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投稿日:2025.3.26

歯並びがうつ病につながることがあるって本当?~咀嚼と歯周病~

歯並びとうつ病

うつ病

一見すると無関係のように思われる2つの症状ですが、もし深く関係していると知ったらあなたはどう思いますか?

 

実は歯並びの乱れは心の不調につながるといわれており、最終的にうつ病との関連性が報告されています。
今回は、なぜ歯並びがうつ病に影響するのか、その理由や関連性について詳しく紹介していきましょう。

 

自身の歯並びに悩まれている方は、特にお読みいただきたい内容です。
ぜひ、最後までチェックしてみてくださいね。

うつ病の症状と原因

うつ病という病気をご存じの方は多いと思いますが、一概にどんな病気なのか正確に説明できるほど簡単な病気ではないことはみなさんもおわかりのことでしょう。
うつ病は心の病気として捉えられることが多いですが、心身のストレスによって脳のエネルギーが減少してしまう病気のことを指します。
要は、脳がうまく機能しなくなるということです。
うつ病になると、いままで見ていたものに対して否定的になったり楽しめなくなったりするなど、日常生活に大きな影響を及ぼしてしまいます。

うつ病の主な症状

うつ病は、以下のような症状を伴う場合が多いです。
もし当てはまったとしても、かならずしもうつ病とは言えませんが、自己判断せずに早めに専門クリニックで相談してみることをおすすめします。

〈精神的症状〉

  • 「楽しい」「うれしい」といった喜びやワクワク感情を感じなくなる
  • 興味が湧かない、気力がない
  • 集中力や決断力が乏しい
  • ちょっとしたことで怒りの感情が出てしまう
  • 一日中、憂鬱な気分が続く
  • 「自分に価値がない」と思い込むなど、悪いことを想像してしまう

〈身体的症状〉

  • 毎日気だるく、疲れやすい
  • ぐっすり眠れない日が多い、または寝すぎてしまう
  • 頭痛やめまい、胃の不快感など身体に不調がある
  • 食欲が湧かない、または増す
  • 思うように身体が動かない(動作が遅くなった)

うつ病の原因

ストレス

心身ともに症状が現れるうつ病ですが、原因はさまざまだといわれています。
以下は、主に考えられる原因です。

 

  • 環境的要因ー家庭や職場での変化、被災体験、対人関係のトラブルなど
  • 身体的要因ー慢性疲労、ホルモンバランスの変化、アルコール・薬物の過剰摂取、感染症や機能障害による異常など
  • 遺伝的要因
  • 性格ー几帳面・完璧主義(メランコリー親和型)の傾向がある、自己中心的、依存的傾向がある

 

うつ病の原因で圧倒的に多いのが、環境的要因です。
生活の変化や大切な人やものを失った喪失感など、家庭や職場で起こる変化が要因となり、うつ病を発症する人が増えています。
ほかにも性格的な傾向などもキッカケ要因に入ることから、いつ誰にでも起こりうる可能性の高い病気です。

歯の健康とうつ病は比例している?

歯並び 健康

うつ病が、さまざまな要因から引き起こされることがおわかりになったと思います。
では、歯の健康はうつ病と関連しているのでしょうか?

 

結論からいうと、関連しています。
実際に、アメリカ歯周病学会が出した研究結果に興味深い内容がありました。
2021年、ヨーロッパの研究チームが歯肉炎とうつ病の関係を明らかにしています。
その研究とは「歯肉炎の患者は罹患していない患者にくらべて、うつ病発症率が1.8倍高かった」という内容です。
また、2000~2016年にイギリスでは歯肉炎の患者と罹患していない患者6544人を対象に調査した結果、歯肉炎に罹患した患者の16.3%がその後にうつ病と診断されています。
罹患していない患者の発症率が8.8%だったことからみても、この違いは明らかです。

 

こうした研究結果に基づくと、歯と心の健康が比例していることは間違いないといえるでしょう。

歯並びの悪さがうつ病につながる理由

歯の健康とうつ病は比例していますが、歯並びもうつ病と関連しています。
うつ病の原因で挙げた項目になぞらえて、考えられる理由について紹介していきましょう。

審美面のストレス

「以前は気にしていなかったのに歯並びの乱れが気になるようになった」
「生まれつき歯並びが悪くて自信が持てない」

 

こうした悩みを抱える方は多くいると思います。
友人や家族に歯並びを指摘されたり、ふと鏡や写真を見たときに自分の口元に違和感を抱いたり…。
一度気になりだすとその悩みが深刻化し、気づいたら「うつ病を発症していた」という可能性も出てきます。
すでに、うつ病に罹患している方も何かのキッカケから歯並びを気にするあまり、症状が進行してしまう恐れもあるでしょう。
ストレスの放置は得策とはいえないため、早いうちから対処することをおすすめします。

