投稿日:2022.8.27
歯列矯正するなら矯正歯科専門医を知っておこう!歯科医院を選ぶコツも紹介
こんにちは。博多矯正歯科です。
このブログをご覧くださっている方は、恐らく歯列矯正にご興味があるか、検討されているところだと思います。
治療をしようと決めたら、次に考えるのは「どこの歯科医院で治療を受けるか」ということではないでしょうか。
今回は特にこれから歯並びを整えたいとお考えの方に向けて、矯正歯科専門医や歯科医院を選ぶ際のポイントについてお話いたします。
目次
歯列矯正するなら一般歯科?矯正歯科?
街中を歩くとたくさんの歯科医院が目に入りますが、そのほとんどが「一般歯科」です。
実は内科や消化器科があるように、歯科医院にも種類があり、それぞれ専門にしているものが異なります。
一般歯科でも、歯列矯正を行っているところはたくさんあります。そのため「矯正歯科」と一体何が違うのだろう?と疑問に感じている方もいらっしゃるでしょう。ここではこの2つの違いについてご説明していきます。
一般歯科とは
歯が痛い時や歯ぐきに気になる症状がある場合、一般歯科を受診する方がほとんどだと思います。
一般歯科は、主に虫歯や歯周病など問題のある部分の治療をすることが目的です。
また、お口の健康を保つための定期的なメンテナンスも行っています。
診療科目は幅広く対応していますが、珍しいケースや難しいケースの場合には院外の専門医を紹介されることになります。
矯正歯科とは
こちらは矯正治療を専門に行っている歯科医院です。歯並びやかみ合わせを改善する他に、口元の骨格や筋肉のバランスなどを整えることを目的としています。
そのため虫歯の治療が必要な場合は、一般歯科で治療するように提案されることも多くあります。
このように歯科にも診療科目があり、個々の目的や診療内容は全く別のものなのです。
矯正歯科を専門にする歯科医師とは?
矯正治療を専門としている歯科医師を「矯正歯科医」といいます。その中でも、学会や団体に知識や技術を認められているのが「認定医」や「臨床指導医(旧専門医)」です。
矯正に関する学会や団体はいくつかあり、資格取得のための審査内容は団体ごとに定められ、それぞれに厳しい合格条件が課せられています。
この団体ごとに異なる制度を統一するために、令和元年8月15日に「日本矯正歯科専門医機関」が設置されました。その後日本矯正歯科学会内に「矯正歯科専門医制度」が構築され、現在は「認定医・指導医・臨床指導医(旧専門医)」という制度となっています。
※引用ーhttps://www.jos.gr.jp/roster
公益社団法人 日本矯正歯科学会
令和2年12月31日現在届け出のある歯科医師数は現在107,443人いますが、そのうち認定医は2,834人、指導医は507人、臨床指導医は381人と少数です。
この数字からも合格することは難しいということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
認定医や指導医・臨床指導医は何が違うの?
少しややこしいかもしれませんが、それぞれ資格を取るために求められる条件は違います。ここでは、この3つの資格の違いについてお話していきます。
認定医とは?
矯正治療に関して、適切で十分な学識と経験を持っていると認められた歯科医師です。
認定されるためには、次のような条件が求められます。
- 歯科医師免許がある。
- 5年以上続けて学会員である。
- 指定機関を含めて矯正歯科での研修を5年しているか、同等の知識や技術・経験があると判断される者。
- 学会公認の学術刊行物で論文を発表した者。
指導医とは?
認定医の中でも特に技術・経験が優秀である人に与えられる認定資格です。また認定を目指す研修生への指導もすることができます。
以下の条件をクリアすると認定されます。
- 申請時点で基本研修機関に常勤している。
- 12 年以上学会員である。
- 矯正歯科の臨床・教育・研究に12年以上従事している。
- 認定医の資格がある。
- 大学附属病院で3年以上の教育歴および相当の研究業績を有する。
このようにただ専門的な知識を身につけているだけではなく、適切な環境において決められた期間経験を積み、実力をつけた人だけが取得できるのです。
臨床指導医とは
臨床指導医は、資格取得が大変難しい資格です。日本矯正歯科学会の会員数およそ7,000名のうち、374名(2021年1月現在)しかいません。
矯正歯科を看板に掲げている歯科医師は全国で27,000人(2015年厚生労働省 医師、歯科医師、薬剤師実態調査による)いますが、日本矯正歯科学会臨床指導医の数はそのわずか1.3%です。全国の歯科医師の数に対して、かなり少数になります。
とはいえ認定資格を持っていなくても、有名な方や技術力の高い方も多くいらっしゃいます。
資格の有無だけで全てを判断することはできませんが、たくさんある中から歯科医院を選ぶ際の1つの基準にしていただけたらと思います。
博多矯正歯科の矯正治療の特徴
博多矯正歯科は、医療法人社団 渋谷矯正歯科グループの歯科医院で、日本矯正歯科学会に所属し矯正を専門とする総院長が監修しています。
また認定医が院長を務めており、矯正歯科全般に渡る教育はもちろんトレーニングやセミナーも行い、医院の定める臨床評価をクリアした歯科医師のみが患者様を担当できるようになっています。
矯正歯科を選ぶ時のポイント
歯列矯正をしたい時にどこの歯科医院に行くか悩んでしまったら、どうしたら良いのでしょうか。
ここでは、チェックすると良いポイントをいくつかご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
①治療についてメリット・デメリット含めて丁寧に説明してくれる
矯正治療に限らず、歯科医院選びでこれはとても重要です。信頼できる医院を選びましょう。
②費用を明確に提示している
後々トラブルにならないように、追加料金やその他費用がないかなど細かく確認しておきましょう。
③トラブルが起きた場合の対応も決められている
万が一トラブルが生じた場合、どのような対応になるのか確認しておくことも大事です。ここが明確でないと、何かあった時に困ってしまいます。
④矯正治療に関しての十分な経験がある
今まで矯正治療をどのくらいしているかもチェックポイントです。一人ひとり歯並びは異なるため、より多くのケースをこなしている方が対応できる幅も広くなります。
⑤歯科医師の経歴や資格の有無などを確認する
どのくらいの経験があるかや、今回ご紹介したような資格があるかどうかも1つの目安にできるでしょう。ただしこれらは現在ホームページなどに記載することができません。日本矯正歯科学会のホームページ※には、認定資格を持つ歯科医師の名前が記載されていますので、そちらを確認されると良いでしょう。
※http://www.jos.gr.jp 日本矯正歯科学会のホームページ
⑥通いやすい場所にある
歯列矯正は期間がかかりますし、継続して通院することになります。ご自分が通いやすい場所にするのも大切です。
矯正治療を成功させるために歯科医院はしっかり選びましょう
今回は、矯正歯科専門医などの資格についてや歯科医院を選ぶ際のポイントをお話しました。
今はインターネットで検索すれば、色々な情報を得られます。歯科医院もホームページを設けているところがほとんどですが、どこまで詳しく書かれているかは医院により様々です。
もしわからないことや疑問に思うことがあれば、治療を始める前に遠慮なく聞いてみてください。また、多くの歯科医院では無料相談を実施していますので、その時に詳細やご自分との相性などを確認してみるのも良いと思います。
博多矯正歯科でも無料相談は随時受付しておりますので、矯正治療をお考えの方はどうぞ気軽にお問い合わせくださいね