投稿日:2024.2.24
受け口はどこに相談したら良い?
こんにちは。博多矯正歯科です。
今回の内容は「受け口はどこに相談したら良いのか」についてお伝えしていきます。
受け口については何度か以前のブログでもご紹介しておりますが、おさらいという形で改めて受け口について詳しくお伝えしていこうと思います。
受け口で悩んでいる方や、受け口とは何か気になる方はご一読ください。
目次
受け口とは
そもそも受け口とはどういった状態のことを指すのかというと、正しい口腔内では本来上の歯が下の歯の前に位置して咬合しているのに対して、下の歯が上の歯より前に出て咬合している状態を指します。
受け口は「反対咬合」や「下顎前突」、「しゃくれ」とも呼ばれています。
正確には「しゃくれ」は顎の長さが原因で輪郭のことを指します。
受け口になる原因
受け口になる原因は先天性のものと後天的なものがあります。
① 親からの遺伝
顔や声が親と似ている例があるように、歯並びや骨格でも遺伝で似るということがあります。
しかし、親が受け口だからといって必ず遺伝するとは限りません。
また、骨格や歯並びの遺伝ではなく、親の癖を見て子供が真似て反対咬合の原因になる可能性もあります。
② 幼少期の癖
幼少期はお口周りの癖が付きやすい時期です。
吸唇癖や頬杖、顎を前に出す癖などは受け口になりやすいです。
幼少期で付いた癖は、時間が経つにつれ定着し、改善するのにも時間がかかるため早い段階で発見し改善しましょう。
③ 下顎の過成長
顎の成長途中の段階で上顎よりも下顎が発達し、大きくなることで受け口になることがあります。
このような状態になる原因の1つとして、舌の位置が関係してきます。
下の正しい位置は上顎にくっつき、支えている状態です。
舌が下がっている状態は下顎を過成長させる可能性があります。
受け口を放置するとどうなる?
受け口を放置すると口腔内に悪影響が及びます。
① 経過するにつれて、より受け口が目立つようになる
身体の成長とともに下顎の骨も成長します。
そのため放置すればするほど成長期にかなり顕著になる可能性があります。
審美的な問題も抱えることになるでしょう。
また改善のために外科手術が必要になる方もいます。
② 咀嚼機能の悪化
受け口になることで噛み合わせも悪くなります。
かみ合わせのズレがある状態でそのまま経過していくと顎に過度な負担をかけ、痛みを感じる可能性も出てきます。
それが続くと咀嚼機能にも問題が発生してきます。
③ 発音の不明瞭さ
受け口になることで発音が難しくなります。
特に「サ行」は発音の不明瞭さが際立ちます。
④ 顎関節症のリスクが高くなる
前述した通り、顎に負担がかかるため将来的に顎関節症になる可能性があります。
上記の通り、放置すると受け口は悪化する可能性が高いです。
悪化することで見た目のコンプレックスを強く感じるようになったり、顎関節症や咀嚼機能の低下などの生活面でのデメリットも発生します。
受け口の治療方法
今回の本題「受け口はどこで相談すれば良いのか」について触れていきたいと思います。
結論、矯正歯科または大学病院にご相談ください。
大学病院の場合
オペが必要な場合、大学病院では保険適応になる可能性がございます。
ただし、全員が適応になるわけではなくあらゆる条件を満たしている方のみですので、受診してみなければ分かりません。
適応になればかなり安く矯正+オペが可能ですがデメリットもあり、表側矯正(シルバー)のみで、治療期間がかなり長くなります。
また、大学病院が平日の夕方までしか診療をしていないため、社会人の方は通院自体が難しいことも多いです。
費用重視である程度時間の融通が利く方にはオススメです。
矯正歯科の場合
一般の矯正歯科では、まず外科矯正を行っている医院が限られますので、オペの可能性の高い受け口の方は外科矯正をしている病院かどうかをよく調べて受診されることをオススメします。
費用は自費診療になりますのでかなり高額になりますが、その分装置の種類も選べますし、サージェリーファーストの場合は治療期間が短いことも大きなメリットの一つです。
また、先にオペをするため見た目の変化がかなり早いのが特徴です。見た目にコンプレックスのある方には嬉しいメリットですよね!
当院では自費治療でサージェリーファーストを行っておりますが、オペ自体は当院では行っておらず、提携先の医院でオペだけして矯正は当院で行うという流れになります。
料金につきましてはHPをご覧ください
→当院の料金表
博多矯正歯科では大きく分けて、表側矯正・裏側矯正・マウスピース矯正の3種類から患者様の口腔内の状態やライフスタイルに合った矯正器具を提案させていただきます。
今回は受け口についてのまとめと相談場所についてでした。
歯列矯正を考えている方の参考に少しでもなれたら嬉しいです。
では次回もお楽しみに。