投稿日:2022.4.8
トータルフィー制度【治療費のしくみ】
皆さんこんにちは!
本日は、矯正ご検討中の方でもあまり知らない矯正治療のご請求方式についてお話いたします。
☆ご請求方式の種類について
歯列矯正の治療費ご請求の方式は大きく分けて以下の2種類があります。
➀都度払い
②トータルフィー
➀都度払い
都度払いは初回の金額に調整費用や急患対応費用が含まれていないご請求方式になります。
ご契約時に装置代などの矯正初期に発生にする料金が設定され、毎月の調整費などは都度、窓口で清算をするようになります。
よく分割払いと混同されることもありますが、分割払いは大きな金額を契約しその金額を分割して払うものになりますので、根本的な仕組みが異なります。
②トータルフィー
トータルフィーは「基本的な治療」に発生する料金を全て含めたご請求方式で、治療費総額制や総額提示方式などと呼ばれることもあります。
詳しい内訳は医院によって異なりますが、大まかには装置代・毎月の調整費用、急患対応費用が含まれています。
「基本的な治療」とは、どの患者様でも必ず行う治療のことで、その患者様の症例によって追加で必要になってくる料金は含まれていません。
例えば、抜歯矯正と非抜歯矯正でご説明すると非抜歯の方は追加料金が不要ですが、抜歯矯正の方は抜歯本数でもその料金が患者様ごとで異なります。
☆メリット・デメリット
それぞれのご請求方式のご説明を終えたところで、この2種類のメリット・デメリットについてもご説明していきます。
都度払いは初回ご請求時の金額が抑えられていますので、なんといってもスタートしやすいところが魅力ではないでしょうか。
大きな金額を一度に支払う事は難しいしデンタルローンなどで借入もしたくない、でもとりあえず矯正はスタートさせたいと考えている方にはおすすめです。
デメリットとしては最終的な金額が明確ではないことがあります。
都度払いは装置代など初回に発生する料金以外は全てその都度お支払いになるので、毎月の調整費や急患対応費を毎回窓口で支払う必要があり、お金を準備して通院する手間もあります。
また、装置が取れた時などに診てもらうのも診察料が発生しますし、おおよそ3000円~5000円が毎月の調整時に請求されるとなると仮に治療が延長した場合、当初の想定よりも金額が高くなることも考えられます。
トータルフィーは医院や装置で設定価格は変わるにしても初回ご請求の金額が大きい場合がほとんどなので、料金がネックになる患者様もいらっしゃいます。
この点は、トータルフィーの場合はデメリットに感じる点かもしれません。
しかし、基本的な部分では初回に支払いをしているので、手ぶらで診療に来ても問題がないことがほとんどです。
また、しっかりと金額の提示があるので、どれくらい矯正費用に使用したのかが明確にわかり、治療期間が延長した場合でも追加料金の心配をする必要はありません。
ちなみに、博多矯正歯科ではトータルフィー制度を採用しています。
当院では、基本治療費の中に装置作製費用+毎月の調整費用+急患対応費用が含まれています。
皆様の矯正歯科選びのポイントとしてお役立て頂ければと思います。