投稿日:2022.9.28
笑うと歯ぐき が見える「ガミースマイル」~原因・解決策を徹底解説~
みなさん、こんにちは!福岡市の矯正歯科【博多矯正歯科】です。
人は見た目が9割といわれるほど、第一印象は見た目で決められるとわかっています。
そこで、大切になるのは「歯並び」です。笑顔になったときに美しい歯並びであれば、より輝いてみえますよね。
中には、「笑うと歯ぐきが見えて…」と、笑顔になることにコンプレックスがある方もいるのではないでしょうか?
今回は、笑うと歯ぐきが見える「ガミースマイル」とは何か、原因や改善するメリット、治療方法を解説しますので、参考にしてください。
目次
ガミースマイルとは?
ガミースマイルとは、上の歯ぐきが歯を見せて笑顔になったときに「3mm以上」見える状態のお口元です。
普段から歯ぐきが見えているわけではないので、大笑いをしたときなどに歯ぐきが目立って気になっている方もいるでしょう。
ガミースマイルが気になり、手でお口元を隠したり、思いっきり笑うことができなかったり、脱マスク生活に踏み出せなかったりするお悩みも多く聞きます。
ガミースマイルになる原因
それでは、どうしてガミースマイルとそうではない方がいるのでしょうか?
ここからは、ガミースマイルになる原因をみてみましょう。
1.歯の長さが短い・歯の位置が低い
歯の長さや歯が生える位置は、個人差があります。
そのため、歯がもともと短く生えている方や、歯が通常よりも歯ぐき側の位置から生えている(低位)場合、歯を見せて笑うと歯ぐきが多く露出してしまうことがあるのです。
2.上顎の骨の発達が過剰
上顎が前方に過剰に発達していることで、ガミースマイルを引き起こしている可能性があります。
上顎とは、文字通り「上の顎」のことで、上の前歯が生えている顎の骨です。
骨格的な異常により、上顎が大きく成長している方や、上顎自体が前方に出ている方は、口唇で覆いきることができずに、歯ぐきが見えて結果的に「ガミースマイル」となります。
そのため、ガミースマイルの方は同時に出っ歯であることも少なくありません。
3.上唇の筋肉が発達している
笑ったときに、上唇が上がり過ぎている方は「ガミースマイル」になります。
どうしてこのようになるのでしょうか。
じつは、お口周りの筋肉が発達しすぎていると、上唇を必要以上に引き上げてしまうからです。
4.遺伝
歯並びの2割程度は遺伝ともいわれており、両親がガミースマイルであればお子さんもガミースマイルになる可能性は高まります。
遺伝によるケースは、歯の長さや上顎の成長が両親に似ることによるものです。
目や鼻が両親に似るように、骨格や歯の大きさが似るために歯並びもそっくりということがあるのです。
5.ディープバイト
下の歯を上の歯がほとんど覆っている状態を「ディープバイト」と呼びます。
過蓋咬合(かがいこうごう)とも呼ばれる歯並びで、笑ったときに上の歯ぐきが見える傾向があります。
ガミースマイルを改善すると何がいいの?
ここからは、ガミースマイルを改善すると、どのようなメリットがあるのか解説します。
- コンプレックスの解消
歯を見せて笑うのがコンプレックスの方は、ガミースマイルでなくなることで解消することができます。
特に、笑うときに口元を手で隠す方や、マスクが手放せない方は、ガミースマイルを改善すれば、口元に自信が持てるようになるでしょう。
また、口元に自信が持てると、自然と笑顔になる回数が増えて、性格が明るくなる方もいらっしゃいます。
- むし歯や歯周病のリスクを低減する
骨格的な原因などで、ガミースマイルになっている方は出っ歯など歯並びが乱れていることがあります。
このようなケースでは、歯並びを整えることで歯ぐきが見えることを改善できるばかりか、歯磨きがしやすくなります。
そうなれば、むし歯や歯周病になるリスクを低減ことで可能です。
- グローバルに活躍する可能性を広げる
日本では、「八重歯がかわいい」などといった考えがありますが、欧米人から見ると「ドラキュラ」などマイナスな印象を持たれます。
欧米人は歯並びをとても大切にしており、美しい口元はマナーといった考えもあるものです。
そのため、ガミースマイルも見た目の印象を左右することがあるため、将来グローバルに活躍したいと考えている方は、早めに矯正歯科へ相談しましょう。
ガミースマイルは改善できる?治療方法とは?
