投稿日:2023.4.17
歯並びはどうやって決まる?遺伝だけが原因?詳しく説明します
こんにちは!博多矯正歯科KITTE博多院です。
人の数だけ歯並びがあるように、元から歯並びがキレイな人も入れば、ガタガタの歯並びにお悩みの方もたくさんいらっしゃいます。では、この歯並びは一体どのように決まるのでしょうか?今回詳しくお話ししていきますのでぜひ参考にしてください。
歯並びはどうやって決まる?
私たちの歯並びが決まる理由は大きく分けて2つあります。
遺伝や骨格など「先天的」なものと、口腔習癖や日頃の習慣など「後天的」なものです。比較的重度の不正咬合の場合は先天的なものが多く、軽度から中程度の不正咬合の場合は先天的なものから後天的な理由とさまざまです。
それぞれ詳しくご説明していきますね!
先天的なもの
先天的とは、生まれつきその状態であるということです。これには「歯の大きさ」や「顎の大きさ(骨格)」「歯の数」などが挙げられます。
歯が大きく、顎の骨が小さい人は歯が並ぶスペースが出来ずに歯並びがガタガタになってしまう人が多いです。特に日本人は欧米人と比べると顎の骨が小さく、歯並びが悪くなりがちです。
また歯の数が元から多い人や数が少ない人も歯並びが悪くなる傾向にあります。歯の数などはご自身で気づけないこともありますので、一度歯科検診などで全体を確認してもらうようにしましょう。
先天性の問題は「遺伝」の影響が大きいと思っている方もいらっしゃいますが、必ずしもそうではありません。両親が受け口でもお子様にはでない場合もあり、逆のパターンもあります。
後天的なもの
後天的なものとは後から行われる習慣などによるものです。これにはお口周りの癖である「口腔習癖」や「姿勢」そして「虫歯」などが挙げられます。それぞれ詳しくご説明していきますね。
口腔習癖
口腔習癖とは、舌で歯を押してしまう「舌壁」や、指しゃぶり、爪を噛む「咬爪壁」などがあります。お子さんに多く、これらの癖があることで歯が常に一定の方向に押されてしまい、歯並びが悪くなってしまう原因になります。
もし口腔習癖がある場合は、子供の頃から改善していく必要があり、歯科医院ではMFT(口腔筋機能療法)とよばれるトレーニングを行うことで、歯並びに悪影響を与える癖を改善していきます。
姿勢
実は姿勢も歯並びと繋がっています。頬杖をつく癖があったり、姿勢が悪いと顎の骨格が歪み歯並びが悪くなる原因にもなります。また寝る際にうつ伏せや横向きの体制で長時間寝ることでお口周りを圧迫し歯並びが悪くなる原因にもなります。
虫歯
特にお子様の場合は虫歯で早期に乳歯を失ってしまうと永久歯が生えてくるまでの間に隣の歯が移動してしまったり、変な場所に永久歯が生えてきてしまうなど高い確率で歯並びが悪くなってしまいます。
虫歯ができないように、毎日のブラッシングと定期的な歯科医院での定期検診やフッ素塗布を心がけましょう。
まとめ
私たちの歯並びは元々の骨格や歯の大きさなど先天性のものから、普段の生活で行っている癖など後天的なものが合わさって決まってきます。
歯並びは遺伝で決まると思われがちですが、頬杖や爪を噛む癖など普段している仕草も歯並びに影響することがありますので気をつけるようにしましょう。
当院では幅広い症例の矯正治療に対応してきました。どんな方でもベストな矯正治療をご提案させて頂きますので、お気軽にご相談ください。