投稿日:2023.5.31
歯列矯正の平均期間ってどのくらい?
こんにちは!博多矯正歯科KITTE博多院です。
皆さんが気になる矯正の治療期間を詳しくご説明していきます!
装置選びの参考にもなればと思います♪
矯正治療の治療期間の違い
まず治療期間は抜歯の有無と選ぶ装置によって大きく変わってきます。
抜歯の有無
抜歯がある場合は、その分歯を動かす量が増えるので治療期間が長くなる傾向にあります。
ただほとんどの方が抜歯が必要なので、抜歯なしで早く終わる人の方が珍しいと思って頂いた方がいいかもしれません。
装置の種類
装置は大きく2つに分けてマウスピースタイプとワイヤータイプで治療期間が変わります。
ワイヤータイプの方が動かす力が強いのでマウスピースタイプに比べて治療期間は短縮できます。
マウスピースタイプは着脱できる分、装着時間が歯の動きに影響してくるので個人差が出やすくなります。また動かす力が弱いのでその分ワイヤータイプよりも治療期間が長い傾向にあります。
具体的にどのくらいかかるの?
では実際のどのくらいの治療期間がかかるのか。条件別にご紹介します。
- 抜歯なし+ワイヤータイプ=1年半~2年前後
- 抜歯あり+ワイヤータイプ=2年~2年半前後
- 抜歯なし+マウスピースタイプ=3年前後
- 抜歯あり+マウスピースタイプ=当院ではご案内しておりません。
※治療期間は個人差あり
上記の様に治療期間を短くするのを優先したい場合はワイヤータイプが断然オススメです!
ちなみに当院では抜歯ありの人はマウスピース矯正をご案内しておりません。
理由としては、先程も言ったように動かす力が弱く治療期間が長くなってしまうので抜歯をして大きく動かす場合は歯と患者様自身への負担が大きくなるためです。
マウスピース矯正は近年増加しておりますが、問題点も色々と出てきているのも事実です。
装置については、金額だけでなく将来の為にも仕上がり重視で選ばれることをお勧めします。
なぜ矯正治療は時間がかかるのか
矯正治療はどんなに早く終わろうとしても限度があります。
それは技術とかではなく1ヵ月あたりに歯を動かせる量が決まっているからです。
だいたい1回の調整で0.5mmが最大量となっています。
これ以上大きく動かすと、歯がぐらついたり、歯茎が下がりすぎたりと様々なリスクが出てきます。
そのため、最低限の期間はどんなに技術があっても変わりません。
早く終わる方が怪しいと言えるでしょう。
中には、見た目の凸凹だけ治して半年で終われますよと説明を受けてくる患者様がいらっしゃいますがその場合、仕上がりも中途半端で噛み合わせを改善していないので、後戻りしやすくなります。
例えば、過蓋咬合(噛み合わせが深い)で前歯の凸凹だけ治したいといった場合
本来は根本的なかみ合わせを改善しないと凸凹は治せませんし、仕上がりが綺麗にならないことが多いです。
また、過蓋咬合で前歯への緩衝が強いので後戻りもしやすい傾向にあります。
このように、楽をして早く終わろうとすると治療後にさまざまな問題点が出てきます。
最後に・・・
患者様からすると完成してみないと不具合に気付けなかったり、数年後になって初めて気づくという事も少なくありません。
矯正治療は歯を動かすというある程度リスクのある治療になります。
それを理解した上で、気軽にさっと治療してくれる病院を選ぶというのは避けて頂きたいと強く思います。
当院では患者様のご希望にできるだけ沿った治療計画を数種類提案しています。
その中で、仕上がりや予算など自分に合った治療方法を選んで頂ければと思います。
もっと詳しく知りたいと言いう方はカウンセリングへぜひお越しください!