投稿日:2024.11.23
口ゴボは歯列矯正でどこまで治せるの?
口ゴボは口元が前突気味になっていますので、顔の中でも口元が目立つ印象になりがちです。口ゴボが原因で見た目にコンプレックスを感じている方もいるのではないでしょうか?矯正治療で歯並びを治すことで口ゴボが改善されるのか気になりますよね。今回は、口ゴボが気になっている方のために、どのような矯正治療方法があるのか、改善が見込めるのかなどについて詳しく説明していきます。
目次
<口ゴボってどんな状態のこと?>
口ゴボとは、上下の歯が前突していることが原因で口元がモコっと盛り上がっている状態のことを言います。
歯が突出しているので唇で覆うと鼻下が伸びたり、下唇が上がることで下あごに梅干しジワができやすくなります。鼻先と下あごの先を結んだEラインの中に口元がおさまっていると、審美的にも美しいラインとされていますが、口ゴボの状態ではEラインにおさまらず外に飛び出していることがほとんどです。
<口ゴボとEラインの関係性>
Eラインとは、エステティックラインの略で横顔を見たときに、鼻先と下あごの先を結んだ美の基準となる直線上のラインのことです。歯科矯正だけでなく美容の分野でも指標にされています。このEラインの内側に口元が位置していると美しい容姿になります。女優や俳優・タレントの方など顔立ちが整っている方は、横顔のEラインもキレイなラインで結ばれていることが多く美しい印象を与えます。顔立ちがキレイな海外の方が多い理由も、アジアの人に比べて鼻が高く少しだけあご先がクッと前に出ているためです。
<どうして口ゴボになるの?5つの原因と治療方法>
出っ歯でなくても口ゴボになることはあります。どのようなことが原因で口ゴボになってしまうのでしょう?ここでは、口ゴボになる原因とその改善策について詳しくご説明していきます。口ゴボが気になる方は、どこに当てはまるのか確認しながら読むと、適切な対策方法の参考になるかと思います。
1.【出っ歯が原因(上顎前突/じょうがくぜんとつ)】
上の歯が前に飛び出ている状態のことです。いーっと歯を噛んだ時に、上の前歯が下の前歯よりも5ミリ以上突出していると出っ歯と言います。このよう場合、歯が飛び出ている分、唇が盛り上がるので口ゴボの印象になりやすくなります。
【対策】
でっ歯の原因は、歯並びや歯の角度がつきすぎていることにあるので、歯列矯正で治療をすることができます。上の歯をグッと後方に下げることで、唇の盛り上がりも改善されるので治療後の口元の印象はガラッと変わることが多いでしょう。上下で歯列矯正をするのか、上の歯のみを歯列矯正をするのかでも変化量は変わってきますので、担当医師と相談してみましょう。
2.【上下の歯の前突】
上の歯のみが出ている出っ歯とは違い、上下両方の歯が前突している状態で、口ゴボの印象は出っ歯よりも強くなります。上下の歯の噛み合わせも、歯のせったんで噛んでいるので歯並びに加えて噛み合わせもよくない状態です。
【対策】
上下の歯並びと歯の傾きに原因があり口ゴボになっているので、歯列矯正が効果的な改善策と言えます。前突している前歯の傾きを治し、上下の歯並びを正しい位置に並べていきますので、矯正治療後の口元の変化は大きくなります。
3.【鼻が低い】
歯並びや噛み合わせもよく、適切な位置に歯が並んでいる場合は原因が歯にないこともあります。鼻が低いケースでは、横顔のEラインを結んだ時に口元が前突している印象になりがちです。しかし、歯に原因があるのではなく鼻の低さに理由があることもあります。
【対策】
鼻の低さに原因がある時には、美容外科などの医療に頼ることになるでしょう。Eラインを整えることでキレイな横顔になりますが、美容整形を希望の場合には歯科では分野外になりますので、カウンセリングは整形術に特化したクリニックに行くことになります。美容整形を受けることで改善はされますが、どの程度の高さに鼻を整形するのかでEラインや正面から見た時の印象は変わります。効果に関しては美容外科の先生にお話を聞くのがいいでしょう。
4.【唇に厚みがある】
歯並びが整っている場合でも、唇に厚みがあると口元がモコっと盛り上がった印象につながることがあります。唇の厚みには個人差がありますので、唇が分厚い方も中にはいます。そのような方は口ゴボに見られやすこともあるようです。
【対策】
