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投稿日:2023.7.31

受け口はなぜ声がこもるのか?

「声がこもるのは受け口のせい?」とお悩みではありませんか?
歯並びの種類によっては発音に支障をきたす場合があり、とくに受け口はリスクが高めです。発音が悪いと聞き返されることが多くて会話自体が億劫になったり、人付き合いを避けるようになったりする場合もあるため、注意しなければいけません。
こちらのページでは、受け口で発音障害がおこりやすい理由や矯正治療の必要性についてまとめました。発音でお悩みの方はぜひご参考ください。

受け口で発音障害がおこりやすい理由

受け口 下顎前突

程度には個人差がありますが、受け口で発音障害がおこるケースは珍しくありません。
どのような理由があるのかをくわしくみていきましょう。

周囲の目を気にして口をあまり開けない

聞き取りやすい発音にするには、口をしっかり開けて話す必要があります。しかし、口元にコンプレックスがある方は「見られたくない」という気持ちがあるため、開ける範囲が狭くなりがちです。声がしっかり相手に届かないことで、聞き取りにくい印象を与えてしまいます。

上下顎の前歯の間にすき間がある

噛み合わせ 隙間

もれる空気の量が通常よりも多いため、発音に支障がでます。とくにサ行やタ行の発音が難しく、こもったように聞こえるのが特徴です。
下顎全体が前方にズレている場合は舌の位置も通常より前にあり、上顎の前歯に当たってうまく上に上げることができません。歯が原因の受け口よりも発音が聞き取りにくい傾向にあります。

唇が閉じにくい

重度の受け口だと、唇を自然に閉じられないケースも少なくありません。漏れる空気の量がさらに多くなり、サ行やタ行だけでなく唇を閉じなければ発音できないマ行も聞き取りにくくなります。

矯正治療で受け口を治して発音を良くしよう

歯並びやかみ合わせを整えてすき間をなくすことで、発音が良くなり聞き取りやすくなります。見た目やお手入れがしやすくなることで口臭のリスクも抑えられるため、印象を大きく変えたい方にはとくにおすすめです。
歯以外の唇や舌に癖がある場合は、癖を直すMFT治療が矯正治療とは別で必要ですので、気になる方はご相談ください。

矯正治療をせずに発音をよくする方法は?

唇や舌の癖が発音障害の原因の場合は、MFT治療のみで改善が期待できますが、歯並びやかみ合わせが原因の場合は矯正治療でしか治せません。かみ合わせに問題がある状態を放置すると、一部の歯や顎関節に負担がかかり、歯のヒビや破折、顎関節症のリスクが高まるため注意が必要です。

受け口で発音が気になっている方は当院までご相談を

カウンセリング 診断

受け口にも程度があり、発音障害をともなうのは基本的に中度から重度です。発音はコミュニケーションに欠かせない要素であるため、できるだけ早めに治療を始めるほうがメリットは大きいでしょう。原因は複数存在することから、一度は歯科医院で確認することをおすすめします。原因をはっきりさせることで、発音を改善するための方法がみつかり、精神的ストレスの軽減にも役立ちます。
当院では、まずカウンセリングを行い、必要であれば精密検査でより具体的に状態を把握して、最適な治療法をご提案しております。
受け口が原因の発音障害を解消して、話す楽しみを取り戻しましょう。

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