投稿日:2023.4.22
前歯がしみる原因は?対策と自分でできるホームケアについて
こんにちは!博多矯正歯科KITTE博多院です。
冷たいものは冷たいうちに、熱いものはアツアツのまま食べたいですよね。しかしながら、そのままの温度で食べると前歯がしみてしまって食べにくいこともあるかと思います。今回は前歯がしみてしまう原因や、対処方法についてお話いたしますのでご参考になさってください。
目次
前歯がしみる原因
前歯がしみる原因はひとつではありません。様々な原因が考えられますが、ここでは代表的なものをいくつかご紹介いたします。
知覚過敏で前歯がしみる
前歯がしみるとテレビでよく聞く「知覚過敏なのでは?」と思う患者さまが多いようです。知覚過敏が原因で歯がしみることもよくあります。知覚過敏とは歯の表面のエナメル質という部分が削れ、その下にある象牙質に刺激が与えられてしみるといった症状がでるものです。
虫歯があってしみる
小さくて歯の表面だけの虫歯ですと、歯がしみたり痛みを感じることはほとんどありません。虫歯が悪化すると歯がしみて痛みがでてくるのです。虫歯が原因で歯がしみているときには、知覚過敏とは違い一時的ではなく痛みの症状がずっと続きます。
前歯がしみた場合に行う治療法
前歯がしみたときには歯科医院での治療が可能です。ひどくなる前に通院すると、症状が軽減しやすいのでご無理なさらずに歯科医院へ相談してみてください。
表面に薬を塗布、コーティングする
知覚過敏が原因のときには、歯の象牙質がむき出しになっています。そのむき出しになっている箇所に直接薬を塗布して症状を和らげる方法が有効です。また、表面にコーティングを塗るとしみる症状を予防することができます。どちらの方法も徐々に効果がなくなってきますので、歯科医師の指示に従って定期的に通院することがオススメです。
詰め物で覆う
歯の削れている部分が大きいときには詰め物で覆う方法も有効です。大きく削れているままですと汚れが溜まりやすくなるため、しみることを予防するだけではなく虫歯の予防にも繋がります。
前歯がしみている時に行うホームケア
前歯がしみるからといって、すぐに通院できないこともあるかと思います。また、ホームケアで症状が緩和できたら手軽でいいですよね。ここではオススメのホームケアについてお伝えいたします。
知覚過敏用の歯磨き粉を使う
知覚過敏用の歯磨き粉を使うとしみる症状を予防することができます。知覚過敏用の歯磨き粉にはむき出しになった象牙質を保護する硝酸カリウムという成分が入っており、使い続けることで歯の神経に刺激が伝わりにくくなるのです。
極端に冷たいもの熱い食べ物を控える
知覚過敏用の歯磨き粉を使っても症状が緩和されないときには、極端に冷たいものや熱い食べ物を控えてみましょう。それでもしみるときには知覚過敏以外の原因でしみる症状がでているのかもしれません。あまりご無理なさらずに歯科医院へご相談ください。
まとめ
前歯がしみると冷たいものや熱い食べ物を食べることが億劫になってしまうかもしれません。ホームケアで知覚過敏用の歯磨き粉を使っても症状が落ち着かないときには、症状がひどくなる前に歯科医院へご相談ください。歯科医院で歯の表面に薬やコーティング剤を塗ると、もっと食事を楽しめるかもしれません。また、通院することで知覚過敏だけではなく虫歯や歯周病といった他の疾患も早期に発見して処置していくことができます。ぜひ症状の軽いうちに治療をおこないましょう。