投稿日:2024.3.19
歯列矯正のみでエラの張は改善できるの?その他の方法もご紹介!
こんにちは。博多矯正歯科です。
歯列矯正を行ったのちに輪郭や骨格が変化したという事例から歯列矯正に興味を持った方もいるのではないのでしょうか。
近年、自分の見た目にコンプレックスを持ち歯列矯正や美容整形に興味も持つ方も多いです。
今回は輪郭や骨格のコンプレックスの中から「エラの張り」をピックアップしてお伝えしていきたいと思います。
そもそも歯列矯正は審美的な問題の改善もしますが、あくまで正常な機能性を取り戻すためであります。
残念ながら歯列矯正のみですべての方の輪郭や骨格が変化するかと言われたらそうであるとは言い切れないため、実際に歯列矯正でそれらが改善するケースと改善しないケースもお伝えできたらと思います。
目次
歯列矯正のみでエラの張りは改善できるのか?
歯列矯正を行うことで一定数輪郭が変化したりエラの張りが改善する方もいます。
このような方のエラが張っている原因として「元の歯並びの悪さ」が関係していると言われます。
歯並びがもともとすごく悪いとお口周りやお顔の筋肉などに過度な負担がかかり、エラが張ってしまうという場合があります。
そのような方が歯列矯正を行うと歯並びの改善でお口周りやお顔の筋肉にかかっていた過度な負担が軽減され輪郭やエラに変化が見られる場合があります。
エラが張っている原因
見た目では同じように見えるエラの張りでも、「筋肉」由来のものか「骨格」由来のものがありどちらかに分類されます。
エラの筋肉(咬筋)が発達している場合
エラには咬筋という筋肉があり、この筋肉が発達しすぎるとエラが張る原因になります。
咬筋とは、頬骨から下顎の骨にかけてついている筋肉です。主に噛むときや話すとき、食いしばったときなどに使われます。
日常生活においてしっかり使われる筋肉のため必要以上に使いすぎたり悪い癖があると咬筋が発達しやすくなります。
エラの骨格が張っている場合
エラ付近の骨のことを「下顎角」と言い、下顎の骨の角部分を指します。
この骨の形により場合によってはエラが張っているように見えることがあります。
骨格がエラ張りの原因とすると、歯列矯正で改善することは難しいです。
筋肉由来のエラ張りが歯列矯正で改善を期待できる理由
筋肉由来のエラ張りの場合、歯列矯正でエラ張りの改善を期待できるかもしれません。
歯列矯正で改善するかもしれない可能性としていくつか理由があります。
①正しいかみ合わせになることでお顔のバランスも整う
歯並びが悪いと、かみ合わせも悪い場合があります。
かみ合わせが悪いと筋肉のつき方がアンバランスになり輪郭などが歪む可能性もあります。
歯列矯正で正しいかみ合わせになると筋肉のつき方や輪郭の歪み自体が改善するケースがございます。
直接的にエラの変化に繋がるわけではなく、かみ合わせが改善するとそれに伴い顔のバランスが整いやすくなります。
②歯ぎしりの改善
①と理由は似ていますが歯ぎしりも歯並びが悪いと発症しやすいです。
歯ぎしりもまたお口周りの筋肉に過度な負担をかけるため、エラ付近の筋肉の過度な発達を促す場合があります。
歯列矯正で歯並びが改善されると歯ぎしりも軽減する場合があります。結果的にエラ付近の筋肉の負担も減り、エラ張りの改善に期待が出来るとされています。
歯列矯正以外にも親知らずを抜歯することで改善するケース
一番世間的にも想像しやすいケースだと思います。もちろん歯列矯正同様変化する場合としない場合があります。
親知らずはお口の中の一番奥にあるため抜歯をすることで周辺の骨が徐々に痩せ細りすっきりした輪郭に変化する可能性があります。
番外編:筋力抑制注射
顔の筋肉によってエラが張っている場合、歯列矯正で改善されるケースがあると述べましたが、本来歯列矯正を行う第一の理由として「健康的な口腔機能の改善」を目的としており、歯並びや咬み合わせを正しい位置に治すことです。
そのためエラの張りが理想に反してあまり改善されないのがほとんどです。
歯列矯正後、さらにエラのはりを改善し、小顔になりたいのであれば「筋力抑制注射」をおすすめします。
筋力抑制注射には筋肉の収縮を抑える効果があります。
それをエラ付近に打つことで過剰に発達したエラ付近の筋肉の働きを落ち着かせ、エラの張りが軽減するでしょう。
骨格が原因でエラが張っているのを改善するには?
