投稿日:2023.6.24
キシリトールで虫歯予防
こんにちは、博多矯正歯科です!
今日はキシリトールと虫歯予防の関係性についてお話ししようと思います!
みなさんはキシリトールをご存知でしょうか?
テレビのCMだったり、ガムのパッケージに記載されているのも思い出す方が多いと思います。また、キシリトールと聞いて、「歯にいいもの」というイメージを持つ方もいらっしゃると思います。
それでは、そのキシリトールがなぜ歯に良いのか、どのような効果や特徴があるのかお話ししていこうと思います!
キシリトールとは?
まずキシリトールとは、ソルビトールやマルチトールと同じ糖アルコールという甘味炭水化物の仲間です。簡単に言うと、天然の甘味料です!糖アルコールはあまり馴染みがないかもしれませんが、実は自然界ではたくさんの果物や野菜に含まれているんです。例えばいちごには、乾燥している状態100グラムの中に約300mgのキシリトールが含まれています!
また、人間の肝臓でも1日あたり約15gのキシリトールが作られています。人工的に作られるキシリトールもありますが、その中に含まれる成分は、自然由来と同じものなので安心して摂取することができます!
キシリトールの効果は?
キシリトールの効果は大きく2つあります!
まず1つ目は、お砂糖より血糖値が上昇しにくいという点です。キシリトールとお砂糖は、だいたい同じくらいの甘味があります。ですが、カロリーはお砂糖の4分の3ほどなのです!
血糖値の上昇を緩やかにするため、糖尿病の患者さんにも向いていると言えます。
2つ目は、みなさんもご存知だと思いますが、虫歯予防に適しているという点です。
適していると理由としていくつか挙げられますが、まず唾液の分泌を促進させ、お口の中を中和させることによって歯を修復してくれます。
他には、虫歯の原因になる酸を作らないという特徴があります。プラーク(歯垢)の中にいるミュータンス菌という菌が酸を作り出し、歯を溶かすことで虫歯になりますが、ミュータンス菌はキシリトールから酸を作り出す事はできないのです!さらにその、ミュータンス菌の活動を抑える効果もあるので一石二鳥です!
効率よくキシリトールを摂取する方法
ここまでで、たくさんキシリトールの良さを知って貰えたとおもいます!そんなキシリトールをどのようにすれば効果的に摂取できるかについても知ってもらいたいです。
虫歯予防のために必要なキシリトールの量は、1日で約5g以上とされています。市販のガムで例えると1回2粒を1日7回も繰り返さなければいけません。かなりの量のガムを摂取し続けなければならないので少し大変ですよね。
しかし、歯医者さんなど、歯科商品を多く取り扱っているお店では1粒に100パーセントキシリトール含有のガムや、タブレットも販売しているので探してみるといいかもしれません!
100パーセント含有のものは、1日たったの4粒の摂取で効果が期待できるので、日常生活に取り入れやすいと言えます。何事も継続で、3ヶ月以上、毎日続けることが大事なので、一緒に虫歯予防を頑張りましょう!!
注意点
キシリトールは1つだけ注意する点があって、虫歯予防の為!と言って1度にたくさん摂取するとお腹がゆるくなってしまいます…
なので、取り過ぎには注意してくださいね!
最後になりますが、キシリトールはあくまで補助的に使用する物なので、毎日の歯磨きが重要になってきます。もちろん正しく磨けていることが大前提です。摂取量に気をつけながら、お口の健康を守りましょう!