機能面のストレス

歯並びが悪いと見た目だけではなく、機能面でも支障が生じます。
たとえば食事。
食事をする際に、うまく噛めずに丸呑みに近い状態になったり、一部の歯しか使えなかったりするなど、機能的な障害が発生している場合は要注意です。
食事は毎日の行為であることから、うまく噛めないストレスを抱えてしまうと知らぬ間にストレスが蓄積してうつ病を引き起こす可能性が考えられます。

 

また、食事にかぎらず発音も同様です。
「サ行やタ行が言いにくい」
「他人に聞き返されることが多くなった」
など、コミュニケーションに弊害が生じると、会話が楽しめなくなり他人と距離を置くことが増えていくケースも…。
そうなると自信をなくして、ふさぎ込む場面も多くなるなど、うつ病を発症する確率が高くなってしまうのです。

 

さらに清掃がしにくいことで、むし歯や歯周疾患にもかかりやすくなります。
研究結果にもあったように歯肉炎や歯周炎患者はうつ病とリンクしやすいため、歯並びの乱れの放置は非常に危険です。

口腔内の健康状態が悪い

歯周病

歯並びが悪いと、歯磨きがしづらいため歯周病になるリスクが高まります。
歯周病とうつ病は大きく関係しており、歯周病を発症した患者様はうつ病の発症率が高いという結果がでています。

逆もそうで、うつ病の患者様が口腔内環境を整えることで症状を抑えられるということが分かっています。
また、歯周病が悪化し歯を失うことで咀嚼ができなくなりうつ病を発症しやすくなります。

咀嚼をするとセロトニンという成分が分泌されこのセロトニンの量が不足すると認知機能に影響が出るという仕組みになっています。

 

食事ができなくなることで、栄養面だけでなく脳にも影響が出てくるため、自分の歯で噛めることは全身の健康につながっていきます。

歯並びの改善が、うつ病予防につながる

歯列矯正 歯並び

歯の健康とうつ病の関係を鑑みると、歯並びを改善することでストレスを減らすことが期待できます。
結果的に、うつ病発症の予防に効果的です。
ここでは、歯並びを改善する治療法について紹介します。

マウスピース型矯正

矯正治療の弊害といえば、〝周囲に矯正治療していることがバレる〟ことではないでしょうか?
歯並びが気になるけど、矯正装置を装着することに抵抗を感じる方は少なくありません。

 

そこでおすすめするのが、マウスピース型矯正。
こちらの治療は、透明なマウスピースを定期的に交換しながら装着を繰り返す治療法であり、食事や清掃がしやすくストレスを軽減することができます。
取り外しが可能なので、結婚式や講演会など大きなイベント時には装着を避けることもできますし、マウスピースを装着していても周囲に気づかれる心配はほとんどありません。

 

ただし、症例に限りがあることからマウスピース型矯正をしたくても難しい症例があるのも事実。
もしマウスピース型矯正について興味がある方は、一度カウンセリングの場で相談をしてみることをおすすめします!

ワイヤー矯正

矯正治療の代名詞といえば、ワイヤー矯正でしょう。
歯の表面にブラケットやワイヤーを固定して少しずつ歯を動かしていく治療ですが、取り外しができず装置も丸見えになることが難点です。
矯正治療をお考えの方にとって、ワイヤー矯正はハードルの高い治療かもしれません。
1~2年間も装置をつけながら治療を続けることはストレスにつながりやすいでしょう。

 

しかし、ワイヤー矯正も種類が多くなってきており、昨今では表側に装着する「表側矯正」だけではなく、「裏側矯正(舌側矯正)」も人気を集めています。
裏側矯正(舌側矯正)とは、ブラケットやワイヤーなどの装置を歯の裏側に固定する治療です。
これにより、装置が見えなくなることから周囲に矯正していることが気づかれにくいというメリットがあります。

当院ではストレスの少ない治療法をご提案しています

今回は、歯と心の関係性について詳しく紹介しました。

 

矯正治療はストレスの多い治療だと思われている方は多いかもしれません。
しかし、悩みの種である歯並びを放置することはストレスを助長させてしまう可能性が高くなります。
歯並びの悪さは、食事や会話、笑顔など日常生活において支障をきたすだけではなく、自己肯定感にも影響を与えることもしばしば。

 

当院では、安心して治療を受けていただけるよう、ストレスの少ない治療法をご提案しています。
患者様の状態に応じたカスタマイズされた治療計画によって、無理なく進めていけるように配慮いたしますのでご安心ください。
また、治療中の不安や悩みを軽減するためのサポート体制も整っております。

 

少しでも気になるという方は、まずはお気軽にご相談いただけると幸いです。

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