投稿日:2025.1.22
歯科矯正で歯並びに変化が見られるのはいつから?
こんにちは!福岡市博多区にある博多矯正歯科KITTE博多院です。
歯科矯正中の方のなかには「いつから歯並びがキレイになるの?」と思いながら、矯正治療を続けている方もいるでしょう。歯が動くまでは時間がかかりますが、目にみえる変化がないと不安になる方も少なくありません。
そこで今回は、歯科矯正で歯並びに変化が見られる時期について解説します。歯並びが変わっていないと感じる理由や、矯正装置による歯並びの変化の差などもあわせて紹介。
なお、当院の矯正治療についてはこちらのページをご覧ください。詳しい矯正内容やサポート体制などが気になる方はあわせてチェックしておきましょう。
目次
歯科矯正による変化の基本的なタイムライン
歯科矯正での歯並びの変化は人により違いが大きく、また矯正の種類や歯並びの初期状態でも異なります。ここからは一般的な矯正治療の流れと、歯並びの変化を見ていきましょう。
1ヶ月目:微細な変化の始まり
歯科矯正を始めてから1ヶ月程度は、目に見える大きな変化はほとんどありません。1ヶ月で歯が動く距離は、通常0.3〜0.5mm程度。
矯正治療の始め頃は肉眼で確認しづらいですが、歯茎から下の歯根周囲の骨組織では、変化が起きています。
3〜6ヶ月目:歯並びが変わった実感
歯並びが変わってきたと実感し始めるのは、治療開始から3〜6ヶ月後が多いでしょう。この時期になると、前歯の位置や傾きに明らかな変化が見られることがあります。
特に軽度の歯並びの場合は、矯正開始から約3〜4ヶ月で歯並びが変わったと感じる傾向です。
6ヶ月〜1年:著しい歯並びの変容
治療開始から6ヶ月〜1年が経過すると、多くの方が歯並びの変容を実感する傾向。この時期は、歯や噛み合わせの位置の改善が見られるため、顔の輪郭にも変化が現れやすいでしょう。
1年以降:細かな微調整
矯正開始から1年以降は、細かな微調整を行いながら歯並びを整えます。たとえば矯正期間が約2年の場合は、治療が1年半ほど経過した頃に最終的な噛み合わせを整えるのが一般的。さらに細かな調整で歯並びを仕上げていくため、歯並びが変わる実感はあまりないでしょう。
歯並びの変化を感じやすい時期は?
矯正中に歯並びの変化を感じやすいのは、次のような処置を行っている時です。
- レベリング
- 抜歯の隙間を埋める
- 前歯を動かす
それぞれの処置について、詳しく解説します。
レベリング
レベリングとは、歯並びのデコボコを無くして整列させる治療のこと。たとえば八重歯がある歯並びの場合は、歯列より上に位置している犬歯がある程度正しい位置に動かすため、見た目が大きく変わります。
抜歯の隙間を埋める
歯列不正の口内は、歯が並ぶためのスペースがないことがほとんど。そのため、歯が並ぶための空間を作る目的として、抜歯をすることも少なくありません。
歯1本分の隙間を埋めるには歯を大きく移動させる必要があり、歯並びが変わるのも大きい傾向です。特に重度の八重歯のある叢生(そうせい)や出っ歯などの歯並びで、抜歯を行った場合は歯並びが変わったと感じるでしょう。
前歯を動かす
もともとの歯並びで前歯が特徴的な場合は、見た目の変化を感じる傾向があります。矯正中は自身の歯並びを鏡で確認する頻度が多くなり、奥歯より前歯をチェックするためです。
特に叢生や出っ歯の人は変化を感じやすいでしょう。
歯並びの変化に影響を与える要因
歯並びが変わる感じかたは人それぞれですが、下記のことが歯並びの変化に影響を与える可能性があります。
- 年齢
- 初期の歯並びの状態
- 抜歯の有無
それぞれについて、詳しく解説します。
年齢
矯正治療を始める年齢が若いほど、歯の動きが速い傾向です。顎の骨は年齢を重ねるほど、硬くなっていきます。
若い時は骨の代謝が活発で歯が動きやすく、比較的早めに歯並びが変わったと実感するでしょう。
初期の歯並びの状態
矯正前の歯並びの状態が、変化の速度に大きく影響します。たとえば軽度の歯並びの場合は治療期間が短いため、早期に変化を感じられる可能性が高いです。
