投稿日:2024.8.31
歯並びが悪くなる原因を探って、自分に合った治療法を知ろう!
皆様、こんにちは。
KITTE博多8階にある「博多矯正歯科・KITTE博多院」です。
「歯並びが悪いけれど、遺伝なの?」
「どうして歯並びが急に悪くなったのだろう」と疑問に思っている方も少なくありません。
そして、悪い歯並びを改善しても歯並びが悪くなった原因がわからない限り、悪い歯並びに後戻りするリスクが捨てきれません。
今回は、歯並びが悪くなる原因、自分に合った治療方法、治療の流れなどを解説します。
目次
歯並びが悪くなる原因
歯並びが悪くなる原因は、さまざまで人により異なります。
しっかり原因を知ることで、適切な治療のアプローチができますので、チェックしてみましょう。
遺伝
歯並びは両親から遺伝することがあります。
「私の歯並びが悪いから子供も悪くなったのかもしれない……」と悩まれる保護者の方もいるかもしれません。
遺伝で似ることはありますが、2割程度といわれているため絶対ではありません。
遺伝で歯並びが似るというのは、顎や歯の形や大きさが似ることで引き起ります。
そのため、歯並びがそのまま似るという訳ではなく、歯の形や顎の大きさが似ることで結果的に歯並びが同じようになるのです。
以下は遺伝によりお子様に引き継がれることがあります。
- ・顎が大きすぎる
- ・顎が小さすぎる
- ・歯の本数が多い(過剰歯)
- ・歯の本数が少ない(先天欠如歯)
- ・歯が小さすぎる
- ・歯が大きすぎる
などが挙げられます。
上の顎は12歳くらいまで下の顎は18歳くらいまで成長を続けることがわかっています。
上の顎は頭蓋骨と一緒に成長し、下の顎は身体と共に成長するとわかっています。
そのため、身長が高い親御さんであればお子様も身長が高くなる可能性が高く、下の顎の成長も大きくなることがあります。
下の顎が成長しすぎると、受け口になる方も。
また、歯の本数は親知らずを抜いて28本あるのですが、中には先天的に歯の本数が少ない方や多い方もいらっしゃいます。
そして、歯の本数は遺伝によって左右される可能性があり、歯並びに悪影響を与えるのです。
歯の本数が少ないと、歯が生える顎の土台にスペースができるためすきっ歯(空隙歯列)になるリスクが高まります。
歯の本数が多いと、歯が生える顎の土台のスペースがなくなるため、歯が重なり合ったり捻じれたりする叢生という悪い歯並びになることもあります。
他にも、歯が押し出されて受け口(下顎前突)や出っ歯(上顎前突)になることも。
乳歯の早期喪失
乳歯を早期に喪失すると、歯並びが悪くなることがあります。
理由は、永久歯は乳歯を道しるべにして生えてくるからです。
永久歯とは大人の歯のことで、乳歯(子どもの歯)が生えている下から生えるのですが、乳歯を目標にして生える性質があります。
しかし、乳歯をむし歯や破折などにより早期に失うことがあると、永久歯は生える位置が分からなくなり、左右の位置がずれることがあるのです。
そのため、「むし歯になったけれど、いつか永久歯に生え変わるから大丈夫」と安易に考えるのはやめましょう。
たしかに乳歯はいつか永久歯に生え変わるのですが、むし歯を放置しておくと早期に失ってしまう可能性が高まり、将来の歯並びに悪影響を与えることがあります。
健全な顎の成長ができていない
小さいころから健全な顎の成長ができていないと、歯並びに悪影響を与えることがあります。
顎の成長を健全に促すには、「よく噛む」ことが大切です。
食べやすいからといってやわらかいファーストフードやコンビニ食ばかり食べていると、顎の成長に悪影響を与えます。
1口に30回噛むことがよいといわれており、歯から顎へ噛む刺激が伝わり顎の健全な成長を促してくれるのです。
噛む回数を多くするためにも、年齢に合わせて食材の大きさを考えて調理することもおすすめです。歯が生え揃う3歳ころであれば奥歯までそろっているため、しっかり自分の歯で噛むことができます。そのため、大人と同じくらいの食材の硬さや大きさを試していきましょう。
口腔悪習癖
口腔悪習癖とは、歯並びを悪くする癖のことをさします。
以下のような癖がある方は、早めに改善するとよいでしょう。
