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投稿日:2022.9.17

歯並びと口の中の噛みやすさは関係ある?

日常生活の中で、唇や頬の内側をうっかり噛んでしまうことはありませんか?時には痛みを伴い、傷ができることもありますが「ただの癖」と諦めている方も多いかと思います。
しかし実のところ、こうした噛みやすさには歯並びや噛み合わせが原因であることも少なくありません。
そこで本記事では、噛み合わせの乱れがもたらすさまざまな影響と、それを改善するための矯正治療について詳しく解説いたします。

口の中をよく噛んでしまう原因は?

顎関節症

歯並びの悪さ

歯並びが悪いと、歯と頬や唇の正しい位置関係に問題が生じ、食事や会話中に頬の内側や唇を噛み込んでしまうことが増えます。これにより、口内炎が頻繁にできたり、口内炎による摂食困難へ繋がったりする原因となってしまうことがあるのです。

口周りの筋力低下

加齢や日常的な習慣によって口の筋力が衰えると、頬の皮膚がたるみやすくなり内側の粘膜が歯と接触しやすくなります。この筋力低下も、噛み込みが増える原因の一つです。口周囲の筋力低下は飲み込む(嚥下)機能にも大きく影響するため、特に高齢者の場合には日常的な口周りのトレーニングが推奨されています。

歯の形状の変化

虫歯治療で大きな詰め物や被せ物治療(補綴治療)を行った場合、歯の形や高さが変化することで、かみ合わせにズレが生じることがあります。これにより噛み合わせが変わってしまい、本来接触しない頰などの粘膜と歯が当たりやすくなるケースがあるのです。

この場合、歯科医院での再調整をすることで、噛み合わせを調整し症状を改善することができます。噛み合わせの不和は噛みやすさだけでなく、歯への過度な負担による歯科疾患にも繋がりかねません。治療後の噛み合わせに、治療前にはなかった大きな違和感がある場合には、必ず治療をうけた歯科医院の担当医に相談しましょう。

体重の増加による影響

体重が増加することで頬の内側が膨張し、頬の粘膜と歯との接触が増えてしまうことがあります。

疲労や体調不良

体調が悪いときや疲労が蓄積しているときには、顎の動きが鈍くなりやすいため、無意識に誤って頰や舌を噛んでしまうことがあります。
また、ストレスによる歯ぎしりや食いしばりは、不正咬合や顎関節症を引き起こすことがあり、これらが頬や舌を噛んでしまうことに繋がってしまうこともあるでしょう。

噛み合わせと歯並びの乱れがもたらす健康リスク

不正咬合

歯並びの悪さは口の中の噛みやすさだけではなく、そのほかの健康状態にまで影響を及ぼすことがあります。

食事や会話への支障

正確に食べ物を噛み砕くことができないことから消化器官に負担がかかり、栄養の吸収や臓器への負担が懸念されることも、不正咬合のリスクの一つです。また、歯並びや噛み合わせのずれが発音にも影響し、特定の言葉が発しにくくなることもあります。

顎関節症の発症

噛み合わせが不適切である場合、顎関節に過度な負担がかかることで顎関節症を引き起こしやすくなります。顎関節症は歯並びだけが発症の原因ではありませんが、発症を誘発する様々な要因の一つであるため注意が必要です。

歯ぎしりや食いしばり

不正な噛み合わせは無意識下での歯ぎしりや食いしばりが増え、歯がすり減る原因にもなり得ます。これらが悪化すると、歯並びの悪化に繋がるだけでなく、歯そのものにダメージを与えることで歯の寿命にも影響を及ぼしかねません。

歯並びや噛み合わせが悪くなる原因は?

遺伝的な要因

歯並びや噛み合わせの悪さには、遺伝的な要因が大きく関与していることをご存じでしょうか?歯の大きさや形、顎の骨格構造などは遺伝によって決まることが多く、親から子へと受け継がれやすいとされています。これは例えば、「顎が小さい」「歯が大きい」と行った場合、歯が並ぶためのスペースが不足して歯が重なり合うなどが挙げられます。

幼少期における口内の習慣

指しゃぶりや舌癖(舌を歯に押しつける癖)などの幼少期の習慣は「口腔習癖」と呼ばれ、不正咬合を引き起こす要因の一つとされています。特に、長期間続く指しゃぶりや舌を前歯に押し付ける癖は、前歯が前方に傾く「開咬(オープンバイト)」や「出っ歯」を引き起こす原因になる可能性があります。また、口呼吸は感染症のリスクを高めるだけでなく、顎の正常な発達や歯の配列にも影響を与える原因になりかねません。

