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投稿日：2023.2.15

歯が短いとガミースマイルになりやすいの？原因や治療法についても解説

「歯が短いからガミースマイルかも」とお悩みではありませんか？
ガミースマイルは、笑ったときに歯ぐきがみえる範囲が広い状態を指しますが、何が原因なのかを正しく理解している方はそれほど多くはありません。
こちらのページでは、ガミースマイルの原因や歯が短いケースの適切な治療法について分かりやすくまとめました。お悩みの方はぜひご参考ください。

1 「歯が短い」はガミースマイルの要因の一つ
- 1.1 歯が短いのは遺伝？考えられる2つのこと
  - 1.1.1 先天的なもの（生まれつき歯が小さいケース）
  - 1.1.2 歯ぎしりや食いしばり
2 ガミースマイルの主な原因について
3 歯が短く見えることが原因の場合はどんな治療法がおすすめ？
4 最適な治療法をみつけるためには精密検査が必要
- 4.1 精密検査の内容は？
5 ガミースマイルでお悩みの方は当院までご相談を
6 博多矯正歯科ってどんなところ？
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「歯が短い」はガミースマイルの要因の一つ

歯が短いのはガミースマイルにつながる可能性がありますが、短く見える原因によっては関連性がない場合もあります。たとえ歯が短くても、笑ったときに正面から歯ぐきが広範囲で見えなければ、基本的にガミースマイルとは診断されません。歯が短いことで歯ぐきが広範囲で見えたり、笑ったときの唇の上がり方に問題があったりするとガミースマイルと診断されます。
生まれつき歯が小さいこともガミースマイルにつながりますので、気づいたら早めに歯科医院へご相談ください。

歯が短いのは遺伝？考えられる2つのこと

歯が短く見える主な原因は以下のとおりです。

先天的なもの（生まれつき歯が小さいケース）

骨格や歯の生え方は遺伝しやすく、萌出範囲が狭いケースも先天的な場合がほとんどです。形状の問題がみられる「矮小歯」も先天的なもので、通常の歯よりも横幅が狭く先端が鋭く尖っているのが特徴です。基本的に予防ができないため、見た目を変えるには矯正治療や被せ物などで対応する必要があります。

歯ぎしりや食いしばり

強い歯ぎしりや食いしばりがあると、かみ合う面が擦り減って徐々に歯が短くなります。
通常上下の前歯は切端（歯の先）でかみ合うことはありません。歯並びや上下の顎骨のバランスに問題があると、前歯でかみ合うリスクが高まります。さらに歯ぎしりや食いしばりの習慣があると、歯が短くなりやすいので注意が必要です。

ガミースマイルの主な原因について

ガミースマイルは、原因によって最適な治療法が異なります。矯正治療だけでなく手術や注射が必要になるケースも珍しくありません。まずは自分がどのタイプなのかを知ることが大切です。お悩みの方はお気軽に当院までご相談ください。
ガミースマイルの主な原因を以下でくわしくみていきましょう。

歯ぐきの範囲が広い

歯ぐきの範囲が広いと、笑ったときに視界に入りやすくなります。また、実際は歯の大きさに問題がなくても歯ぐきの範囲が広いことで歯が小さく見えやすいため、ガミースマイルと診断される傾向にあります。

上顎前突で唇が上がりやすい

上顎前突は、前歯が傾斜しているケースと、上顎全体が前方に出ているケースに分けられますが、どちらも程度によっては笑ったときに唇が上がって、ガミースマイルにみえることがあります。改善する場合は、矯正治療で歯の軸を正す、手術をして上顎骨の形を変えるといった治療が必要です。

唇を引き上げる筋力が強い

唇を引き上げる筋力には個人差があり、強すぎると歯ぐきが大幅に見える傾向にあります。このケースでは、歯ぐきや歯の毛出範囲に問題がみられない場合も少なくありません。

歯が短く見えることが原因の場合はどんな治療法がおすすめ？

歯の短さが原因でガミースマイルになっているケースでは、以下の治療方法がおすすめです。1種類ではなく数種類の治療を組み合わせて行うこともあります。

矯正治療で歯を引っ張り出す

歯ぐきから歯を引っ張り出して見える範囲を広げる方法です。歯に原因があるガミースマイルが対象で、萌出範囲が狭いことで歯が小さくみえるケースには最適な治療法といえるでしょう。
矯正治療は、基本的に歯を削らないため、歯を長持ちさせたい方に向いています。また、かみ合わせを整えることができ、全体でバランスよく噛めるようになると顎関節症の予防や顔の歪み防止にもつながります。

