投稿日:2024.12.14
短期間で歯科矯正を終わらせる方法はある?
歯科矯正の期間は、歯並びの状態の状態によっても異なりますが、1年半~3年程度かかります。
その治療期間をできれば短縮したいと考える方もいるのではないでしょうか。
矯正の種類によって対応方法が異なる場合がありますが、いくつか矯正方法を短縮する方法がありますので、ご紹介します。
目次
歯科矯正の期間を短縮できる方法
セルフライゲーションブラケットを使う(ワイヤー矯正)
セルフライゲーションブラケットは、ワイヤー矯正の1つの方法で、シャッターのついたブラケットを使います。
通常のワイヤー矯正は、ブラケットとワイヤーを固定するための細いワイヤーがありますが、摩擦力がかかるデメリットがありました。
セルフライゲーションブラケットは、ワイヤーと固定せずにシャッターの中にワイヤーを入れるだけなので、摩擦力を軽減します。
そのため、弱い力で歯を動かすことができ、摩擦力が少ないことから治療期間も短縮することができます。
当院の裏側矯正はセルフライゲーションブラケットを基本的に使用しますが、他院では通常のブラケットとセルフライゲーションブラケットでは費用が異なる場合もありますので、あらかじめ確認すると安心です。
また、シャッターの中にワイヤーを入れるため、調整の時の時間も短縮できます。
歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正(ワイヤー矯正)
歯科矯正用アンカースクリューは、小さなねじのようなパーツです。
ワイヤー矯正は、一番奥の歯を固定源にして歯を動かしますが、歯科矯正用アンカースクリューは自由にねじを埋め込んでその部分を支点にできるため、効率的に歯を動かすことができます。
また、従来のワイヤー矯正では動かしにくかった動きもできるようになります。
抜歯が必要な症例でも、歯並びの状態によっては、抜歯をせずに矯正治療ができる可能性があります。
歯科矯正用アンカースクリューは、小さく細いため、顎の骨に埋め込む際もほとんど痛みを伴わない治療です。
また、大がかりな手術を必要とせず、数分程度で埋入が可能です。
取り外す時にすぐにできるため、患者様の負担が少ない治療になります。
コルチコトミ―をする(ワイヤー矯正・マウスピース型矯正両方可能)
コルチコトミ―は、顎の骨に少し切り込みを入れて、代謝を促す方法になります。
骨を治癒するために、代謝が早まりますが、効果が持続的に続くわけではなく、一定期間の効果が見込めます。外科手術は1~2時間程度の時間がかかります。
そのため、どの段階でコルチコトミ―を行うか治療のステップの中で詳しく診断する必要があります。
この方法は、ワイヤー矯正でもマウスピース型矯正でも対応が可能です。
歯科矯正が早く終わる方の特徴
代謝が活発な方
歯が動く仕組みは、顎の骨の代謝が関係しているため、代謝の良い方は矯正治療の期間が短くなります。
顎の骨が柔軟なお子様は、代謝も活発なため、歯が動きやすい特徴があります。
また、十分な睡眠・適度な運動・バランスの良い食事をすることが代謝を上げます。
代謝が悪くなることとしては、喫煙をすると血流を妨げてしまい、代謝が悪くなるためタバコは控えることをおすすめします。
歯並びが悪くなる悪習癖がない
歯並びは、骨格や歯の大きさなどの遺伝的な要因もありますが、日常的に歯並びが悪くなるくせも関係しています。
矯正治療をする時に、頬杖・指しゃぶり・爪かみ・片方だけで噛むくせなどは改善するようにしますが、まだ歯並びが悪くなるくせが残っている場合があります。
特に、出っ歯や受け口などの前歯が出ている口元は口が閉じにくいため、口呼吸になりやすく、歯並びが原因になっていることがあります。
歯並びが改善してくると、口も閉じやすくなって口呼吸が改善しやすいですが、口周りに筋力が低下して口呼吸をしてしまう場合もあります。
その場合、口周りに筋力を鍛える体操もありますので、ご相談ください。
ゴムかけなど歯科医師の指示をきちんと守れる方
【ゴムかけ】
矯正の中で、かみ合わせの調整や歯の動きに合わせて「ゴムかけ」をする期間がある場合があります。
このゴムかけは、患者様自身でしていただくため、ゴムかけの場所や食後にきちんとゴムかけをするなど自己管理が必要です。
また、外出先などゴムが切れてしまった場合などに交換するためのゴムを用意していただく必要があります。
ゴムかけは、ブラケット装置とは違う矯正力をかけているため、患者様の協力が不可欠です。
このゴムかけをきちんと指示通りに行っていただくとスムーズに歯が動きやすくなります。
【マウスピース型矯正】
また、マウスピース型矯正は、1日20~22時間の装着が必要です。
そのため、食事や歯磨きの時間以外は装着が必要ですが、食事をした後など外している時間が長くなってしまうと、マウスピースが合わなくなってしまうことがあります。
マウスピース型矯正は、1度のスキャンで多くのマウスピースを作製するため、今後使う予定のマウスピースを作りなおししなければいけないことも。
そうすると、治療計画通りに歯は動かないため、治療期間が長くなってしまいます。
マウスピース型矯正は、患者様がマウスピースの装着時間を管理したり、10日~2週間程度で新しいマウスピースに交換したりするため、自己管理が大切です。
歯科医師の指示通りに自己管理ができていると、治療がスムーズに進みます。
お口のトラブルが無い方
むし歯や歯周病などのお口のトラブルは、矯正治療を長引かせてしまう原因の1つです。
矯正方法やむし歯の場所にもよりますが、装置を外してむし歯治療が必要なケースは治療が長引いてしまいます。
むし歯の部分を削って白い詰め物で詰めることができる進行度であればすぐに治療ができますが、むし歯の感染が神経にまで広がっている場合は、むし歯の感染部分を除去して根管の中をきれいにする処置が数回必要です。
その後、土台や被せ物の型取りなどをする必要があるため、その治療期間中は矯正治療を中断しなければいけないケースもあるでしょう。
むし歯や歯周病は、細菌感染症のため、口の中をきれいにして口内環境を維持することで予防ができます。
歯並び以外のお口のトラブルが無い方はスムーズに矯正治療を進めることが可能です。
【まとめ】
矯正期間は、セルフライゲーションブラケットや光加速装置などの装置を使うことで矯正期間を短縮することができます。
また、コルチコトミ―という外科手術も治癒過程で骨の代謝が良くなり、矯正期間を短縮できるケースがあります。
そのほかには、日常生活の習慣も関係してきて、歯並びが悪くなる悪習癖を改善して、歯科医師の指示に従って、ゴムかけやマウスピースの時間を自己管理することも大切です。
目標の日までに矯正治療を終わらせたい方は、まずは当院までご相談ください。
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★博多駅直結!KITTE博多8階★
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また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。
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