投稿日:2024.12.21
ハーフリンガル矯正を選ぶメリットを徹底解説
「ハーフリンガル矯正をやってみたいけど、どんなメリットがあるんだろう?」
「ほかの矯正方法との違いについて詳しく知りたい」
みなさんは、ハーフリンガル矯正をご存じでしょうか?
歯列矯正と一口に言っても治療の種類はさまざまあり、それぞれメリットやデメリットが存在します。
今回は、そのなかでもハーフリンガル矯正にスポットを当てていき、特徴やメリットを中心に詳しくお話したいと思います。
みなさんの歯列矯正の選択肢としてハーフリンガル矯正がどのような価値があるのか、本記事を通じて学んでいただけると幸いです。
目次
ハーフリンガル矯正はどんな治療?
まず、「リンガル」という言葉自体に聞き馴染みのない方も多いと思います。
リンガルとは舌側を意味しており、歯の裏側を示す言葉です。
つまり、歯の裏側に矯正装置を装着するという意味になりますが、ハーフという言葉もあるように〈半分・裏側装着、半分・表側装着〉するという、少し変わった治療になります。
では、なぜ半分(片側)ごとに装置をつける位置が異なるのか、理由は以下の通りです。
ハーフリンガル矯正は表側矯正と裏側矯正(舌側矯正)のいいとこどり
ハーフリンガル治療は、ワイヤーとブラケットという器具を歯に固定して歯を移動させていきます。
従来のワイヤー矯正といえば、上下の歯の表面に器具を固定して治療するイメージが強いのではないでしょうか?
表側固定だと、周囲に矯正していることがもろにバレてしまうというデメリットがありますよね。
ですが、ハーフリンガル矯正では上の歯の裏側、そして下の歯の表側に器具を装着することで、矯正器具が目立ちにくいという特徴がある治療法なのです。
ここで、表側矯正と裏側矯正(舌側矯正)のメリットを紹介します。
〈表側矯正のメリット〉
- 多くの症例に対応できる
- 裏側矯正(舌側矯正)より治療費が安価
- 食事や発音がしやすい
〈裏側矯正(舌側矯正)のメリット〉
- 矯正装置が目立たない
- むし歯になりにくい
こうしたメリットを掛け合わせたハイブリッド式な治療がハーフリンガル矯正です。
いわば、表側矯正と裏側矯正(舌側矯正)のいいとこどりな治療ともいえますね。
ハーフリンガル矯正の5つのメリット
いいとこどりの治療であるハーフリンガル矯正には、やはり多くのメリットが存在します。
1つずつ詳しく解説しながら紹介しましょう。
①「矯正装置が目立ちにくい」
これまで何度も出てきたように、ハーフリンガル矯正の最大のメリットは表側矯正に比べて矯正装置が目立ちにくいことです。
矯正装置には金属製のほかにも樹脂やセラミック素材でできた装置もありますが、いずれも周囲に矯正していることがバレやすいのが難点でしょう。
ところがハーフリンガル矯正では上の裏側に装置を固定するため、比較的目立たないことが特徴です。
②「食事しやすい」
裏側矯正(舌側矯正)の場合、矯正装置を上下裏側に固定することから食事がしにくいといわれています。
しかし上の裏側だけに装置があるハーフリンガル治療では、そこまで食べ物がつまったり挟まったりすることなく食事がしやすいのです。
食事は毎日の日常行為なので、少しでもストレスを感じない点はメリットの1つでしょう。
③「発音や滑舌の影響が少ない」
食事と同じく、発音や滑舌も裏側矯正(舌側矯正)を主体と考えるとハーフリンガル矯正のほうが影響が少ないといえます。
会話をするときは、発音によって歯の裏側に舌を当てる必要がありますよね。
ハーフリンガル矯正でも多少は発音しにくい面はあるものの、裏側矯正(舌側矯正)と比較すると大きな支障はないといえるでしょう。
同じ理由で滑舌も同様です。
④「治療費を抑えることが可能」
ハーフリンガル矯正は症例によっても変わりますが、治療費は表側矯正と裏側矯正(舌側矯正)の中間の金額が相場です。
「矯正装置をつけていることを周囲に知られたくない」
「治療費を安く抑えたい」
という方にとってハーフリンガル矯正は、非常に有効な治療法でしょう。
⑤「固定装置なのでマウスピース型矯正より楽」
マウスピース型矯正も人気の治療法ですが、ワイヤー矯正と違う点は装着時間を守る必要があることです。
1日20時間以上装着しなくてはいけないため意識的にマウスピースを装着していく必要がありますが、自己管理が苦手な方にとっては苦痛かもしれません。
