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ブログ

投稿日:2025.4.12

過蓋咬合(噛み合わせが深い)を治したい方へ

歯並びの悪さは、歯が凸凹しているだけでなく、噛み合わせのバランスが崩れている過蓋咬合の場合もあります。
通常より深い噛み合わせは、顎や歯に負担をかけやすく、機能的に改善した方が良い状態です。
そこで今回は、過蓋咬合を治したい方に放置するリスクや原因、治療法をご紹介します。

過蓋咬合とは?

過蓋咬合 ディープバイト

過蓋咬合は、通常より上下の噛み合わせが深い状態をいいます。
一般的には、正面から前歯を見た時に2~3ミリ程度、上の前歯が下の前歯を覆っている状態です。
しかし、過蓋咬合は、上の前歯が半分もしくはすべて覆っている場合もあります。
前歯がきちんと噛んでいないため、ほかの歯に負担がかかりやすい歯並びです。

過蓋咬合を放置するリスク

過蓋咬合を放置していると、様々なリスクが生じますので、早めに改善した方が良い状態です。

・歯で歯ぐきを傷つける可能性がある

過蓋咬合で噛み合わせが深く、上の前歯と下の前歯がほとんど噛んでいない状態だと下の歯が上の歯ぐきに当たって傷ついてしまう場合があります。
歯が当たって歯ぐきが傷つくと口内炎になることもあります。

・噛みにくい

前歯がきちんと噛み合っておらず、奥歯の噛み合わせのバランスも崩れていることが多く、食事の時に噛みにくいことが多いでしょう
ただし、過蓋咬合の状態が普通になっていることも多く、食事が食べにくいことに気付いていないケースもあります。
その状態が長期間続くと、食べ物が十分に消化されず、胃腸に負担をかけてしまうこともあります。

・詰め物や被せ物が外れやすい

噛み合わせのバランスが崩れているため、虫歯で詰め物や被せ物をしても外れてしまう可能性があります。
そのため、被せ物・インプラント・入れ歯の人工歯が壊れやすくなります。
そのまま過蓋咬合を放置していると、治療を繰り返してしまうこともあります。

・顎関節への負担

前歯がほとんど噛んでいないため、奥歯に負担がかかりやすく、顎関節にも負荷がかかりやすいです。
過蓋咬合を長期間放置していると、顎から音が鳴る、口が開きにくいなどの症状がある顎関節症のリスクが増加します。

・見た目のバランスの悪さ

下の歯が見えにくいため、上の前歯が強調されやすくなります。
見た目が気になり、コンプレックスになってしまうこともあります。

・奥歯に負担がかかる

噛み合わせが強く、奥歯に強い負担がかかり、奥歯がすり減りやすい傾向があります。
そのため、奥歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。
また、前歯も唾液の汚れを洗い流す働きが弱くなってしまい、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。
そうすると、歯を早期に失ってしまう場合があり、対策をする必要があります。

過蓋咬合の原因

舌 舌癖

過蓋咬合の原因は遺伝的な要因と生活習慣が関係している場合があります。
当てはまる物がないか確認しましょう。

・上顎が発達しすぎている

遺伝的な要因ですが、上顎が発達しすぎていると噛み合わせが深くなってしまう場合があります。
骨格的な遺伝が関係している場合、両親のどちらかが過蓋咬合の可能性があります。

・上の前歯が傾いている

上の前歯が傾斜していて、噛み合わせが深くなる場合があります。
日常の生活習慣が関係している場合には、そのままそのくせを放置しているとさらに悪化する可能性があります。
早めにくせを改善する必要がありますが、自分では気づいていない場合もあります。
一度歯科医院に相談してみることをおすすめします。

・舌で歯を押すくせ

舌の正しい位置は上の少し出ている部分ですが、この位置についていないと前歯を押していることがあります。

・口呼吸

通常は、鼻で呼吸をする鼻呼吸が正しいのですが、ぽかんとお口を開けて呼吸する口呼吸になる場合があります。
出っ歯や受け口などが原因で、口が閉じにくく、口呼吸になる場合があります。
口呼吸が習慣化すると、口周りの筋力が低下して唇からの正しい圧がかからないため、さらに歯並びが悪くなる可能性があります。
また、細菌やウイルスをそのまま吸い込んでしまうため、風邪やインフルエンザなどになりやすくなってしまいます。

・長期間の指しゃぶり

指しゃぶりは、赤ちゃんの気持ちを安定させるため行っていると考えられており、幼い頃は無理に止めさせる必要はないと考えられています。
ただし、3歳を過ぎても指しゃぶりが習慣化していると、歯並びに影響が出る可能性があります。
年齢が上がれば上がるほど、指しゃぶりの習慣が治りにくくなるため、お子様の負担にならないように、少しずつ止めるように促してあげましょう。

・爪かみ・唇を噛むくせ

爪かみや唇を噛むくせも、前歯に力がかかります。
そのため、前歯が出てしまい、過蓋咬合になる可能性があります。

過蓋咬合の治療方法

エラス(ゴムかけ)

垂直ゴム

過蓋咬合の治療はエラスが必須になります!
ボタンにゴムを自分でかけて歯を挺出させる方法です。

1日20時間以上の使用が推奨されており、長時間つければつけるほど早く改善することができます。
患者様自身で装着するものになりますので、ご自宅での協力度が治療の進捗に大きく関わってきます。

 

慣れてくると簡単にゴムかけができるようになりますので、そこまで難しいものではありません!

バイトアップ
エラスに必要不可欠なものがバイトアップです。臼歯にプラスチックの樹脂で高さ出しをして正しい高さまで咬合を調整します。
このバイトアップがあることでお食事がしづらくなりますが、外すためにはエラスを頑張って咬合を改善するしかありません。
過蓋咬合の度合いが重度であればあるほどこのバイトアップも高く盛り足すことになりますので違和感も強くなります。

 

当院では重度の過蓋咬合の人には装置待ちの間に咬合を少しでも改善できるよう、マウスピースのバイトアップも取り扱っております。

博多矯正歯科の過蓋咬合の症例

過蓋咬合におすすめの装置はハーフリンガル

ハーフリンガル

過蓋咬合にオススメの装置がハーフリンガルです。
ハーフリンガルとは上が裏側、下が表側に装置がつくタイプのものです。

過蓋咬合の場合、上の歯は後ろに下げて下の歯は前にあおりたいのでこの装置が適していることが多いです。(個人差あり)
ですが、必ずこの装置でないと改善できないというわけではありませんので、何か理由があって他の装置をご希望の場合は遠慮なくご相談ください!

 

患者様にオススメの装置は精密検査後の診断でドクターからお話がございますので、基本的にはその時に話し合いながら決めていきます。
ですので、装置を決めきれない人もまったく問題ございません!一緒にどの装置が一番適しているか生活習慣も含めて考えていきましょう!

【まとめ】

過蓋咬合を治したい方は、自然に整うことはないため、矯正治療が必要です。
矯正治療にもいくつか種類がありますので、患者様のお口の状況とご希望を考慮して治療計画を立案します。
過蓋咬合が気になる方はまずはカウンセリングでお口のお悩みをご相談ください。

博多矯正歯科ってどんなところ?

博多矯正歯科KITTE博多院

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・裏側矯正専門医 グループ院累計症例数2万件
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日本成人矯正歯科学会認定医在籍!
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また、矯正装置の種類も豊富で外科矯正も対応しておりますので、幅広い症例の治療が可能です。

 

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