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投稿日:2025.3.12

甘く見ると怖い口呼吸!噛み合わせを狂わせる原因に

「無意識でいると、口で呼吸しているかも…」
「口をポカンと開けていると、親に叱られたなぁ…」

 

そんな経験はありませんか?

 

実は、口呼吸は単なる癖ではなく、放置すると様々な悪影響を及ぼす可能性があるのです。
特に、歯並びや噛み合わせへの影響は深刻で、将来的に顔の形や全身の健康にも関わる可能性もあります。

 

この記事では、口呼吸がもたらす様々なリスク、特に噛み合わせへの影響について詳しく解説し、口呼吸を改善するための方法をご紹介します。

口呼吸って、そんなに悪いの?

口呼吸

口呼吸とは、鼻ではなく口で呼吸をすること。
鼻詰まりなどで一時的に口呼吸になることは誰にでも起こります。運動などで呼吸が激しくなった時にも、自然と口で呼吸をすることがありますよね。

 

しかし、 常に口で呼吸をする習慣がついてしまうと、様々な問題を引き起こす可能性がある のです。
口呼吸は、以下のような悪影響を及ぼします。

 

  • 歯並び・噛み合わせが悪くなる
  • 顔の形が変わってしまう
  • 虫歯や歯周病になりやすい
  • 風邪を引きやすくなる
  • 集中力・学習能力の低下

 

これらの問題は、口呼吸によって口周りの筋肉のバランスが崩れたり、舌の位置が下がったり、口の中が乾燥しやすくなることなどが原因で起こります。さらに、口呼吸が原因で歯並びや噛み合わせが悪くなると、顎関節症のリスクも高まります。

 

口呼吸は、様々な要因が複合的に作用し、全体的な噛み合わせの混乱、そして全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があるのです。口呼吸は放置せず、早めに改善することが大切です。

忙しい毎日でも、口呼吸に要注意!

デスクワーク中に集中していると、無意識に口が開いていたり、疲れが溜まってくると、気づけば口呼吸になっていたり…。
現代人は、日常生活の中で、知らず知らずのうちに口呼吸になっていることが少なくありません。

 

口呼吸は、見た目だけでなく、パフォーマンスや健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

口呼吸が引き起こす、5つの怖い影響

口呼吸は、一見大した問題ではないように思えるかもしれません。
しかし、放置すると、以下のような様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

1. 歯並び・噛み合わせが悪くなる

口呼吸は、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼす大きな原因の一つです。口を常に開けている状態が続くと、舌の位置が下がり、口周りの筋肉が衰えてしまいます。
その結果、歯を支える力が弱くなり、歯が外側に傾いたり前歯が閉じにくくなったりするなど、様々な不正咬合を引き起こす可能性があるのです。

口呼吸が原因で起こりやすい不正咬合

  • 上顎前突(出っ歯):上の歯が前に出ている状態。
  • 下顎前突(受け口):下の歯が前に出ている状態。
  • 開咬:前歯が上下で噛み合わない状態。
  • 叢生(そうせい):歯がガタガタに生えている状態。

2. 顔の形が変わってしまう

長期間にわたって口呼吸を続けていると、顔の形にも影響が現れることがあります。
面長になったり、あごが後退したりするなど、顔立ちが変わってしまう可能性があるのです。

 

これを 「アデノイド顔貌」と呼び、口呼吸が原因で起こる代表的な症状の一つです。

アデノイド顔貌の特徴

アデノイド顔貌

  • 面長
  • 顎が後退している
  • 鼻が低く、鼻翼が小さい
  • 上唇が薄く、口元が出ている
  • 目の下にクマができやすい
  • 口角が下がっている

3. 虫歯や歯周病になりやすい

口呼吸をしていると、口の中が乾燥しやすくなります。
唾液には、口の中を清潔に保ち、虫歯や歯周病を防ぐ働きがあります。しかし、口呼吸によって唾液が減ってしまうと、これらの働きが弱まり、虫歯や歯周病のリスクが高まってしまうのです。

4. 風邪を引きやすくなる

鼻は、空気中の塵や細菌、ウイルスなどを除去するフィルターのような役割を果たしています。
しかし、口呼吸をしていると、これらの異物が直接体内に入ってきてしまうため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる可能性が高まるのです。

5. 集中力・学習能力の低下

口呼吸は、睡眠の質を低下させる原因にもなるのです。
睡眠不足になると、日中の集中力や学習能力が低下しやすくなります。また、口呼吸によって脳への酸素供給量が減ることも、集中力や学習能力の低下に繋がると考えられています。

口呼吸の原因は?

