投稿日:2024.10.5
歯列矯正をやらなきゃよかったと後悔しないためにチェックすること6選
「歯列矯正がしたいけど、なかなか踏ん切りがつかない」
「歯列矯正して後悔するのが怖い…」
本当は歯列矯正を考えているにもかかわらず、決めかねている方はいませんか?
失敗を恐れるあまり踏ん切りがつかないという方も多くいると思います。
どうしても新しいことを始める際には不安はつきものです。
「歯列矯正をやらなきゃよかった」と思わないためにも、いまここで正しい知識を身につけておく必要があるでしょう。
今回は、歯列矯正をするうえで後悔しないために押さえておくべきチェックポイントを6つ紹介します。
歯列矯正に迷いを感じている方にとって不安が解消される内容になっていますので、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。
目次
歯列矯正はなぜ必要なのか
歯列矯正という治療自体がはじまったのは1700年代のころだといわれています。
それから医療の発達により、今日にいたるまで多くの人々が歯列矯正によって美しい歯並びや正常な噛み合わせを手に入れてきました。
歯列矯正が必要な理由は、この歯並びや噛み合わせの改善にあります。
良好な咬合状態を維持させることが目的であり、そのうえで健康な生活を送る手段として確立されました。
以上のことからも歯列矯正はQOLの向上を目指すために必要であるといえます。
歯列矯正のメリット
みなさんは口まわりのことで改善したい悩みはありませんか?
歯列矯正をおこなうと以下のようなメリットがあり、効果が期待できるでしょう。
自分の悩みに当てはめてみてください。
- 咀嚼しやすくなり、食べることにストレスがなくなる
- 発音しやすくなる
- 口を閉じやすくなる
- あごのバランスが整う
- 身体のバランスが整い、不調の改善が見込める
- 歯科疾患を予防できる
- 心身の健康が維持できる
このように噛み合わせが良くなると、さまざまな問題の改善が期待できます。
それだけではなく歯列矯正をすることでメンタルにも影響を及ぼし、結果的に心身の健康につながるのです。
歯列矯正は全身の健康に関連しており、治療をしない選択をすればその効果を実感することはできません。
歯列矯正の種類
歯列矯正には大きく分けて2つの治療方法が存在します。
それがワイヤー矯正とマウスピース型矯正です。
治療内容は担当の歯科医師との相談で決定しますので、まずはどんな治療法があるのか、メリット・デメリットをそれぞれ押さえておきましょう。
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは歯の表面にブラケットを装着してワイヤーを通して歯を動かす治療法です。
ワイヤー矯正には「表側矯正」のほかに、歯の裏側にブラケットを装着する「裏側矯正(舌側矯正)」もあるため、矯正していることを周囲に知られたくない方にも安心して受けることができます。
〈メリット〉
- 適応症例が多く、さまざまな症例の治療が可能
- 治療費が比較的安価
- 裏側矯正(舌側矯正)の場合、装置が目立たない
〈デメリット〉
- 取り外しができない
- 装置が外れて口のなかを傷つける恐れがある
- 表側矯正だと矯正していることがバレやすい
ワイヤー矯正は、あらゆる症例に適応していることから非常に信用性が高い治療であることがメリットです。
一方で、取り外しができないことや食べ物の制限が設けられていることはデメリットだといえるでしょう。
マウスピース型矯正
マウスピース型矯正は、自分の歯型用につくられた透明のマウスピースをはめながら徐々に歯を動かす治療法です。
治療段階に合わせながら新しいマウスピースに交換していくことで、理想の歯並びを目指します。
〈メリット〉
- 矯正していることが目立たない
- 取り外しできるため生活しやすい
- 金属アレルギーのリスクが少ない
〈デメリット〉
- 適応症例が限られている(軽度の症例にしか対応が難しい)
- 装着時間を守るなど自己管理が必要
- マウスピースを清潔に保つ必要がある
メリットは、取り外しが可能であるため食事や歯磨きがしやすいことや周囲に矯正していることが気づかれにくい点です。
一方で、マウスピースを1日20時間以上装着しなければならず、自己管理が必要な点や症例に限りがある点がデメリットだといえます。
