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投稿日:2024.8.28

歯科矯正で歯周病は改善できるの?歯周病と歯列矯正の関係性

こんにちは!福岡市博多区にある博多矯正歯科KITTE博多院です。
今回は歯周病と歯列矯正の関係について解説していきます!
よければ最後までご覧ください。

 

 

ガタガタとした不揃いの歯並びでは磨き残しができやすく、むし歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。
今回は歯並びと歯周病の関係や歯列矯正をすることで歯周病の改善につながるのかなどについてご説明していきます。
矯正治療を検討されている方だけでなく、歯周病が気になっている方にとっても参考になるかと思いますのでぜひ最後までご覧下さい。

そもそも歯周病って何?

歯周病

歯周病とは、ギネスブックにも登録されているくらい世界で一番罹患者が多い病気です。
お口の中にいる細菌が組織に感染することによって発症します。
しかし、歯周病はサイレントキラーとも呼ばれていて痛みを感じずに病状だけ進行していくのが他の病気と違って怖いところです。
痛みが出て気づいた頃には、歯を抜くしかないというところまで進んでいるケースが多くあります。

なんで歯周病になるの?

お口の中には常に細菌がいる状態です。
細菌たちは私たちが食事をした後の口の中に残った糖分をエネルギー源に繁殖したり活動をします。
歯を溶かして穴をあけむし歯にしたり、歯ぐきに感染して歯周病にしたりして細菌は活動しています。
細菌の中でも歯周病菌は歯ぐきに感染して、そこから歯の周りの組織である歯根膜(しこんまく)や歯槽骨(しそうこつ)を破壊していきます。
この組織たちは、歯を支えたり歯を維持するために大切な働きをしているので、歯周病菌によって破壊されてしまうと歯がグラグラと揺れてきてしまいます。

 

最初は歯の小さな揺れから始まり、分かりやすく大きな揺れがおこっているときは、すでに治療ができない状態であることが多く、抜歯となって歯を失うことになります。
また、歯周病は1本の歯のみに感染することは基本的にありません。
1本の歯がダメになってしまった場合は、他の歯も感染が進んでいることが考えられますので、複数の歯を抜くことになる可能性が高くなります。

歯科矯正で歯周病は改善できる?

歯周病は細菌の感染症であることを先にご説明しました。
では、歯周病にかかってしまっている人でも歯列矯正をすることで歯周病の改善はできるのでしょうか?
矯正治療で歯並びをキレイに整えることで「歯周病の改善につながる」と言うことができます。

 

しかし、歯周病の改善につながるかどうかは矯正治療だけでは決まりません。
歯並びがキレイに整ったとしても歯磨きをしなければ歯周病のリスクは高いまま改善することはありません。
自分のお口にあった歯ブラシと歯磨きのやり方をしなければ、歯周病は治りませんし改善もしません。
歯列矯正は歯周病のリスクを減らすための大きな助けになりますが、歯周病の原因になっている汚れ(プラーク)を歯磨きで取らない限り歯周病が改善することはありません。
その点を勘違いしないように注意しましょう!

歯周病にならないようにするにはどうしたらいい?

罹患率の高い歯周病ですが、できるだけかからないよう工夫することは誰にでもできます!
ここでは、歯周病のリスクを減らし歯周病にかかったとしても改善するための方法をご紹介していきます。

歯列矯正をする

歯列矯正

歯並びがガタガタ、デコボコとしている不揃いの歯並びは、汚れが段差に溜まりやすい環境になっています。
歯磨きでしっかりと汚れを落としきれれば、歯並びがよくない状態でも歯周病にはなりにくいです。
しかし、不揃いの歯並びではキレイに磨くのに時間がかかりますし、歯ブラシのみで取り切るのもかなり難しいです。
補助的なアイテムとして歯間ブラシやデンタルフロス、タフトブラシなどのケアアイテムが複数種類必要になるのが一般的でしょう。

 