この治療のデメリットは？

保険が適用されないため、費用がかかります。相場は80〜120万円で、治療範囲や装置の種類によって差があり、歯科医院によっても異なります。治療期間が平均1年半〜2年とほかの治療法にくらべて長いことや定期的なチェックが必要な点も、その分通院回数が増えるためデメリットといえるでしょう。
歯ぐきや筋力に問題があるケースは、基本的に対象外です。

被せ物をして歯を長くみせる

歯ぎしりや食いしばりによって歯が短くなったケース（上下の前歯の先がかみ合っているケース）では、被せ物をするときに噛み合う歯とのバランスを考える必要があります。先端でかみ合うのを避けるために、被せ物で歯の軸を変えるケースも少なくありません。
セラミック素材であれば、歯の色も自由に変えられ、透明感のある自然な白さに仕上げられます。表面に傷や汚れもつきにくいことから、審美性を長くキープしたい方にはとくにおすすめです。

この治療のデメリットは？

セラミック素材は金属よりも歯を大きく削る必要があり、場合によっては歯の神経を取る処置が必要です。神経を失った歯は、栄養が行き届かなくなるため枯れ木のように脆くなり、ヒビや破折といったリスクが高くなります。トラブルを避けるには定期的なチェックが欠かせません。被せ物をあまり長くしすぎると、周囲の歯とのバランスがとれない場合があるため、その点にも注意が必要です。
歯ぐきや筋力に問題があるケースは、基本的に対象外です。

歯ぐきを切って歯を長くみせる

麻酔をして歯の根元の歯ぐきを切る方法です。手術は数分で終わるため、入院などは必要ありません。歯ぐきの範囲が広くて歯が短くみえるケースに最適な治療法といえるでしょう。

この治療のデメリットは？

手術が必要で、歯ぐきが治るまでは傷が目立つ可能性があります。
歯の萌出範囲に問題がない場合は、根っこが露出して知覚過敏につながる可能性があるため注意しなくてはいけません。また、歯ぐきは再生能力が高いため、切除範囲が狭い場合は徐々に見た目が戻る可能性があります。
骨格や歯の傾斜、筋力に問題があるケースは、基本的に対象外です。

唇を引き上げる筋力を弱める

筋弛緩作用のある製剤を注入して、唇を引き上げる筋力を弱める治療法です。歯ぐきの範囲や歯の萌出範囲に問題がなくても、唇を引き上げる筋力が強いとガミースマイルと診断されることがあります。歯が小さいケースでも、筋力を弱めてみえる歯ぐきの範囲を狭めることで、改善できる場合があります。
施術時間が15分〜30分と短く、負担が少なめです。

この治療のデメリットは？

効果が約半年と一時的であるため、キープしたい場合は定期的に処置を受ける必要があります。
唇を引き上げる筋力に問題がないケースは対象外です。

最適な治療法をみつけるためには精密検査が必要

骨格や歯に原因があるガミースマイルは、矯正治療で改善できる可能性が高めです。しかし、矯正治療で治らないケースも存在するため、慎重に治療法を選ぶ必要があります。
最適な治療法をみつけるには事前の精密検査が必要不可欠ですので、気になる方は当院までご相談ください。

精密検査の内容は？

精密検査では、レントゲン検査や歯型の採取、口腔内やお顔の写真撮影などを行います。痛みをともなう検査はありませんのでご安心ください。
検査結果をもとに患者様に合った治療法を導き出し、ご提案いたします。正確な治療期間や費用なども決定しますが、精密検査を受けたらかならず治療にすすむというわけではありません。治療計画の内容に同意していただいた場合に限ります。

当院の治療の流れ