その点、ハーフリンガル矯正は固定式であることから「装着しなきゃいけない」というストレスを抱く必要がないのはうれしいですよね。
ハーフリンガル矯正で注意しておくべき4点
ハーフリンガル矯正のメリットを知って、治療してみたいと感じる方も多いでしょう。
非常に効率的で無駄がない治療ではありますが、やはり注意しておくべきポイントはあります。
この章では、ハーフリンガル矯正をはじめてみたいと思う方こそ知っておいてほしい注意点を紹介していきます。
①「清掃しにくい」
もともとワイヤー矯正自体、歯磨きがしにくいという特徴があります。
固定式の装置のためブラケットやワイヤー部分に食べ物が挟まりやすく、清掃はいつも以上に念入りにおこなわなければなりません。
清掃を怠ると、むし歯や歯周病などリスクが上がってしまいますので、矯正治療をはじめる前に歯科医師や歯科衛生士から適切な歯磨き指導を受けておくと安心です。
②「舌を傷つけやすい」
上の裏側に矯正装置を固定するため、慣れていないと舌を傷つけてしまう可能性が考えられます。
どうしても装置を装着したはじめのうちは慣れないため、無意識に舌で触ってしまう機会が多くなるからです。
慣れていくにつれて舌の置き場所は安定していきますが、それまでは舌の動きが不安定になることを念頭においておくといいでしょう。
③「完全に矯正装置が見えないわけではない」
表側矯正にくらべるとハーフリンガル矯正のほうが目立ちにくいというメリットはあります。
しかし、下の表側に矯正装置を装着することから完全に目立たないとは言い切れません。
過蓋咬合のように上の歯によって下の歯が見えにくい方は装置が目立ちませんが、それ以外では、多少周囲に装置が見えてしまうことは覚えておきましょう。
ハーフリンガル矯正治療の流れ
実際にハーフリンガル矯正をおこなうとき、どのような治療の流れになるのか簡単に紹介します。
カウンセリング
↓
精密検査
↓
診断
↓
契約
↓(装置待ちの間に虫歯治療や親知らずの抜歯)
装置装着
契約後にすうに装置を着けるわけではなく装置が完成するまで、少し時間がかかります。
当院では2ヵ月程度みていただくといいでしょう。
ハーフリンガル矯正は患者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイド式で進めていきますので、かかる期間についてもあらかじめ担当医に相談しておくと安心です。
ハーフリンガル矯正をおこなうクリニックは少ない傾向にあり
矯正治療の種類は多くあるものの、ハーフリンガル矯正をおこなうクリニックはあまり多くない印象です。
その理由は、裏側矯正(舌側矯正)やハーフリンガル矯正は専門的な知識や技術の習得に時間がかかるからだといわれています。
大学病院でも扱わない矯正科もあることから、それだけ難しい治療であることがわかります。
ハーフリンガル矯正が気になる方は当院のカウンセリングがおすすめ
当院では、ハーフリンガル矯正に精通した歯科医師が所属していることから、患者さまに安心して治療を受けていただけるように環境を整えております。
もし、治療について相談したい、聞いてみたいという方はカウンセリングを設けておりますので、ぜひ活用してみてください。
もちろん、治療する・しないの選択は患者さまの自由ですので、お話を聞いてから判断していただいて構いません。
また、すでに治療をしているけど気になることがあるという方は、当院でセカンドオピニオンを受けていただくことも可能ですよ。
患者さまが後悔のないように全力でサポートいたしますので、まずはお気軽にご予約くださいね。
スタッフ一同、心よりお待ちしております。
博多矯正歯科ってどんなところ?
★博多駅直結!KITTE博多8階★
・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
・カウンセリング数 年間4000件
日本成人矯正歯科学会認定医在籍!
平日20:30まで診療しておりますので、お仕事や学校帰りに通院する事も可能です。
また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。
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