一方、重度の歯並びや複雑な症例の場合は歯を移動する距離が長く、歯並びを整えるまでに時間が必要で、目に見える変化が現れるまでにも時間を要するでしょう。
抜歯の有無
抜歯を行った場合、歯の移動量が多いため時間はかかりますが、変化は大きいです。
非抜歯の場合、治療期間は短いですが、移動量は少ないため著しい顔貌の変化などは感じにくいこともあります。
歯並びの変化を感じにくい理由
矯正治療を始めてから、歯並びがあまり変わっていない…と不安になっている方は、次のことが当てはまっていないかをチェックしましょう。
初期治療の段階
矯正治療開始から間もない時期は、目に見える変化が現れにくいです。この時期は、歯根周囲の組織での動きは始まっているものの、外見の変容はほとんどありません。
日々の観察による慣れ
矯正治療を始めると、歯が動いていないかを確認するために鏡を見る回数が増える傾向です。ただ、毎日鏡を見ることで現在の自分の顔や歯並びに慣れてしまい、変化に気づきにくいことも。
矯正前の状態を忘れている
矯正治療を始めると、矯正前の歯並びの状態があやふやになることも少なくありません。矯正を始めてからの歯並びに見慣れてしまい、実際には歯並びが変わっていても元の状態がハッキリしないため、歯が動いていないと感じるのです。
実際の動きが遅い
担当医の指示を守らなかった場合は、歯が動かず歯並びは変わりません。たとえば顎間ゴムを付けなかった、1日のマウスピースの装着時間が20時間未満などのことが守れなかった場合、歯並びは変わりません。
その他にも、歯と顎の骨が癒着している「アンキローシス」という状態は、歯が動かない原因になります。指示されたことを実践するのが難しい場合は、なるべく早く担当医に相談しましょう。
なお、アンキローシスについて詳しく知りたい方は、こちらのページもあわせてご覧ください。
矯正装置による歯並びの変化に差はある?
矯正装置には大きくわけてワイヤー矯正とマウスピース型矯正の2種類があります。ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットを付けた上にワイヤーを通して引っ張りながら歯並びを整える治療法です。
大きな動きから細かな動きまで調整でき、ほとんどの症例に対応可能な点が特徴。また、装置を歯に固定しているため、患者自身で外すことはできません。常に歯に矯正力をかけていて、比較的早く歯並びの変化を感じるでしょう。
一方で、マウスピース型矯正は何十枚ものマウスピースを交換しながら、歯並びをキレイにする治療法です。マウスピースは透明で目立ちにくいですが、症例によっては適応できないことも少なくありません。
また、食事や歯磨きの際には取り外しできる点が特徴的。マウスピース型矯正は断続的に歯に矯正力をかけ、比較的緩やかに歯を移動させるため、矯正開始から半年ほど経ってから歯並びが変わったと感じる傾向です。
まとめ
歯並びの変化が見られるのは、矯正開始から約3ヶ月〜6ヶ月ほど経過した頃が多いです。歯並びの変化が見られる時期は歯並びや年齢、治療法などによって異なります。
また、担当医からの指示を守らない場合は歯が動かないため、指定されたことは必ず守りましょう。なお、当院の矯正治療に興味のある方は下記のページもご覧ください。
歯科矯正は、治療期間が長くなります。歯並びの変化を楽しみながら、最後まで治療を続けましょう。
博多矯正歯科ってどんなところ?
★博多駅直結!KITTE博多8階★
・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
・カウンセリング数 年間4000件
日本成人矯正歯科学会認定医在籍!
平日20:30まで診療しておりますので、お仕事や学校帰りに通院する事も可能です。
また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。
矯正歯科選びに迷われている方はぜひ博多矯正歯科KITTE博多院へお越しください!
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