骨格でエラが張っている場合、歯列矯正やボトックス注射などの治療では改善できません。またマッサージ等も効果は感じられないでしょう。
そこで唯一改善できるのが輪郭整形です。
輪郭整形の一つにある「エラ骨切り術」は小顔効果やVライン・フェイスラインの変化に最適です。
エラの張った部分の骨を切削することで理想の輪郭になるでしょう。
エラ張りの原因の根本を治療するため今までの悩みを解決でき、また半永久的に効果を持続できるでしょう。
エラ骨切り術とは
骨格が原因の場合、エラの骨切り術が最適です。
エラ骨切り術とは、張っているエラの骨(下顎角)の骨を切削し、耳から顎にかけてのフェイスラインを整える整形手術になります。
手術時間は約2時間で、全身麻酔をして手術します。
ダウンタイムがあり、術後痛みや腫れなどが生じる場合がございます。
またごく稀に感染症や知覚異常などを起こす可能性もございますので、十分に注意を理解した上で施術を行うようにしましょう。
術後、骨はゆっくりと癒着するため硬すぎる食べ物や歯を食いしばることは控えるよう注意してください。
またエラ骨切り術では何種類かの手術と併用して行われる場合があります。
小顔形成術
小顔形成術は、頬・エラ・顎の3点へ同時にアプローチする形成術です。
一度に3つの箇所を施術するためトータル的なバランスなどが考慮され、より綺麗に小顔効果を得ることができる施術です。
また気にされている部位や理想としている理想に伴い、ひとりひとり少しアプローチする箇所が違ってきます。
(エラを気にされている方以外にもこんな方におすすめ)
・笑うと頬の骨が前に出て頬が盛り上がる
・頬の骨が横に出ており、顔が横に大きく広がって見える
(注意点やリスク、副作用について)
・手術はおおよそ3~4時間程度で、全身麻酔で行われる
・ダウンタイムが長い
・術後に腫れ、痛み、内出血などが生じる可能性がある。
Vライン形成術
顎先からエラにかけてシャープに仕上げていく形成術です。
近年希望が多い施術としても知られています。
(エラを気にされている方以外にもこんな方におすすめ)
・シャープなフェイスラインが理想
・Vラインの輪郭が理想
・顎の太さが気になる
・顎全体をほっそりさせたい
(注意点やリスク、副作用について)
・手術時間はおおよそ2~3時間で、全身麻酔で行われる
・ダウンタイムが長い
・術後に腫れ、痛み、内出血などが生じる可能性がある。
その他にも「顎(オトガイ)骨切り術」や「頬骨骨切り術」なども併用する場合がございます。
エラ骨切り術にかかる手術費用の相場は70~150万円といわれております。
前述した併用手術なども加わるとさらに費用はかかるでしょう。
またエラ骨切り術には「皮膚切開で手術を行う」場合と「口腔内から手術する」場合があります。
皮膚切開で手術を行うと費用は比較的リーズナブルに行えますが、術後の傷痕が目立つというデメリットがあります。
反対に口腔内から手術を行う場合、傷痕は目立たないものの手術の難易度が上がるため費用も高く設定されているところがほとんどです。
またエラ骨切り術は一度で満足できず修正を希望する方もいるためクリニックや施術を行うドクターの選択は慎重に行いましょう。
最後に
エラ張りにも種類があり、改善策もあります。歯の凹凸や不正咬合でお顔の歪みやエラが張っている場合もございますので、気になる方は是非歯列矯正をしてみてはいかがでしょうか。
博多矯正歯科では無料カウンセリングを行っております。
お気軽にご連絡の方お待ちしております。