さっそく、4つに分けて紹介します。
1.歯ぐきを整える手術
歯ぐきが多い方は、歯ぐきを切除して見た目を整えます。
加えて、歯の長さが短い方や上顎が大きすぎる方は、外科手術で歯ぐきを整えることで、ガミースマイルを改善できます。
2.ボトックス注射を打つ
上唇の周辺の筋肉が発達している方は、筋肉をやわらげるためにボトックス注射を打ちます。
神経から筋肉へ伝達する信号を遮断することができるため、筋肉の動きを制限することにつながります。
ただし、ボトックス注射の効果は約3~6ヶ月のため、一時的に改善できますが、完全に治すことはできません。
3.上顎の骨を切除する外科手術
上顎の骨の前方への過剰な成長があるケースのガミースマイルには、上顎の骨を一部切除する外科的処置を行います。
博多矯正歯科では、提携医療機関で外科手術を受けてから、歯1本1本を並べる治療に移る「サージカルファースト」を行っています。
4.矯正治療
【出っ歯によるガミースマイル】
歯並びがV字になっているため、矯正治療でU字型の歯並びに整える必要があります。
博多矯正歯科では、このような歯並びには
- 裏側矯正
- 表側矯正
- マウスピース型矯正
など、患者さまの歯並びやライフスタイルに合わせて目立ちにくい矯正装置をご提案できます。
特に、裏側矯正では歯全体を後方に動かすことを得意とするため、前方に傾斜している歯を内側に入れる力をかけて、口元の突出感や出っ歯を解消していきます。
ただし、きれいなU字型にして口元の出っ張りをなくすためには、抜歯が必要になることがあります。
また、奥歯を後方に移動させる場合には「矯正用インプラントアンカースクリュー」と呼ばれる小さなネジを顎の骨に埋め込み治療を進めます。このスクリューを固定源にしてゴムやチェーンを歯に引っ掛け、歯全体を後方に移動させるのです。
【ディープバイトによるガミースマイル】
歯の位置を上に移動させる必要があり、矯正治療では「圧下」という作業をします。
この場合も、引き上げるための固定源として、矯正用インプラントアンカースクリューを用いることがあります。
「ネジを顎に埋めるのは、痛そう…」というイメージがあるかもしれません。
ただし、ネジの長さは約6-10㎜、直径は1.4-2.0㎜ほどの非常に小さいもので、歯ぐきに局所麻酔をして埋め込み、ほんの数分で終わります。
インプラントというと、外科手術と思われるかもしれませんが、矯正用インプラントはそれとは異なります。
矯正治療後は、顎の骨から抜き取りますので、ご安心ください。
ガミースマイルを改善するなら博多矯正歯科へ
福岡市の歯科【博多矯正歯科】は、ガミースマイルの方への矯正治療を行っています。
ガミースマイルを放置すると、歯周病やむし歯のリスクが高まるばかりか、見た目が気になってコンプレックスを抱えてる方も少なくありません。
改善することで、見た目の改善だけでなく、お口の健康も維持することが可能です。
「笑うと歯ぐきが見える」「ガミースマイルが気になって口元を隠す癖がある」などと、以前から気になっている方は、博多矯正歯科へご相談ください。
当院は、無料カウンセリングも行っていますので、お気軽に歯並びのお悩みを相談していただけます。
平日に家事やお仕事でお忙しい方も通院しやすいよう、土曜も18時まで診療をしていますので、ご都合に合わせてご予約ください。