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投稿日:2025.4.16

歯科矯正ではどんな器具を使うの?矯正装置の種類や特徴について解説

歯並びの問題は、単なる「見た目の悩み」だけではありません。実際、しっかり噛めないことで胃腸への負担、歯の健康寿命や顎の痛みにもつながることもあります。
こうした不調を根本から改善できる手段が、歯列矯正治療です。最近では矯正治療の技術が進歩し、目立ちにくい・装置の取り外しが可能なタイプなど選択肢の幅も広がってきました。だからこそ、これから矯正治療をされる方は、自分の生活スタイルに合った治療方法を知っておくことが大切です。
本記事では代表的な矯正装置について、その特徴や向いている症状、注意点を解説いたします。記事を通し、矯正を検討している方が自分に合った治療法を見つけるきっかけになれば幸いです。

表側矯正

ワイヤー矯正

表側矯正はこんな人におすすめ

  • ・幅広い症例に対応しており、より確実な治療を希望している
  • ・装置が見えることにあまり抵抗がない
  • ・歯のねじれや大きなズレがある

表側矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる金属やセラミックの四角いパーツを装着し、そこのスロットへワイヤーを通すことで歯を動かす方法です。矯正治療としては最も歴史が長く、多くの症例で実績があります。
調整の幅が広く歯の移動精度が高いため、幅広い不正咬合に対応可能です。特に、歯の大きなねじれや歯列のズレ、歯茎に埋まった歯を引っ張り出す(牽引)等の移動を伴うケースでは、より確実で有効的な表側矯正が推奨されます。

 

ブラケットの素材も以前は目立ちやすい金属だけだったのが、現在は目立ちにくいセラミックやプラスチック素材も選べるようになっており、審美性にも配慮した治療が可能になっています。
ただし、目立ちにくい工夫をすることはできても、他の治療法に比べると装置が目立ちやすいため、見た目を気にする人にはややハードルが高く感じられるかもしれません。また、装置の性質上歯磨きがしにくくなることから、虫歯や歯周病の予防管理が重要です。

表側矯正について

裏側矯正(舌側矯正)

裏側矯正

裏側矯正はこんな人におすすめ

  • ・人前に出る機会が多く、見た目への配慮を重視したい
  • ・つけっぱなしのワイヤー矯正がいいが、表側矯正には抵抗がある
  • ・費用よりも審美性を優先したい

裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に表側矯正でも用いられているブラケットとワイヤーを装着する治療方法です。正面からは一見装置が見えないため、接客業や芸能活動など人前に出る仕事をしている方に人気があります。
裏側矯正(舌側矯正)は装置の位置が内側である点を除けば、基本的な構造や原理は表側矯正と同様で、近年では難しい症例にも対応できるようになり治療の精度も比較的高いといえます。

 

一方で、裏側矯正(舌側矯正)には発音への影響や装置による舌の違和感が出やすいというデメリットがあります。特に治療を始めたばかりで装置に慣れていない頃は、「舌に口内炎ができて痛む」「発音が難しい」等、一時的ではあるものの装置の影響が日常生活に及びやすいことも注意点の一つです。

裏側矯正について

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正

ハーフリンガル矯正はこんな人におすすめ

  • ・見た目も費用も両方重視したい
  • ・過蓋咬合
  • ・かなり発音が重要な仕事をしているけど、表側矯正はしたくない

ハーフリンガル矯正は見た目も費用も両方重視したい人におすすめです。
しかしまったく見えないわけではないですし、費用も一番安いわけではありませんので、どちらかに振り切って表側か裏側にしたほうがメリットは大きいと思います。

 

しかし中にはお仕事柄、滑舌が重要で両方裏側にするのは心配・・・症例的にハーフリンガルがおすすめ!といった方もいらっしゃいますのでそういった方にはオススメの装置です。

マウスピース型矯正

マウスピース矯正

マウスピース矯正はこんな人におすすめ

  • ・目立ちにくい矯正装置を希望している
  • ・自己管理が得意で、計画的に装置を使える
  • ・治療中も歯磨きや食事を普段通りに行いたい

マウスピース型矯正は、透明なプラスチック製のマウスピースを段階的に交換しながら歯を少しずつ動かしていく矯正装置で、見た目が自然で装着時もほとんど目立たない点が特徴です。
食事や歯磨きの際に取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすいことに加え、金属アレルギーが心配な方も選択しやすいというメリットがあります。

