投稿日:2024.5.15
歯列矯正をする人の割合はどのくらい??意識の違い
こんにちは!博多矯正歯科KIITE博多院です。
「歯並びの見た目が気になる……。」
口元にコンプレックスを持っている方の中には、矯正をしたいといる方も多いのではないでしょうか。
欧米は口元の関心が高く、「矯正」や「予防」に積極的です。
そこで今回は、歯列矯正をする人の割合はどの位かについてご紹介します。
目次
欧米と日本のお口に対する意識の違い
欧米は、お口の中に対する意識が高く、「予防」で通院する習慣があります。
日本は「痛くなってから通院する」という考え方が多いため、症状が出た時には、かなり悪化していることも少なくありません。
欧米のように、予防で通院するとお口の健康を維持しやすくなります。
欧米と日本の歯並びに対する意識の違い
欧米では、歯並びによって笑顔の印象が大きく左右されると考えられています。
そのため、「矯正治療をするのは当たり前」という社会環境になっています。
欧米では矯正に対してのイメージもポジティブな意見が多く、矯正をしていることがステイタスと考えられています。
日本では、装置の見た目が気になってしまうという意見がありますが、装置が見えている方がよいという意見があるほどです。
一方、日本では矯正に対してネガティブなイメージがある場合も多く、「装置が目立つ」「痛そう」などの意見があります。
日本では、約10%の方が矯正を経験しているといわれています。その中で30%の方が矯正を検討しています。
欧米は50%程度の方が矯正をしているため、大きさ差があります。
矯正装置への嫌悪感がある場合は見た目も考慮した、「裏側矯正」や「マウスピース矯正」もあります。
また、マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比較すると痛みを軽減できる方法と考えられています。
矯正を迷う3つの理由
費用が高い
矯正治療は、ほとんどが自由診療のため、費用が高くなりやすい治療です。
その歯医者によって費用は異なりますし、選択した矯正治療の種類によっても費用が異なります。
全体的に矯正をする場合には、80~120万円程度かかることも多く、費用の負担が迷う原因になることがあります。
対策
矯正歯科の多くは、クレジットカード払いやデンタルローンに対応しています。
1度に支払うことが難しい場合でも、分割して支払うことで費用の負担を軽減できる場合があります。
また、成長期のお子様の噛み合わせのバランスを整える目的や大人の方でも機能的な改善が必要な矯正は「医療費控除」の対象になる場合があります。
・クレジットカード払い
患者さまが普段使っているクレジットカードで分割払いをする方法です。
審査などの必要がないため、スムーズに支払いができます。
ただし、信販会社によって支払いの回数の限度が設定されている場合があります。
また、限度額が設定されていることもありますので、事前に確認する必要があります。
・デンタルローン
歯医者の治療に限定してローンを組むことができます。
支払い目的が決まっているため、クレジットカード払いより金利を抑えることが可能です。
ただし、審査を通す必要があります。
・医療費控除
医療費控除は、1年間に支払った医療費の合計が10万円以上(年収200万円以下の場合には5%)の際に確定申告をすると支払った税金の一部が還付される制度です。
サラリーマンの方は、通常は確定申告の必要がありませんが、医療費控除をしたい場合には、確定申告が必要です。
矯正は子どもがするイメージ
お子様の矯正は、まだ成長途中のため、顎の骨や柔軟で歯が動きややすい特徴があります。
また、顎の成長を利用して、上下の顎のバランスを整えながら永久歯が正しい位置に生えてくるように誘導ができます。
そのため、治療期間を短縮できたり、大人の矯正と比較すると費用を抑えたりすることができるなどのメリットが多くあります。
矯正治療は、年齢制限がなく、どなたでもスタートができる治療です。
矯正治療には多くのメリットがあります。
噛み合わせのバランスが整うため、しっかり噛むことができる
