投稿日:2022.9.14
唇が閉じづらい…噛みにくい…歯列矯正に伴う不調とは!?
こんにちは。博多矯正歯科の中川です。
今日は歯列矯正に伴う不調についてお話します。
歯列矯正は歯並びや嚙み合わせを整えるために行う治療です。
歯並びやかみ合わせを整える為には装置をつけなければなりません。
装置がつくことで、唇が閉じづらかったり、かみ合わせに違和感を感じたり、不調を感じることもあります。
歯列矯正する上での不調はどんなことがあるか知っていますか?
*唇が閉じない
①装置の厚みによる閉じづらさ
マウスピース矯正は、歯全体を覆う為、・唇に触れる面・かみ合わせの面・舌が触れる面の全てに厚みがでます。
マウスピースの厚みは1枚0.5mmほどある為、唇が閉じづらく感じることがあります。
また1枚0.5mmのマウスピースを上下セット着けることで1mmほどの厚みになります。
厚みがある分かみ合わせが高くなり、慣れるまでは違和感や唇の閉じづらさがあります。
表側矯正に関しても、装置の厚みが2mmほどあるため唇への違和感や閉じづらさがあります。
②バイトアップによる閉じづらさ
裏側矯正や表側矯正などのワイヤー矯正はかみ合わせの状態によりバイトアップと呼ばれるレジンを歯に着け噛みあわせを高くすることがあります。
噛みあわせが深い、過蓋咬合と呼ばれるかみ合わせは、歯と装置が触れることで外れやすくなります。
裏側矯正の場合は下の前歯が上の前歯にあたり、表側矯正は上の前歯が下の前歯に当たることで装置が外れやすくなる為、噛みあわせを高くすることで装置が外れるのを防ぎます。
バイトアップをすると噛みあわせが高くなる為、唇の閉じづらさや食事のしづらさがあります。
人によっては、このバイトアップが一番きついと感じる方もいます。
バイトアップは矯正を始めて数ヶ月~半年ほどで取れることが多いです。
*かみ合わせが合わない
矯正中は、歯が動くことで咬み合わせがずれる為一時的にお食事がしづらかったり、物が噛みにくくなることもあります。
これはしっかりと歯が動き矯正が進んでいる証拠で、矯正が進むことでしっかりと噛めるようになるので心配しなくて大丈夫です。
バイトアップや矯正中のかみ合わせのズレは慣れるまでは少ししんどいですが一時的なものなので頑張りましょう♪
*口内炎による痛み
装置がつくことで口内炎や口傷ができることがあります。
また、ワイヤーが伸びることでチクチクとした痛みを感じることもあります。
ワイヤーが伸びた場合はカットをすることで痛みを改善したり、口内炎ができた場合はワックスを貼る事で痛みを緩和することができるのでご安心ください。
*口臭
矯正をすることで口臭が強くなることがあります。
歯列矯正中は装置がつくことで歯が磨きづらくなるので、どれだけキレイに磨いても歯ブラシだけでは汚れを落としきれず汚れが残ってしまうことがあります。
食べかすが残った状態では、虫歯菌を繁殖させる原因となります。
細菌が増えることにより、口臭も発生しやすくなります。
分泌される唾液には細菌を抑える効果があるのですが、乾燥した状態では唾液の殺菌効果が弱くなってしまいます。
そうすると、自浄作用が弱まって、細菌の繁殖を抑制することができなくなってしまいます。
ブラケットを装着しているときは、いつもの歯ブラシに+でタフトブラシや歯間ブラシなどを使用しお口の中をキレイに保ちましょう。
ホームケアでは落としきれない汚れは歯科医院でクリーニングすることができるので気になる方はお気軽にお声かけください♪
矯正始めると慣れるまでは、違和感や不調がありますがそれを乗り越えることでキレイな歯並びになります。
不安なことや分からない事があればいつでもご相談ください!
カウンセリングにお越しいただければ、より詳しくご説明することができるので矯正に少しでも興味がある方は一度お越しください。