 

ただ、近年は適応症例の幅が広がってきてはいるものの、重度の不正咬合や骨格的な問題がある場合マウスピース型矯正が適応にならない可能性も少なくありません。また、計画通りに治療を進めるために1日20時間以上の装着時間や、交換スケジュールを守る自己管理が必要不可欠となります。

マウスピース矯正について

歯科矯正用アンカースクリュー

アンカースクリュー

アンカースクリューはこんな人におすすめ

  • ・難しい歯の移動や前歯を大きく後に下げる
  • ・治療期間をできる限り短縮したい

歯科矯正用アンカースクリューは単独で使うのではなく、他の矯正治療装置と併用することが前提となっています。たとえば、表側矯正や裏側矯正と組み合わせることで、奥歯を後方へしっかりと移動させたり、前歯を効率的に下げたりすることが可能です。特に、これまで移動が難しかった歯のコントロールにおいて大きな効果を発揮します。
歯科矯正用アンカースクリューは、従来の矯正治療では限界があった動きを補えることが可能な治療の選択肢を広げる装置であり、補助装置でありながらも治療全体の精度や効率を高める重要な役割を果たす存在です。

 

歯科矯正用アンカースクリューの併用によって効率的で正確な歯の移動が可能になり、治療期間の短縮が期待できるケースがある点が大きなメリットですが、スクリューを埋入するためには負担は少ないものの、埋入後は感染予防やブラッシング等の細やかなアフターケアが求められます。

アンカースクリューについて

どの装置が自分に合っている?選び方のポイント

装置 悩む

矯正装置の選択は単に「目立たない」などの好みだけでなく、歯並びの状態やかみ合わせの問題、ライフスタイル、予算など多角的な視点から検討することが重要です。
たとえば、仕事や学校などで人前に出る機会が多い人は、見えにくい装置(裏側矯正やマウスピース型矯正)を希望する傾向がありますが、一方で治療精度や治療期間を重視する場合には、表側矯正が最も確実な選択となることもあります。

 

また、ライフスタイルも大きな判断基準です。治療中も食事を楽しみたい人や、装置による口内の違和感が気になる人には、取り外し可能なマウスピース型矯正が適していることもありますが、この場合治療中の十分な自己管理が求められるため、装着時間やスケジュール管理に自信がある方でなければ治療が順調に進みません。
さらに、矯正治療の目的も考慮すべき点のひとつです。矯正治療で単に見た目を整えることが目的なのか、それともかみ合わせや発音、顎関節の健康まで視野に入れているのかによって、選ぶ装置や治療範囲も変わってきます。

 

加えて、装置の性能だけでなく診断力や技術力があり、信頼のおける矯正歯科医を選ぶことも治療成功の鍵となります。診断設備が整っているか、説明が丁寧か、治療後のフォロー体制があるかも事前に確認しておきたいポイントです。患者様自身の協力度やモチベーションによっても、治療のスムーズさに影響するため、事前に精密な検査やカウンセリングを受け、納得したうえで治療方針を決めましょう。

 

装置を選ぶ際のポイントは、下記の中で何を最も重視するかです。

  • ・装置の目立ちやすさ
  • ・費用
  • ・ライフスタイル
  • ・治療期間

 

もし「どの装置が良いか分からない」と感じた場合でも心配はいりません。矯正歯科医はそれぞれの装置の長所・短所をふまえて、個別に最適なプランを提案してくれます。不安な点は遠慮なく質問し、自分に合った治療スタイルを見つけていきましょう。

まとめ

現在の矯正治療は装置の種類も治療法も多様化し、従来のように“矯正=目立つ・痛い・大変”というイメージは過去のものになりつつあります。
自分に合った矯正方法を見つけるには、まず正しい情報を知ることが第一歩。次に信頼できる矯正専門医と相談しながら、治療の選択肢を比較・検討していくことが大切です。
「矯正治療は装置が目立つし痛みがでて大変そう」と思っていた方も、装置の選択肢を知ることで、より現実的に矯正治療について考えられるようになるはずです。
まずは矯正歯科の専門医に相談して、自分の歯にとって最適な選択を見つけましょう。

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博多矯正歯科KITTE博多院

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・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
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また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。

 

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