投稿日：2023.5.17

歯科矯正のメリット・デメリットはあるのか？

博多矯正歯科・歯科衛生士の山田です。

本日のお話は「歯科矯正のメリット・デメリットはあるのか？」についてです。

みなさん歯科矯正についてどんなイメージをもたれていますか？
大まかに言うと歯科矯正でのメリットは歯並びがキレイになる。デメリットは痛みがある。というイメージがありませんか？
今日はその事について細かくお話をしていきますね。

矯正のメリット

①歯並びがキレイになる

こちらに関してはみなさんが想像する矯正に対してのイメージだと思います。
前歯に隙間（空隙歯列）があったり出っ歯（上顎前突）など、歯並びに対してコンプレックスがある方は矯正後歯並びがキレイになり人前で自信をもってニコッと笑う事が出来ます。

人前で自信を持って笑える事により、心理的にも良い影響をもたらします。

②虫歯と歯周病のリスク軽減

歯並びがキレイになることで、凹凸等が無くなり歯磨きがしやすくなり虫歯や歯周病のリスクも軽減されます。
しかし、歯並びがキレイになることでリスクは軽減されますが歯磨きをしなければ虫歯や歯周病のリスクは上がります。
日々の歯磨きが大事なのできちんと歯を磨きましょう！

③噛み合わせが良くなる

歯科矯正をおこなうことにより、見た目だけではなく噛み合わせも改善します。
噛み合わせが改善する事で食べ物を全体の歯で噛めるようになり消化吸収が良くなります。みなさんは現在全体の歯でしっかりと食べ物を噛む事が出来ますか？
また噛み合わせが良くない場合には、頭痛・顎関節症・肩こり・めまい等が起こる可能性があります。
様々な原因があり一概にとは言えませんが矯正後に体全体のバランスが整う事により改善する場合があります。

④はっきりとした発音ができる

前歯に隙間（空隙歯列）ができていたりすると音がもれてしっかりと発音できない場合があります。特に発音しにくい発音はサ行やタ行になります。
歯並びがキレイになる事ではっきりとした発音ができるようになります。

矯正のデメリット

次は歯列矯正でのデメリットについてです。
みなさんのイメージは「痛みがある」という以外に何かイメージされるものはありますか？
では、歯列矯正でのデメリットについてお話をします。

①痛みがある

矯正では少しずつ歯を移動していく為、お痛みが出ます。お痛みには歯が移動する時と矯正器具・ワイヤーが粘膜等にあたってお痛みが出る二種類があります。
歯が移動する時のお痛みは1週間ほどでおさまります。我慢ができない場合には痛み止めを飲んでいただきます。私が矯正をしていた時は歯がむず痒い＋少しの痛みがありましたが耐えれる痛さでした。
もう一つの矯正器具が粘膜等にあたってお痛みが出ている場合にはワックスという矯正器具を保護するものをお渡しするのでそちらで対応をしていただきます。
ワックスを矯正器具につける事で粘膜に直接器具があたるお痛みを防ぎます。
ただしワイヤーが伸びてきて刺さるようなお痛みが出ている場合は、ワイヤーをカットし対応させていただきますのでご相談ください。

②歯磨きが難しくなる

装置がつくことにより歯磨きが難しくなる場合があります。この場合は毛先の細い歯ブラシ＋歯間ブラシで装置の周りを清掃していただきます。
矯正をして虫歯になることがないのか？と不安になられている方、しっかりと歯を磨く事が出来れば虫歯を防ぐ事が出来ます。ですので、装置の有無に関わらずしっかりと清掃をおこなう事が大事です◎

③歯根吸収・歯肉退縮がおこる可能性

歯を動かす事により歯根の先端が吸収し、短くなる可能性があります。
それに伴って歯を支えている骨・歯茎が下がる可能があります。
※必ずしもおこるという訳ではありません。

④歯の神経の失活

稀に歯を動かしている時に神経が失活し色が変わる事があります。この症状は歯を大きく動かした場合や、もともとの歯の状態が悪い場合に起こることがあります。
※必ずしもおこるという訳ではありません。
この場合は神経のホワイトニング・被せ物（補綴物）で他の歯と色の差がでないようする事も可能です。

⑤後戻りの可能性

矯正終了後は歯が安定していない為以前の歯並びに戻りやすくなっています。
後戻りをおこさないようにマウスピース型の保定装置を20時間以上しっかりとつけていただきます。こちらの保定装置を使用しなかった場合、後戻りしてしまうのでしっかりと使用しましょう。

 

 

みなさん歯科矯正のメリット・デメリットについてどうでしたか？
矯正を始めようと考えている方は、ご不明点がございましたらお気軽に博多矯正歯科のカウンセリングにお越しください。
また博多矯正歯科で矯正中の方も、お困りの事がございましたらいつでもご相談ください。

 

 

次もお楽しみに。