投稿日:2024.1.16
唾液の効用
こんにちは!福岡市博多区にある博多矯正歯科KITTE博多院です。
今回は『唾液』についてお話していきます。
唾液はお口の中の環境を守る大事な役割を担っています。
そのため、唾液の分泌が少ないと様々な弊害が出る場合もありますのでしっかり覚えておいてください。
目次
唾液の効用
虫歯ができにくくなる
唾液には自浄作用、緩衝作用、再石灰作用といった3つの働きがあります。虫歯ができにくいよう歯を保護してくれます。
口腔内の傷や炎症などの治りを促進する
唾液の中に含まれる成分が傷の治りをサポートし促進する役割があります。
殺菌作用
唾液には、細菌や真菌などを殺す作用、それらの働きを抑える作用が期待できます。虫歯菌や歯周病菌を抑制してくれる効果があります。
食べ物を飲み込みやすくする
唾液に含まれる「ムチン」という物質は食べ物を飲み込みやすくし、「アミラーゼ」と呼ばれる物質が食べ物の糖を分解します。
免疫機能
口から体入に入ってくる細菌などから体を守るための、免疫機能という重要な働きもあります。
弱った歯を修復する作用
唾液には歯の硬い成分の1つであるカルシウムやリンが多く溶け込んでおり、弱っている歯の部分を修復して強くする作用があります。
上記のように唾液にはたくさんの効果があります。
唾液の分泌が減るとお口が乾燥するだけでなく、様々なリスクが高まることがお分かり頂けたのではないでしょうか。
ドライマウスセルフチェック
お口が乾燥しやすい人は唾液が少ないドライマウスの可能性があります!
気になる方はドライマウスかどうか下記の項目でチェックしてみてください!
- 口の乾燥感が3カ月以上続いている
- 口の中や舌が乾いて痛い
- 口の中がネバネバする
- あごの下や耳の下が腫れることがある
- 口が乾いて会話がしにくい
- 乾いた食べ物がかみにくい、または飲み込みにくい
- 水分をひっきりなしに摂る
- よく夜間に目が覚めて水を飲む
上記に該当する方はドライマウスの可能性があります。
これからご紹介する唾液の分泌を促進するマッサージをお試しください。
唾液の分泌促進
- 食べ物を良く噛んで食べる
- こまめに水分補給する
- 口呼吸ではなく鼻で呼吸する
- 舌を動かす
- 唾液腺を刺激する
などが効果的です。
唾液腺のマッサージ
5であげた唾液腺を刺激するマッサージをご紹介します。
簡単にできますのでぜひお試しください。
朝起きた時や食事前にするとより効果的です!
唾液には様々な効果がありますが、唾液に頼りすぎず、基本は歯磨きをして清潔に保つことが重要です。
年齢とともに唾液が少なくなりやすい傾向にありますので、少しでも気になる方はぜひお試しいただければと思います。
矯正治療との関係
矯正中は装置によって口腔内が刺激され唾液の分泌が多くなりやすいです。
特に裏側矯正の場合、舌に装置が当たるのでより分泌が促進されます。
ですので歯磨きはしにくいですが、意外と虫歯にはなりにくいと言われています。
もし虫歯になりやすそう・・・と心配されている方はご安心ください!
今回は唾液についてお話しましたがいかがでしたか?矯正歯科なので、矯正治療のお話も少しさせていただきました。
装置選びにはそれぞれメリットデメリットがありますので、カウンセリングの際にしっかり説明をして後悔のないよう一緒に選んで行きましょう!!
気になる方はまずはカウンセリングへお越しください。