投稿日:2024.5.8
出っ歯が原因の咀嚼音~その解消法とは?~
こんにちは。福岡市博多区にある博多矯正歯科です。
今回は咀嚼音についてお話ししようと思います。ご飯を食べるときに『クチャクチャ』と音を食べるのは日本ではあまり行儀が良いことではないとされてますよね。ではどのような場合に咀嚼音が大きくなってしまうのか。もしかするとそれは、出っ歯が原因でなってしまっている場合があります。
目次
咀嚼音とは?
まず咀嚼音とは、食べ物を咀嚼する際に生じる音のことを指します。一般的には、咀嚼音は食べ物を咀嚼する際に生じる音であり、食べ物の硬さや水分量、口の大きさなどによって異なる音が発生します。
咀嚼音は、食事中に周囲の人に聞こえてしまうことがあり、特に静かな場所やマナーが重要視される場面では気にされることがあります。一部の人は、咀嚼音が苦手であると感じることがあり、そのような人を含めて配慮することが大切です。自分では気をつけていても、歯並びが原因でなってしまう場合もあるので、一緒に問題を解決していきましょう!
では、なぜ出っ歯だと咀嚼音がなってしまうのか。先に出っ歯について詳しくご説明します。
出っ歯(上顎前突)
「出っ歯」とは、前歯が前に突き出た状態を指す言葉です。正式な医学用語では「前突歯」とも呼ばれます。
出っ歯の原因はさまざまで、主なものには以下のようなものがあります。
- 格的な要因:上下の歯の噛み合わせが合っていない場合や、下顎の成長が遅れている場合に起こることがあります。
- 歯の配置:歯並びが悪い、歯が大きすぎる、歯茎が膨らんでいるなど、歯の配置に関連する要因も影響を与えることがあります。
- 習慣や癖:指しゃぶりや舌の位置の癖、舌の圧迫など、口腔内の環境や習慣が原因となることもあります。
- 遺伝的な原因 : 遺伝的な要素は、出っ歯の原因になります。親や祖父母が出っ歯であった場合、それが遺伝する可能性があります。
しかし、あくまで一部なので、必ず遺伝だけで決定されるわけではありません。
遺伝的要因は自分からで改善することは難しいですが、矯正治療により、その影響は最小限に抑えることが可能です。
そしてこの出っ歯が進行すると、噛み合わせが悪くなり、歯や歯茎に負担がかかることがあります。また、見た目の美しさにも影響を与えるため、治療を希望する方も多いです。
出っ歯は咀嚼音がする原因になるの?
次に出っ歯の方で、咀嚼音がなってしまう原因はいくつかありす。
歯のかみ合わせの不良
出っ歯の人は、普通の人よりも歯のかみ合わせが悪くなりやすいため、食事をする際に歯が正しくかみ合わないことがあります。その結果、食べ物を咀嚼する際に音が鳴ることがあります。
出っ歯の状態の噛み合わせが悪いのは前歯だけと思われがちですが、実は奥歯も良くないのです。なぜかというと上の前歯が前に出た状態なので、下の歯とうまく噛み合うことができません。そうなると、それより後ろの歯も噛み合わせがずれてくるのです。本来力のかからない場所力がかかることで、歯へのダメージが大きくなり、歯の寿命は短くなります。
歯並びの乱れ
出っ歯の人は、歯並びが乱れていることが多いため、食べ物を咀嚼する際に歯同士がこすれる音が鳴ることがあります。歯並びの乱れが原因で咀嚼音が鳴る場合は、矯正治療を受けることで改善することができます。
お口が開いている
出っ歯だと前歯が正しい位置より前にあるので、唇をうまく閉じることが難しいと思います。そのため、上と下の前歯に隙間が開いた状態になりがちです。自分で意識しなければ、しっかり閉じるのは難しいため、食事中もお口が開いたまま噛んでしまうことで咀嚼音の原因になっていると考えられます。
では、出っ歯を改善させるためにはどのような治療法があるかご紹介していこうと思います。
出っ歯の改善方法
当院では、3種類の矯正方法があります。
ワイヤー矯正『表側』
こちらは、歯の表側にブラケットと呼ばれる装置とワイヤーをつけて動かしていく方法です。
矯正治療中、見た目がそこまで気にならない人におすすめです。裏側に比べて、滑舌が悪くなったりする心配が少なく、比較的値段は安価なのがメリットです。逆にデメリットとして、食べ物が早まりやすかったり、コーヒーやカレー、着色料の多い食べ物を摂取すると装置の色が変わって目立ちやすくなってしまうというデメリットがあります。
ワイヤー矯正『裏側』
こちらは、歯の裏側にブラケットをつけてワイヤーを使って動かしていく方法です。取り扱いがある医院は少ないですし、見た目が気になる方にはおすすめです。表側と比べて、食べ物が挟まっても見えにくいというメリットがあります。デメリットは、歯の裏側、舌に接する部分に装置をつけるため滑舌が一時的に悪くなってしまったり、装置にあたる部分に口内炎ができやすいということがあります。みなさん1番滑舌を心配されると思いますが、1ヶ月も経てばかなり慣れて普段通りに話せる方が多いです。
この2つの矯正方法は、抜歯のある症例に適しています。抜歯が必要かどうかはレントゲンや口の中の状態を見てドクターが判断するので、出っ歯だからといって必ず抜歯をしなければいけないとは限りません。軽度の出っ歯の場合は、抜歯をせずにIPRという方法で隙間作りをして歯を並べるスペースを確保します。IPRとは、歯と歯の間を削る処置のことです。削るといっても、歯の健康に問題のない範囲で行います。歯の表面よ『エナメル質』と呼ばれる層を0.1mm単位で削るっていきます。削るというよりは、やすりをかけるというほうがイメージしやすいかもしれません。
マウスピース矯正
こちらは、形の少しずつ異なるマウスピースを1〜2週間ごとに新しいものに交換して、歯を動かしていく矯正方法です。
マウスピース矯正は抜歯がないケース方におすすめです。抜歯をしない代わりに、歯の凸凹がある場合は先ほどご説明した、IPRをして歯を並べるスペースを作っていきます。マウスピースなので、取り外しが可能なためワイヤーと比べてお掃除はしやすいと思います。しかし、注意事項がいつくかあります。まずは、装着時間を守るということです。マウスピースの装着時間は1日20時間以上とされています。その時間を下回る日が続くと、計画通りに歯は動かなくなってしまいます。間食が多い方はこれを気に減らすことが出来るので、選択肢の1つにいれてもいいかもしれません。
次に、マウスピースをなくさないようにすることです。無くしてしまって、何もはめてない状態だと歯は後戻りしてしまいます。無くした場合は、すぐ作り直しをしたり治療をしている医院に相談しましょう。
このように、3つの矯正方法がありますが患者様のお口の中の状態によって、適切な装置があるので診断の時にドクターやカウンセラーと相談して、装置を選ぶことができます。お支払い方法につきましても、現金払い、銀行振込、クレジットカード、デンタルローンも取り扱っておりますので、こちらもさまざまな方法から決めることができます。
まとめ
出っ歯が原因で咀嚼音がなってしまう場合は、矯正治療で改善できる場合があるので1度ご相談していただけたらと思います。矯正治療は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの改善も目的の1つです。歯並びが悪い状態をそのままにしておくと、悪化するケースもあるので気になった時に早めに初めておくのがおすすめです。
興味のある方はまず、無料カウンセリングでお悩みをお聞かせください。
お待ちしております。