投稿日:2024.12.11
すきっ歯になる原因は?放置するリスクや治し方をご紹介
「歯と歯のすき間が気になる……。」
小さな頃からすきっ歯が気になる場合もありますが、大人になってからすき間が気になることもあります。
すきっ歯になる原因はいくつか考えられ、改善できる原因もあります。
そこで今回は、すきっ歯になる原因や放置するリスク、治し方について詳しくご紹介します。
目次
すきっ歯はどの様な状態?
すきっ歯は、歯と歯の間にすき間があいている状態ですが、大きく分けて「空隙歯列弓」と「正中離開」の2つになります。
・空隙歯列弓
前歯・奥歯のいずれかにすき間がある場合
生まれつきの歯の大きさや歯の本数が少ないなどの要因が考えられます。
・正中離開
上の前歯にすき間がある場合
日常的な歯並びを悪くするくせを続けている場合や小帯が歯と歯の間に入り込んでいる場合などが考えられます。
すきっ歯になる原因は?
・歯の本数が少ない
永久歯の本数は28本(永久歯を除く)ありますが、生まれつき歯の本数が足りない「先天性欠如」の場合歯列のスペースが開いてしまうため、すきっ歯の原因になります。
また、通常より歯が小さい矮小歯の場合も歯列にスペースが余ってしまうため、歯と歯お間にすき間が開くことがあります。
・日常的な悪習慣
舌を歯に押し付けるくせ
日常的に舌を歯に押すくせがある場合、歯並びが悪くなる原因になります。
特に前歯を押してしまうため、すきっ歯や出っ歯になる可能性があります。
下唇を噛むくせも同様に前歯に圧がかかるため、前歯が外側に押されてすきっ歯になることがあります。
長期間の指しゃぶり
赤ちゃんのころの指しゃぶりは、気持ちを安定させる目的があると考えられており、無理に止めさせる必要はないでしょう。
ただし、3歳以上になっても指しゃぶりが習慣化していると、歯並びに影響が出てくる可能性があります。
歯を前に押す習慣のため、前歯が開いてしまい、すきっ歯になる可能性があります。
歯ぎしり
歯ぎしりは寝ている時に無意識に行っているケースが多く、自分では気づきにくい悪習慣です。
家族の方から指摘されて初めて気づくことも多く、歯や顎に負担がかかるだけでなく、強い力がかかり続けるため、歯が削れたり移動したりして、すきっ歯になることもあります。
・上唇小帯が入りこんでいる
上唇小帯は、上唇との間にある筋のことで、通常は歯茎の部分にありますが、異常に発達することで歯と歯の間に入り込んでしまう場合があります。
そうすると、歯と歯の間にすき間ができてしまい、すきっ歯になることがあります。
・歯周病
歯周病は、歯垢の中にひそんでいる歯周病菌が歯茎に炎症を引き起こす疾患です。
自覚症状が少ないため、症状が進行しやすく、悪化すると顎の骨を溶かしてしまうことがあります。
そうすると、歯を支えている部分が少なくなってしまうため、歯がグラグラしてしまいます。
その結果歯並びが悪くなり、歯と歯の間にすき間があいてしまうことがあります。
すきっ歯を放置するリスク
審美的な問題
口元は顔の印象に大きく影響します。
前歯にすき間が開いていると、口元に自信が持てずに話す時に口元を覆ってしまうこともあります。
口元にコンプレックスを抱くと、消極的になってしまうこともあるため、改善した方が良いでしょう。
発音の影響
歯と歯にすき間があると、空気が漏れやすく発音に影響が出る場合があります。
特に、「サ行」、「タ行」、「ラ行」が発音しにくくなる傾向になります。
滑舌に影響が出ると、聞き返されることがあるなど話すことに抵抗感が出ることも考えられます。
むし歯や歯周病のリスク
すきっ歯の場合、そのすき間に汚れが残りやすくなります。
歯ブラシも届きにくいため、磨き残しからむし歯や歯周病のリスクが高くなります。
消化気管に負担がかかる可能性がある
歯と歯の間にすき間があいていると、正しいかみ合わせではないため、負担がかかっている部分があります。
そのため、前歯で噛み切りにくかったり、奥歯で噛みにくかったりするなど咀嚼能力が低下します。
すきっ歯の治療法とは?
すきっ歯の治療法は大きく分けて2つあり、「矯正治療」と「被せ物の治療」があります。
すきっ歯はデメリットが多いため、早めに対処することが大切です。
・被せ物の治療
すき間が開いている部分の歯を削って被せ物をする治療です。
治療期間は、比較的短期間で完了する場合が多いですが、一番のデメリットは、歯を削る点です。
天然歯と被せ物の治療を比較すると、被せ物の段差に汚れが残りやすく、二次むし歯のリスクも高くなります。
また、大きく歯を削る場合には神経の治療が必要なケースもあります。
歯の神経には、栄養や水分を供給する大切な役割があり、歯にトラブルが起きた時に伝える痛覚もあります。
神経を抜いてしまうと、栄養を受け取ることができず、歯の強度が弱くなります。
そうすると、歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。
・矯正治療
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正は、歴史のある矯正方法で歯の表面に「ブラケット」というパーツをつけてワイヤーを通し、矯正力をかけて歯並びを改善する方法です。
表側矯正
表側矯正は、ワイヤー矯正の1つで、歯の表側のブラケットとワイヤーをつける方法です。
大幅に歯を動かす歯並びにも対応しており、多くの症例に対応しています。
従来は、金属の装置が主流だったため、矯正中の装置の見た目が気になる場合がありましたが、白の審美ブラケットやワイヤーも選択できるようになり、矯正中の見た目が気になる方の選択肢が増えました。
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正(舌側矯正)は歯の裏側に矯正装置をつけて、歯を整える矯正方法です。
歯の裏側に装置をつけるため、周囲の方から矯正装置がほとんど見えないメリットがあります。
また、内側から歯に力をかけるため、出っ歯や受け口などの歯を内側に動かす歯並びを効率的に動かすことが可能です。
ただし、歯の裏側に装置をつけるため、歯科医師の技術力や経験が必要です。
当院は、裏側矯正の症例が数多くあり、対応していますので、お気軽にご相談ください。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、口の中をスキャンしてぴったり合ったマウスピースを作製し、少しずつ形の違うマウスピースに交換しながら、歯を動かす方法です。
取り外しができるため、食事や歯磨きの時に装置を外すことができ、今まで通り食事や歯磨きが可能です。
また、透明の薄いマウスピースを使用するため、矯正中の見た目が分かりにくい特徴があります。
ただし、取り外しができる分、自己管理が必要な方法です。
1日20~22時間の装着が必要ですが、取り外している時間が長くなると治療計画通りに進まなかったり、マウスピースを作りなおししなければいけなかったりする場合もあります。
【まとめ】
すきっ歯は見た目だけでなく、むし歯のリスクや滑舌への悪影響など機能的な面でもデメリットの多い歯並びです。
そのまま放置していても、自然に治ることはほとんどなく、悪習癖が原因のすきっ歯の場合には、さらに症状が悪化することもあります。
そのため、すきっ歯の治療をして改善することが望ましいです。
すきっ歯の治療は、被せ物の治療と矯正治療がありますが、被せ物の治療は歯を削るデメリットがありますので、治療前に確認しておきましょう。
矯正治療の場合は、歯並びはもちろんかみ合わせも改善することができるため、口内環境が良くなります。
矯正治療もワイヤー矯正の表側矯正だけでなく、裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース型矯正もありますので、患者様の歯並びとご希望に合った矯正方法をご提案いたしますのでお気軽にご相談ください。
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