- ・指しゃぶり
- ・唇を噛む癖
- ・舌で前歯を押す癖
- ・舌を出す癖
などが挙げられます。
歯並びはお口の周りの筋力が均等であることで、バランスが取れています。
歯の内側は舌、外側は唇や頬などの筋力の強さにより歯並びのよさは左右されます。
たとえば、舌の筋力が低下していると下方に落ちてしまい、舌で前歯を押したり、舌を出したりしてしまうのです。
他にも、舌癖がなくても外部からの力により歯並びが乱れることがあります。
指しゃぶりや爪を噛む癖があると、出っ歯や受け口になるリスクが高まります。
口呼吸
お口をポカンと開く癖があると唇で前歯を支える力が不足するため、前歯が前方に出てしまう恐れがあります。
通常は、お口で呼吸をするのではなく鼻呼吸のため、唇はしっかり閉じています。
しかし、口呼吸になると歯並びが悪くなるばかりか、細菌やウイルスを身体に取り込みやすくなり風を引きやすくなることも。
悪い姿勢
悪い姿勢で食事や会話をしている方は、悪い歯並びになる可能性があります。
とくに猫背になっている方は、下方に下の顎が引っ張られるためしっかりお口を閉じられずに、受け口になるリスクが高まります。
また、頬杖をついたり、猫背になったりと悪い姿勢のまま食事をしていると、上下の噛み合わせがずれた状態が続いて、顎に負担がかかりしっかりと噛むことができません。
顎へよい刺激が伝わらないと、健全な顎の成長に悪影響を与えて歯並びが悪くなります。
自分に合う治療方法
悪い歯並びが悪い原因がわかったところで、自分に合う治療がわからない方も少なくありません。
ここからは、当院が取り扱っている矯正装置を紹介します。
表側矯正
表側矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる四角い装置を貼り付けて、ワイヤーを通して歯並びを整える方法です。
矯正治療の中でもポピュラーな方法で、取り扱いのある矯正歯科も多いでしょう。
従来のブラケットは金属で目立つのというデメリットがありました。そこで当院では透明や白色の目立ちにくいブラケットを採用しております。
4週間に1回のペースで通院していただき、ワイヤーを交換することで歯並びが整っていきます。
裏側矯正(舌側矯正)
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側にブラケットを貼り付けてワイヤーを取り付けることで歯並びを整える方法です。
表側矯正に比べて裏側矯正は目立ちにくいのが特徴です。
通院期間や治療期間は表側矯正と同様です。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、透明のマウスピースをご自分で装着して歯並びを整える方法です。
患者様の歯並びに合わせてデジタルスキャンのデータを基に、マウスピースを製作します。
決められた使用期間ごとに、ご自分で新しいマウスピースに交換していただき歯並びを整えます。
食事や歯磨きの際はマウスピースを外していただくことができるのが嬉しいポイントです。
矯正歯科を選ぶポイント
歯列矯正は、矯正歯科選びもとても大切です。
以下のポイントを押さえて選択することで自分にあった治療法を探すことができます。
- ・取り扱う装置の種類
- ・歯科医師やスタッフとの相性
- ・費用や治療期間
- ・アフターフォローの有無
- ・矯正歯科への距離
希望している装置があるかどうかを事前にホームページで検索してみましょう。
当院では事前にカウンセリングを行っていますので、歯科医師やスタッフとのコミュニケーションが取れて、疑問点や不安点を解決してから治療に移れます。
また、矯正歯科までの通院距離もチェックしておきましょう。万が一、引っ越しなどで県外に行かれる場合でも渋谷矯正歯科グループの矯正歯科医院へ転院していただくことも可能です。
※マウスピース型カスタムメイド歯科矯正装置は、日本では完成薬機法対象外の矯正装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
※矯正歯科治療は公的医療保険適用外の自費(自由)診療となります。