投稿日:2024.11.2
矯正歯科の見分け方~見極めポイント・違いをご紹介~
こんにちは!博多矯正歯科KITTE博多院です。
今回はカウンセリング時に質問が多い、病院選びのポイントを解説していきます!
現在、歯列矯正をご検討中の方はぜひご覧ください。
目次
歯科医院の種類
歯科医院には種類があります。
一般歯科・口腔外科・審美歯科・矯正歯科の4種類です。
一般歯科
主に保険診療をメインとしている医院で、虫歯治療などの保険証を使った治療をする医院です。
中には、矯正や審美の治療も取り入れている複合的な医院もあります。
口腔外科
外科処置や口腔内の疾患などの治療を行う医院です。
大きな病院が多いため、虫歯の治療などをしてもらえるかは問い合わせた方がいいかもしれません。
審美歯科
主に自費診療を行う医院です。
セラミックやインプラントなど保険が効かない治療をメインに行います。
歯列矯正も併せて行っている医院も多いです。
矯正歯科
歯列矯正を行う医院です。
取り扱っている装置の種類は医院によって様々ですので、事前に確認をしておきましょう!
保険治療を行っている医院は少ないかもしれませんので虫歯の治療でのお問い合わせはご注意ください。
歯科医院の違いについてはご理解いただけましたでしょうか。
何をメインに行っているかで種類が変わります。歯列矯正を行うにはもちろん歯列矯正専門医(矯正歯科)がおすすめです!
矯正歯科専門医とその他の医院の違い
歯列矯正は一般歯科や審美歯科でも取り入れていることが多いですが、専門医と何が違うのかを今からご説明します。
症例数や経験知識の量が違う
もちろん矯正専門医の方が症例数が圧倒的に多いです。
そうなると必然的に経験値や知識、技術に差が出てきます。
また、取り扱っている装置の種類や機材の数も変わってくるため様々な症例やトラブルに対応がしやすいこともメリットの1つです。
仕上がり重視の方は専門医が断然おすすめです。
歯列矯正は歯科医師免許があれば施術可能なので、経験値がなくてもできてしまうのが怖いところです。
認定医がいる医院であればしっかり実績もあるドクターに診てもらえるので安心です。
目指しているゴールが違う
一般歯科や審美歯科の場合、見た目の改善が目的で噛み合わせをあまり重視していない医院が多いです。
見た目が改善するだけでも満足する人は多いですが、数年経つと後戻りしてきたりお食事がしづらくなって再矯正する人もかなり多く、当院にも再矯正のカウンセリングがかなり増えてきています。
見た目の改善だけだと治療費も安価で期間も短いため、そこに惹かれて契約をしてしまう方が多い印象です。
無駄なく治療ができる
専門医の場合、先程述べたように装置や機材の量が多いので治療の進度によってその都度、適した機器や装置を使うことができます。
治療があまりうまく進んでいない場合は他の手法を試してみたり、別の装置を使ってみたりなど臨機応変に対応ができる為、ロスタイムを作ることなくスムーズに治療を行うことができます。
この症例はこの装置が適している・こうなった場合はこうしてみよう!などドクターの知識や経験によって、治療期間が大幅に変わります。
予約が取りやすい
矯正歯科を選ぶ際に通院のしやすさは重視される方が多いですが、予約の取りやすさもかなり重要です!すぐ通院できても予約が取れなければ意味がありません。
いろんな診療を取り入れている医院の場合、その分矯正治療に回せる予約の枠が少ないため、予約が取りにくいことが多いです。
それに比べ、矯正専門医だと矯正治療にすべての予約枠を使用できるので月に1度の来院や装置が外れた時の急患なども予約が取りやすいのが魅力です!
また一般歯科の場合、〇曜日だけ矯正の予約ができるなどの制限がある場合もございますので要注意です。
矯正歯科専門医のデメリット
虫歯が出来た時にすぐ治療ができない
専門医の場合、保険診療が一切できないので他院に紹介状をお渡しする事が多いです。
病院を変えなければいけないので少し手間に感じるかもしれません。
クリーニングも自由診療
一般歯科で行う定期検診などで行う、クリーニングも矯正歯科では自由診療になるので高額になります。
稀に、矯正治療の合間にしてくれる医院もあるかもしれませんが、基本的には一般歯科に行ってもらうことが多いです。
上記のように保険診療ができない点で不便に感じることがあるかもしれません。
矯正歯科の見極めポイント
次に矯正歯科の中で、どういう医院を選べばいいのかいくつか見極めるポイントをご紹介いたします。
料金形態
歯列矯正を検討する際に一番気になるのは費用ではないでしょうか。
相場が100万と高額医療になりますので慎重に選びたいところですよね!