矯正をすることで、見た目だけでなく、お口の健康も維持しやすくなります。
また、噛み合わせのバランスは大切で、噛み合わせのバランスが悪いと口周りが緊張します。
全身の筋肉はつながっているため、口周りだけでなく、首や肩も緊張しやすくなります。
そうすると、さまざまな部分に不具合が出やすくなり、「咬合関連痛」を引き起こす場合もあります。
セルフケアがしやすくなるため、むし歯や歯周病のリスクを軽減できる
不正な歯並びの場合には、歯が重なっている部分などに汚れがつきやすく、その部分は歯ブラシが当たりにくくなってしまいます。
矯正をして歯並びを整えると、毎日のセルフケアがしやすくなり、むし歯や歯周病のリスクを軽減します。
歯磨きの習慣がつく
矯正は、定期的に調整をしたり、経過観察をしたりするために通院します。
多くの方が1~3ヶ月程度の1度通院しますが、その際にお口の中の汚れも確認します。
その部分のクリーニングをしてきれいにしますが、汚れがついている部分を確認していただき、歯ブラシの当て方やデンタルフロス、歯間ブラシなどのデンタルグッズの使い方なども確認します。
矯正で通院している間に患者さまに合ったセルフケア方法を知っていただき、お口の中をきれいに保つ習慣を身につけることができます。
歯並びがキレイになることで口元に自信が持てる
歯並びが悪いことで口元にコンプレックスを抱いていることも少なくありません。
話す時や笑う時に口元を覆ってしまっている場合もあります。
歯並びが整うと、そのコンプレックスが解消されて口元に自信が持てるようになります。
抜歯をしたくない
日本人は、顎の小さい方が多い傾向にあるため、歯が生えるスペースが足りないことも少なくありません。
矯正をして歯並びを整えるためには、歯を並べるスペースが必要です。
大幅にスペースが必要な場合には、抜歯が検討されます。
従来のワイヤー矯正の場合には、一番奥の歯を固定源にするため、その歯より奥に歯を動かすことができませんでした。
マウスピース矯正やインプラント矯正は、一番奥の歯より奥に歯を動かすことができます。
そのため、従来のワイヤー矯正の方法と比較すると、抜歯をする可能性が少なくなりました。
また、歯と歯の間にやすりをかけるようにしてスペースを確保する「IPR」もあります。
IPRはエナメル質の部分を少しだけ削り、スペースを作る方法です。
0.1ミリ単位で少しずつ削りますし、健康に影響のない範囲で行います。
1本では少ないスペースですが、多くの歯にIPRをすることでスペースを作ることができます。
※歯並びの状態によっては適用にならない場合もあります。
一番奥より後ろに歯を動かす矯正方法
マウスピース矯正
患者さまのお口をスキャンして、そのデータを元にマウスピースを作製します。
段階的に形の違うマウスピースに交換することで、歯を動かす矯正方法です。
取り外しができるため、食事や歯磨きを今まで通り行うことができます。
また、透明のマウスピースを使用するため、矯正装置が目立ちにくい方法です。
マウスピース矯正では遠心移動という動きが得意なので、抜歯なしでも矯正可能なパターンもあります。
ただし、誰でも可能という訳ではありませんのでご注意ください。
インプラント矯正
矯正用アンカースクリューという小さなねじを埋め込んで、その部分を固定源にして歯を動かす矯正方法です。
動かしたい部分だけに力を入れることができるため、効率的に歯を動かすことができます。
また、固定源を自由に決めることができるため、大幅に歯を動かさなければいけないケースでも対応しやすくなります。
この方法でも、歯の一番後ろに埋入し後ろのスペースを使って歯を並べることができます。
マウスピースと同じように誰でも可能という訳ではありません。
【まとめ】
矯正治療は、見た目がきれいになることが注目されがちですが、機能的にもメリットの多い治療です。
歯並びをきれいにしたい方はぜひ一度ご相談ください。
迷っているお悩みも改善できる方法があるかもしれません。
当院では、患者さまの不安や疑問を解消してから治療をスタートしていますので、ご安心ください。