矯正が治療可能と判断して契約を勧めてくる場合があるからです。
そのような場合、治療が途中で進まなくなったり、思わぬトラブルにつながったりする可能性があります。
最悪の場合、他のクリニックで改めて治療を受け直すことになり、余計な費用や時間がかかってしまうことも。
まずは「マウスピース型矯正」と決めつけずに、複数の矯正装置を取り扱っているクリニックで相談することをおすすめします。
マウスピース型矯正の費用に関するよくある質問
ここでは、マウスピース型矯正の費用に関するよくある質問にお答えします。
医療費控除は受けられますか?
顎変形症や咬合異常によって歯並びが乱れており、矯正治療の必要性がある場合は、医療費控除の対象となる場合があります。詳細については国税庁のホームページをご確認ください。
分割払いはできますか?
クリニックによって異なりますが、クレジットカードやデンタルローンの分割払いで支払うことが可能です。
ただし、金利や手数料がかかることがあります。また、デンタルローンは審査があるため、分割払いを希望する場合は事前に確認し、自分に合った支払い方法を選びましょう。
治療途中で追加料金が発生することはありますか?
治療費は、基本的に最初に提示された金額を支払うことが多いです。しかし、治療期間が延びたり、マウスピースの紛失や破損などによって追加の処置が必要になったりした場合は、追加料金が発生する可能性があります。
治療前に追加料金が発生する可能性やその際の費用について、クリニックに確認しておくことをおすすめします。
まとめ
マウスピース型矯正の費用は全体矯正か部分矯正か、使用するマウスピースの種類、クリニックによって異なります。全体矯正の場合は70万~100万円程度、部分矯正の場合は10万~70万円が相場です。
また、治療前の検査料、治療中の調整料、治療後の保定装置料など、さまざまな費用がかかることを覚えておきましょう。
当院では、矯正相談を行っております。歯並びのお悩み、矯正治療に興味はあるけれど費用が心配…どんなことでもお気軽にご相談ください。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。