ですが矯正治療で歯並びをキレイに整えることができれば磨きやすさのレベルをグンと落とすことができます。
歯磨きにかかる時間もかなり短縮されますし、ケアアイテムも歯ブラシとデンタルフロスの2つですむようになります。
この点を考えると、磨きやすい環境に整えることができる歯列矯正のメリットは高いでしょう。

自分にあったケアアイテムを使う

デンタルケア用品

矯正をしている方とそうでない方に共通して言えることになります。
歯並びが整っていたとしても、歯の大きさや歯ぐきのタイプ、磨き癖、食生活やライフスタイルも一人一人違います。
電動歯ブラシがあっている方もいますし、手動の歯ブラシに補助的なアイテムをプラスして使ってもらった方が汚れがスッキリ落とせる方もいます。
個人のお口の状態とリスク、ライフスタイルに合わせてケアアイテムと最適な磨き方のご提案をするのが歯科衛生士です。

 

自分にとってベストアイテムを選んでもらえるよう歯科衛生士に相談してみましょう!

定期検診でプロケアを受ける

スケーリング

毎日3回の食事と間食をすることで歯にはたくさんの汚れがついてしまいます。
ここで欠かせないのは、自分で歯をキレイに磨く日頃のホームケアです。
これによって歯周病のリスクをほぼ回避することができます。
しかし、磨き残しがあったり磨き癖でいつも同じ部分にプラークがついていると歯周病のリスクが知らず知らずのうちに上がってしまいます。

 

そこで、3ヶ月~6か月に1回は歯科クリニックでの定期検診を受けることがおすすめです!
定期検診では、むし歯の有無だけでなく歯ぐきの健康状態や歯周病になっていないか、歯を支えている骨の状態はどうかなどたくさんの検査をしてもらうことができます。
現状のお口の健康状態がわかるだけでなく、歯を磨くコツも教えてもらえます。
もちろん、プロによるクリーニングをお口全体にしてもらえるのでメリットは盛りだくさんです。

全身の健康診断にも気を配る

健康診断

歯周病は糖尿病との関係性が強くある病気になります。
糖尿病になっている方は歯周病の治療をしても治りにくく、効果がでにくい状態にあります。
逆に歯周病にかかっている方は糖尿病を悪化させるリスクも抱えています。
このように、歯周病と糖尿尿はやっかいな関係性にあるので同時に改善させることでお互いの病気に相乗効果が得られます。

 

歯周病のリスクが気になる方やすでにかかっている方は、糖尿病の健康診断はどうか一度チェックしてみましょう。

歯周病になっても矯正治療はできるの?

矯正治療では歯を移動させるため歯に力をかけるので、歯が揺れてしまう歯周病にかかっている状態では歯列矯正をすることはできません。

 

歯周病の進行度合いには、軽度・中程度・重度とレベルがあります。
中程度や重度の方の矯正治療は、歯が抜けてきてしまう恐れや歯の寿命を縮める行為になってしまいます。
歯周病にかかっている方や歯周病のリスクが高い方は、矯正治療をする前に歯周病の治療をおこなって歯の健康状態を取り戻してから矯正治療を開始しましょう。

矯正治療中は歯周病になりやすい?

矯正治療を始めた頃は歯並びが不揃いな状態に加えて、ブラケットやワイヤーなどの矯正装置がセットされるとさらに磨きにくさが上がります。
細菌の塊であるプラークが残っていてはむし歯のリスクも高くなりますし、矯正治療期間中に歯周病になってしまう可能性もあります。
矯正期間中は歯周病になりやすいと言えますので、徹底したホームケアや自分にあったケアアイテムで歯磨きをしやすくすること、定期検診で歯のクリーニングをプロにお願いするなどして対処すれば安心です。

 

 

今回は歯科矯正で歯周病は改善できるのかについてと、矯正期間中の歯周病のリスクや歯周病にならないための方法についてもご説明しました。
ぜひ、参考にしていただき矯正期間中を過ごしましょう。

 

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