口呼吸の原因は、大きく分けて以下の2つに分けられます。

1. 鼻で呼吸がしにくい

  • ●     アレルギー性鼻炎

鼻の粘膜にアレルギー反応が起こり、鼻詰まりを起こす病気。

  • ●     慢性鼻炎

鼻の粘膜に炎症が慢性的に起こり、鼻詰まりや鼻水などの症状が出る病気。

  • ●     副鼻腔炎(蓄膿症)

鼻の周りの空洞(副鼻腔)に膿が溜まる病気。

  • ●     鼻中隔湾曲症

鼻中隔(左右の鼻腔を隔てる壁)が曲がっている状態。

  • ●     アデノイド肥大

アデノイド(咽頭扁桃)が肥大している状態。

2. 習慣的な口呼吸

鼻で呼吸ができるにも関わらず、習慣的に口呼吸をしている場合もあります。
これは、幼少期の指しゃぶりや舌の癖などが原因で、口呼吸が習慣化してしまうケースが多いです。

口呼吸チェックリスト! あなたは大丈夫?

以下の項目に当てはまるものが多いほど、口呼吸の可能性が高いです。

 

  • 口をポカンと開けていることが多い
  • 寝ている時にいびきをかく
  • 朝起きた時に口の中が乾いている
  • 唇が乾燥しやすい
  • 集中力が続かない
  • 風邪を引きやすい
  • アレルギー性鼻炎がある
  • 鼻詰まりを起こしやすい

口呼吸を改善するには?

口呼吸を改善するためには、原因に合わせた適切な対処法を行うことが大切です。

1. 鼻呼吸を意識する

日頃から、意識的に鼻で呼吸をするように心がけましょう。
特に、リラックスしている時や集中している時など、無意識に口が開いてしまいがちな場面では注意が必要です。

2. 口テープで口を閉じる

就寝時に、医療用の口テープを使って口を閉じることで、自然と鼻呼吸を促す方法です。口テープは、薬局やドラッグストアなどで購入することができます。

3. 舌のトレーニング

舌の位置を正しくすることで、鼻呼吸をしやすくする方法です。
舌先を上の前歯の裏側の歯ぐきに軽く当て、そのまま口を閉じます。この状態を意識することで、舌が正しい位置に収まり、口呼吸の改善に繋がります。

4. 口腔周囲筋のトレーニング

口周りの筋肉を鍛えることで、口を閉じやすくし、口呼吸を改善する方法です。以下のようなトレーニングが有効です。

  • ●     リップエクササイズ

唇を強く閉じたり、左右に引っ張ったりする運動。

  • ●     舌回し運動

舌を口の中でぐるぐると回す運動。

  • ●     あいうべ体操

「あ」「い」「う」「べ」と口を大きく動かして発音する体操。

5. 専門医の診察

歯並びや噛み合わせの問題が気になる場合は、矯正歯科を受診し、専門医に相談しましょう。
また、アレルギー性鼻炎や鼻中隔湾曲症、アデノイド肥大など、鼻で呼吸がしにくい原因がある場合は、耳鼻咽喉科を受診し、適切な治療を受けることが大切です。

 

口呼吸は、意識することで症状を改善することができます。日頃から鼻呼吸を意識し、口呼吸改善のために今日からできることに取り組んでみましょう。

矯正治療で、口呼吸と不正咬合を同時に改善!

歯列矯正

口呼吸が原因で歯並びや噛み合わせが悪くなっている場合は、歯並びの矯正と並行して、口呼吸を改善させましょう。
矯正治療では、歯にブラケットやマウスピース型の矯正装置を装着し、歯を少しずつ動かしていくことで、正しい噛み合わせへと導きます。
同時に、口呼吸の原因となっている鼻の疾患に対する治療や、舌のトレーニング、口腔周囲筋のトレーニングなどを行うことで、より効果的に口呼吸の改善が可能です。

口呼吸を改善し、健康的な毎日を!

口呼吸は、歯並びや噛み合わせ、顔の形、全身の健康にまで影響を与える可能性がある問題です。
「自分は大丈夫」と安易に考えずに、日頃から口呼吸をしないように意識し、必要があれば専門医に相談することが大切です。
「歯並びが乱れてきた気がする…口呼吸のせい?」など、少しでも気になる方は、ぜひ一度相談してみることをおすすめします。

 

歯並びと噛み合わせを狂わせないためにも、口呼吸を改善し、より健康で美しい笑顔を手に入れましょう!

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