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投稿日:2022.11.26

後戻りしないためには

皆さんこんにちは!

本日は、矯正治療後の後戻りについてお話いたします。

 

現在、歯列矯正を始めようと考えている方は、保定期間という言葉をご存知でしょうか?

実は、この保定期間は、矯正経験者の私からすると治療よりも重要になってくる期間になりますが、病院によっては説明を簡単に済ませてしまったり、そもそも説明がなかったりして矯正治療をされた方でも知らない場合があります。

 

しっかりとした歯医者であれば、歯列矯正の治療期間は、装置を外せば終わりではなく、保定期間までしっかりと患者様に頑張って頂く必要性をご説明するはずです。

というのも、せっかく痛みや違和感に耐え、毎月のご通院を頑張って、晴れて装置除去になっても、この保定期間に手を抜いてしまうと歯並びはあっという間にもとの並びに戻ってしまい、それまでの頑張りや、かけた治療費が水の泡になってしまうからです。

 

そうならない為にも、保定期間というのはしっかりと意識して過ごして頂く必要があります。

 

☆後戻りの原因☆

  1. リテーナーをしっかりと使用していなかった
  2. 舌癖で歯を圧している
  3. 治療が不適切だった
  4. 治療後の成長の為

 

後戻りの原因として考えられるのは、上記の項目にはなりますが、基本的には1と2が主な原因となってきます。

後戻りしない為には、具体的にどのような対策が必要なのかというと「保定装置をしっかりと装着する時間を確保する!」

ということだけです。今、なんだ、そんなことか、と思われた方…大変危険です。

ご相談にお越し頂く患者様の中で、「これだけ」が出来ずに、後戻りしてしまった患者様を沢山診てきました!

装置をつけての治療は、基本的には装置を付けてさえいれば医師や衛生士によって処置されて半ば強制的に治療は進んでいきますが、保定装置に関してはそうは行きません。

患者様ご自身で、装置の装着時間を管理してもらい、保定装置も無くさないように管理しないといけません。

治療が終わった直後は、意識して装着する事が出来ても、時間がたつに連れてサボりがちになってしまい、歯が戻ることで保定装置も入らなくなってしまい、再作製にもお金が…というように悪循環になってしまいます。

そうなる前に、保定期間はしっかりと意識して過ごしましょう!

 

当院のリテーナーはマウスピースタイプになっております。

こちらはFixというワイヤーを歯の裏につけるタイプよりも全体を覆うことができるので後戻りしにくくなっています。

 

舌癖に関しては、意識して癖を改善していきましょう。歯は意外と簡単に動いてしまうので、舌の筋肉の力だけでも歯列が動く場合があります。当院では、舌癖がある場合は、治療前や、治療途中にMFT(口内筋機能療法)という舌癖改善のトレーニングを行って頂きます。正しい舌の位置や正しい飲み込み方をトレーニングすることで癖は改善されますので、舌癖がある方もご安心ください。

 

 

 

以上のように後戻りを防ぐ為には、意識して過ごす事が大事です。

保定装置をめんどくさくなって使用をサボるお気持ち、経験者としても大変よく分かりますが、そこはご自身に厳しくして、しっかりと保定装置を装着してずっとキレイな歯並びですごせるように頑張りましょう。

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