投稿日:2023.8.16
口臭や歯周病、虫歯予防につながる補助的清掃用具
こんにちは。博多矯正歯科です。
皆さんは普段歯を磨く際、歯ブラシ以外にも何か補助的なブラシ類を使用していますか?
実は普段使用している歯ブラシだけでは、しっかり磨いても歯の汚れは全体の約50~70%ほどしか磨けてないのです。
そこで今回は、「口臭や歯周病、虫歯予防につながる補助的清掃用具」についてお話ししていきたいと思います。
歯ブラシ1つで歯磨きを終えている方や、どんな補助的清掃用具があるのか興味がある方はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
目次
補助的清掃用具とは
そもそも「補助的清掃用具」とは何なのかと言いますと、歯ブラシ以外のお口の中を清掃する用具のことを示します。
補助的清掃用具を併用することにより、歯の汚れの除去率は80~90%に上がるといわれております。
補助的清掃用具の種類としましては、
- 歯間ブラシ
- タフトブラシ
- デンタルフロス
- 舌ブラシ
などが挙げられます。
ではこれらの補助的清掃用具を併用した場合、どんなメリットがあり、どんなデメリットがあるのでしょうか。
補助的清掃用具を併用するメリット
冒頭にもお伝えしましたが、歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、歯垢除去率が格段に上がります。
歯垢除去率が上がると、自然と虫歯や歯周病になるリスクが軽減されます。
また、歯の汚れによる口臭も防ぐことができます。
タフトブラシは矯正器具のついた歯に適しており、併用することで矯正器具の周りの磨きにくい細かなところをきれいに磨くことができます。
舌ブラシは、舌苔と呼ばれる舌の表面にある汚れを落とすのに最適です。併用することにより、口臭の予防に繋がります。
メリットまとめ
歯垢除去率UP→虫歯や歯周病のリスク軽減、口臭予防
補助的清掃用具を併用するデメリット
歯ブラシもそうですが、基本お口の中の清掃用具を使う場合は力がこもりすぎないよう注意しましょう。
勢いよくブラッシングや補助的清掃用具を使用すると歯茎に負担がかかり出血や退縮の原因となります。
そして舌ブラシは口臭予防として、すればするほど良いと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、それはむしろ悪化させる可能性もあるのです。
舌を磨きすぎることで粘膜が傷つき口臭を悪化させたり、味覚障害を起こす可能性があるかもしれません。
磨きすぎないように気を付けましょう。
デメリットまとめ
・補助的清掃用具を併用する際は力加減を考える→出血や退縮を防げる
・舌ブラシは使いすぎない
補助的清掃用具でも使い方を間違えると、歯肉退縮を起こしたりお口の中を悪い状態に持って行ってしまう可能性もあります。
しかし、普段使用している歯ブラシに加えて補助的清掃用具を正しい使い方で併用することで
お口の中の環境がさらに改善し、長く健康な歯を保つことに繋がります。
今はまだ補助的清掃用具を使用していない方で
使ってみようかなと考えている方へ
1日のうちの歯磨きの時間すべてに補助的清掃用具を用いることは、すごく理想的ではありますが、続かなければ本末転倒です。
まずは1日のうちに1回でも良いので丁寧に歯を磨く時間を設けてみてください。その時に補助的清掃用具も一緒に使ってみてください。
それだけでも、歯を長く健康に保つことに1歩近づきます。そして、それがだんだんと習慣化していき、さらに歯磨きの時間にゆとりができた時
毎回の歯磨き時間に補助的清掃用具も併用してみてください。
この記事で少しでも多くの方が
歯磨きに興味を持って下さり丁寧な歯磨きの時間を設けていただけたなら嬉しいです。
ではまた次回もお楽しみに!