まず、料金形態がトータルフィーかどうかが重要になってきます。
トータルフィーとはトータル治療費のことで、すべての費用が含まれている事を指します。
料金表の金額に毎月の調整費用や追加の装置代などすべてが含まれているということです。
歯列矯正では定期的な通院が欠かせません。だいたい月に1回ほど通院が必要になりますがトータルフィーでない場合、その都度¥3000~¥5000程調整料を取っている医院が多いです。
そうなると最初の費用+2~3年分の調整料も加算されますので思っていたより高くなってしまった・・・ということも少なくありません。
また、矯正用のアンカースクリュー代やその他の装置代なども別途費用が発生する場合もございますので、トータルフィーかどうかによってかなり価格に差が出てしまいます。
料金表の価格が安いからと言ってあまり確認せずに契約してしまうと損する事もありますのでご注意ください!
認定医が在籍しているかどうか
矯正治療は歯科医師免許があれば施術可能ですが、技術面で心配な方は認定医の資格を取得しているドクターがいる医院を探してみてください。
認定医とは一定の経験年数と様々な条件をクリアした医師のみ取得できる資格です。
症例数や経験値なども大事な判断基準ですので分かりやすい判断材料として【資格】に目を向けてみるのも良いかもしれません。
装置の種類
近年ではマウスピース専門医が急速に増えてきています。
ただ、最初からマウスピースだけに限定してしまうと適応症例でない場合、かなり治療期間が伸びてしまったり仕上がりが悪くなってしまったりと様々なリスクがございます。
そのようなトラブルを回避するためにも自身でマウスピースがいい!と判断せずにまずはワイヤーもマウスピースもすべての装置を取り扱っている医院にどの装置が自分に合っているのかを判断してもらうことをおすすめします。
また全種類の取り扱いがある方が、動きが悪い場合や思ったように歯が動かない場合にワイヤーで対応できることが大きなメリットです。
当院でもマウスピースの患者様で叢生が大きく動きが悪い場合は一部分にワイヤーを着けて対応しある程度改善したらすべてマウスピースに切り替えるという処置も行っております。
マウスピース専門店は価格帯が比較的安価であるため人気も高まっていますが、その分様々なリスクも高まることを理解した上で検討してみてください。
引っ越しや転勤に対応できるか
歯列矯正は2~3年かかることが多いです。そのため進学や就職・転勤などでお引越しがあった場合、通院するのが困難になるケースもあるかと思います。
そういった場合に、系列やグループ院があるとそのままお引越し先で通院ができ治療を継続しやすくなります。
しかし、矯正歯科は個人経営が多くなかなか店舗をいくつも抱えている医院はありません。渋谷矯正歯科グループでは全国にグループ院があり無料で転院も可能です。
現在、東京・横浜・大阪・札幌・仙台・福岡に計10医院がございます。
転院制度がない医院の場合、お引越し先で矯正歯科をご自身で探して頂き再度新規でご契約をしなければなりません。当然費用も2倍かかることになります。
通常提携先などからの転院でない場合引き継いで途中から治療をしたり、残りの分の治療費だけで診てもらえるということはありません。
途中まで治療も終わっているし安く契約できる!と思っている患者様も多いですが、そのようなことはありませんのでご注意ください。あくまで初診の患者様と同じ価格で同じ対応になります。
まとめ
以上、矯正歯科の見極めポイントをいくつかご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
カウンセリングの際に何件か比較する予定ですという患者様が多いですが、ご自身の中で判断基準をはっきり決めておかないと結局どこが良いか分からなくなった・・・どこを信じればいいのか分からない・・・などの状況に陥る方も多いです。
しっかりこういう医院がいい!と意思をもってカウンセリングに行かれることをおすすめ致します。
当院では無料でカウンセリングを行っておりますので、少しでもご興味のある方はぜひお越しください。
HPに料金表や装置の種類も紹介しておりますので、まずはご覧いただけますと幸いです。
皆様のご来院お待ちいたしております。