後悔しないように歯列矯正前に押さえておくべき6つのチェックポイント
では、歯列矯正前に押さえておくべきポイントをここで把握しておきましょう。
歯列矯正になかなか踏ん切りがつかない方は、以下のチェックポイントを押さえておくことで少なからず不安が晴れるかもしれません。
後悔しないためにも、あらかじめ正しい知識を身につけておきましょう。
①「歯を抜歯する可能性がある」
成長期の子どもとは違い、永久歯の歯列矯正では抜歯をする確率が高いとされています。
なぜなら、大人になると骨格や筋肉の成長が終わってしまい、歯を並べるスペースが確保できなくなるからです。
そのためにも抜歯をしてスペースを確保する必要があります。
よく「大人の歯列矯正はやめておくべき」という声を耳にしますが、それは大きな誤解です。
たしかに子どもと違い、抜歯の可能性は高まりますが、矯正ができないという意味ではありません。
ですので、安心して歯列矯正を受けることが可能です。
②「歯列矯正は自由診療に該当する」
基本的に歯列矯正は、健康保険が効かず自由診療に該当します。
これは歯列矯正が見た目の改善に特化しているためです。
いわば歯列矯正は、審美性を重視した治療であるといえます。
本来、健康保険はケガや病気を治療する目的のために設立されたものであることから、むし歯や歯周病には適応します。
しかし、歯列矯正のなかでも生まれつき噛めないなど何らかの機能障害に陥っている場合は、治療目的のために保険が適応される場合もあります。
③「治療期間が延長することもある」
症例にもよりますが、一般的に歯列矯正の期間は2~3年だといわれています。
担当医から、事前に治療期間の終了目安時期を共有されますが、アクシデントの発生により治療が中断されるケースもあるのです。
たとえば、歯科医師から言われた通りに矯正装置を正しく使用していない場合や歯周病に罹患して治療が必要になる場合など、あらゆる可能性があります。
こうした治療期間の延長もあらかじめ視野に入れておく必要があるでしょう。
④「定期的な通院が必要」
矯正治療中は、定期的な通院をする必要があります。
これは矯正治療だけにかぎらず、口のなかに疾患ができていないか確認するうえでも必要です。
年単位で通院しなくてはならないため、通える範囲で歯科医院を選ぶようにしましょう。
⑤「矯正治療が終わっても保定期間が必要」
「歯列矯正がやっと終わって歯がキレイに並んだ!」
よろこびも束の間ですが、ここで治療が完全に終わるわけではありません。
歯列矯正には歯が移動したあと保定期間が必要になります。
保定期間とは、移動した歯が後戻りしないように一定期間のあいだ保定装置をつけて過ごす期間のことです。
ですが、この保定期間があることで美しく並んだ歯並びを維持することができます。
⑥「歯科医院選びは慎重に」
歯列矯正に踏ん切りがつかない理由に、治療費の高さがあると思います。
たしかにできるだけコストを抑えたい気持ちはわかります。
しかし、低価格を謳っている医院で歯列矯正をはじめようとするのは大変危険です。
甘い言葉に誘われるがままに矯正をはじめたことで、理想的な歯並びにならずに失敗したというケースもあるため、歯科医院選びは慎重に決める必要があります。
1つの歯科医院だけではなく、いくつか候補先を決めていき、まずはカウンセリングを受けてみましょう。
あなたの現在の症例に真剣に向き合ってくれる信頼できる歯科医師がいるはずです。
歯列矯正をしたいけど、どこの歯科医院がいいかわからない方は当院のカウンセリングを受けてみませんか
歯列矯正をするうえで歯科医院選びは何よりも重要です。
技術面もさることながら常に患者さまに寄り添い、治療のバックアップをしてくれる信頼のおける歯科医師がいることで、安心して歯列矯正を進めることができます。
当院では数多くの症例を扱ってきた実績のほかに、熟練の歯科医師をそろえております。
さらに患者さまを不安にさせないようメンタル面のサポートにも力を入れているため、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
まずは当院のカウンセリングを受けてみて、ご判断していただけると幸いです。
不安なことをすべて解消できるようにサポートいたします。
みなさまからのご予約を心よりお待ちしております。