たとえ先天的な問題がなかったとしても、このような口内の習慣によって後天的に不正咬合になることも多いため、顎の成長や歯の生え変わりが著しい成長期には注意が必要です。

歯の喪失による歯並びの変化

虫歯や歯周病によって歯が失われた場合には、インプラントや部分入れ歯、ブリッジなど失った歯の代わりとなる人工の歯を入れる必要があります。これは、失った歯に隣接する歯が徐々に空白になったスペースに傾斜してきたり、噛み合う歯が浮いてくる挺出(ていしゅつ)が起こったりすることで、歯並びや噛み合わせが悪化する可能性があるためです。

歯は一本でも失われると、その歯が担っていた咬合や歯列のバランスが崩れてしまい、歯並びや噛み合わせが悪化する原因となるため、早期の治療が重要となります。

歯並びと噛み合わせを改善する矯正治療

噛み合わせや歯並びの問題を解決するためには、歯を並べて噛み合わせも根本からしっかりと改善する矯正治療が最も効果的です。患者さまの歯列の状態やライフスタイルに応じて、現在は以下のような矯正装置の中から治療法を選択します。

博多矯正の矯正治療について

表側矯正

表側矯正は、歯の表面に装置を装着する一般的な矯正方法です。さまざまな歯列不正に対応できるため、幅広い年齢層に用いられています。

歯の表側に装置が装着されるため審美性が低いものの、軽度〜重度とほとんどの症例に適応し、歯を効果的に移動させることで治療効果が早期に現れやすい点が大きな特徴です。

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正は、矯正装置を歯の裏側に装着することで、矯正装置を目立たせることなく歯並びを改善する治療方法です。

舌が装置に当たりやすく最初は違和感が大きいこと、金額が高めであることがデメリットではあるものの、矯正治療中でも周囲に気づかれにくいため、特に矯正装置を見せたくない方や、社会人の方におすすめできます。

また、裏側矯正(舌側矯正)と表側矯正を組み合わせ、普段見えやすい上顎の歯に裏側矯正(舌側矯正)、見えにくい下顎の歯に表側矯正を使用する「ハーフリンガル矯正」も選択肢の一つです。

マウスピース型矯正

近年急速に普及したマウスピース型矯正は、透明で目立ちにくい矯正装置です。取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際にも不便が少なく歯磨きなどの衛生管理が容易であることが大きなメリットである一方、適応可能な歯並びが限られること、治療中の徹底的な自己管理が必要不可欠であることがデメリットといえます。

 

いずれの矯正装置も歯が動く原理は同じで、それぞれにメリットとデメリットが存在します。矯正装置の選択は歯並びはもちろん、患者さまの主訴や装置を選ぶ上で何を一番に考えるかによっても適切な選択肢は異なりますので、ご自身でも装置の特徴をしっかりと理解し、信頼のおける矯正歯科医へ相談しましょう。

まとめ

矯正治療を通じて歯並びや噛み合わせを改善することは、口の中の噛みやすさのほか、食事や発音、自信に満ちた自然な笑顔など日常生活の質向上に繋がります。
ただ、矯正治療は歯科治療の中でも専門的な技術が必要となるため、信頼できる矯正専門の歯科医に相談し、最適な治療方法を選ぶ必要があります。
表側矯正、裏側矯正、マウスピース型矯正といった各治療法の特徴を理解し、矯正歯科医のアドバイスを受けながら自分に合った治療方法を選ぶことが重要です。

 

健康で美しい歯並びを得ることは、日々の生活の質を高めると共に、口の中だけでなく全身の健康維持やコミュニケーション能力の向上にも繋がります。
以前から口の中をよく噛む、歯並びや噛み合わせに不安がある場合は、早めに矯正専門の歯科医へ相談し、自分に合った治療法で根本的な改善を目指しましょう。

博多矯正歯科ってどんなところ?

博多矯正歯科KITTE博多院

★博多駅直結!KITTE博多8階★
・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
・カウンセリング数 年間4000件

 

日本成人矯正歯科学会認定医在籍!
平日20:30まで診療しておりますので、お仕事や学校帰りに通院する事も可能です。
また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。

 

矯正歯科選びに迷われている方はぜひ博多矯正歯科KITTE博多院へお越しください!

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