唇の分厚さが原因で口ゴボになっている方で、Eラインを整えたい場合には美容外科への相談が必要になります。歯並びが整っていて歯に原因があるわけではないケースでは、効果がない治療方法になってしまいますので矯正治療自体がおすすめではないことがあります。
5.【アデノイド顔貌】
アデノイドとは、鼻の奥にあるリンパ組織のかたまりで体の中に入ってきた細菌を排除してくれる役割があります。アデノイドは2才頃から大きくなり6才の時にもっとも大きくなります。そして10才頃までに自然と小さくなると言われています。しかし、アデノイドが大きすぎたりすると耳・鼻・喉に症状を引き起こすことがあります。アデノイドが大きくなることで顔に出る特徴のことを「アデノイド顔貌」と言います。
口元が前に出ていたり、二重顎になりやすい、あごと首の境目がわかりにくいなどの印象につながってきます。
【対策】
アデノイドが大きくなり、症状が出ている時には口からアデノイド切除用のメスを入れて切ることになります。治療をすることで、口ゴボがどのくらい改善するのかは担当の医師に相談してみましょう。
<口ゴボを矯正治療で治す時どんな治療をするの?>
口ゴボの原因が歯並びにあった時に、効果的な治療方法は歯列矯正であることを先にお話しました。では、矯正治療で治す時にはどのような方法があるのでしょう?治療方法の種類ややり方についてご説明していきます。
種類
【ワイヤー矯正】
歯にブラケットという透明な装置を付けてワイヤーで引っ張りながら歯並びを変えて行く方法です。ブラケットを付ける位置は歯の表側と裏側のどちらか選ぶことができます。自分では取り外しができないので、定期的な来院で担当医にワイヤーの調整をしてもらうことになります。
【マウスピース型矯正】
透明なマウスピースを装着して歯を移動させて行く方法です。ワイヤー矯正の装置が目立つのがイヤな方に人気の方法になります。着脱が自分でできるので便利な方法でもありますが、1日の中で装着時間が決められているので自分でルールを守っていかないと歯の移動が進みません。
【小児矯正】
子供の時に行う矯正治療で、あごが小さくて歯が並びきらないケースの時にあごの骨の成長を促進させる装置をお口の中に入れます。あごを大きく広げることで歯が並ぶスペースを確保します。あごの成長が完了してしまっている大人には適応しない方法です。
※当院ではおこなっておりません
方法
【抜歯】
抜歯をしないで矯正治療ができるケースもありますが、大人になってあごのスペースが足りない方は、歯を抜いてスペースの確保をしてから歯並びを整えることがあります。
【歯を削る】
歯を並べるだけのスペースがない方でも、歯を抜くほどではないケースがあります。そのような時には、数本の歯を少しづつ削ってトータルで数ミリのスペースを確保することで、キレイに歯並びを整えることができます。
【歯を後方に下げる】
口ゴボでは、歯並び全体を後方に下げる方法をとることがあります。このようにすることで前歯の前突感の改善効果を上げることができます。
【あごを広げる】
特に小児に行われる治療方法ですので、年齢によって適正な時期が決まっています。あごを広げて歯が並ぶだけのスペースを確保することができます。
<まとめ>
今回は、口ゴボの治療方法と改善策についてご説明しました。自分の状態がどれに当てはまるのかによって治療方法が異なりますので、まずはカウンセリングで歯に原因があるのか、または他に理由があるのか現状を知ることから始めてみてはいかがでしょう。
当院では、小に矯正以外は全て治療を行っております。
矯正のみで改善可能かオペも必要かは検査次第ですので、まずは一度ご相談ください!
博多矯正歯科ってどんなところ?
★博多駅直結!KITTE博多8階★
・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
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日本成人矯正歯科学会認定医在籍!
平日20:30まで診療しておりますので、お仕事や学校帰りに通院する事も可能です。
また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。
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では次回もお楽しみに。