投稿日:2021.9.21
審美治療と保険治療の違い
こんにちは。博多矯正歯科 助手の中川です。
博多矯正歯科では、矯正治療以外に【 一 般 歯 科 】【 審 美 歯 科 】の診療も行っております。
今日は、一般歯科と審美歯科についてお話をします♪
一般歯科とは
まず始めに【 一 般 歯 科 】とは、
保険適用内で虫歯治療や歯周病治療などを中心に、親知らずの抜歯や入れ歯の製作など一般的なお口のトラブルに対応する歯科のことです。
歯に痛みを感じたり、歯茎に違和感などがあればまずは一般歯科を受診してください!
審美歯科とは
続いて【 審 美 歯 科 】とは、
一般治療にプラスして、歯をより白くする・歯並びを綺麗にする・歯の形を良くするなど見た目の美しさを求める治療のことです。
審美歯科は、自費診療になるため保険診療(一般治療)より高額になります。
その分保険治療と自費治療では使っている材料が違うため保険のものより美しい歯を作ることができます。
また審美治療は『見た目の美しさを重視したもの』と思われがちですが、審美治療とは『見た目の綺麗さ』だけではなく、『かみ合わせや機能面』まで配慮した治療になります。
金属が及ぼす身体へのリスク
虫歯などで歯を大きく削った場合、歯の形を形成するために削った歯に被せ物や詰め物をしていきます。
保険診療で治療をする場合、主に【 銀 歯 】や【 プラスチック 】を使用して被せ物や詰め物をしていきます。
この銀歯には身体への様々なリスクがあります。
最初はぴったりとはまっている被せ物や詰め物もお口の環境に合わせ劣化していきます。
飲食をすることで、食べ物や飲み物の温度でわずかな膨張や収縮を起こし少しずつ変形していきます。
また咬合力(かみ合わせの力)を受けるなど、過酷な環境に置かれています。
そのため銀歯は劣化しやすく、傷つきやすくなります。
また銀歯の表面から金属がイオン化されて溶け出すことがあります。
金属が溶け出すことで、金属アレルギーを起こしたり、メタルタトゥーの原因になります。
また劣化により、銀歯と天然歯(自分の歯)の間にすき間ができ虫歯菌が入り込むことで、2次カリエス(被せ物の中で虫歯ができること)が発生するなど、いろいろなリスクがあります。
(1)金属アレルギー
金属が溶け出すことでアレルギー反応を起こすことがあります。
銀歯の素材は銀100%ではありません。「金銀パラジウム合金」と呼ばれる金・銀・パラジウム・銅・亜鉛などが混合した金属です。
中でもパラジウムは、金属アレルギーを引き起こしやすいと言われています。
(2)メタルタトゥー
溶け出した金属が歯茎に色素沈着することで起こる黒ずみです。
この黒ずみは歯磨きをしても落とすことはできません。
原因となる金属を取り除くことで改善する場合もありますが、改善がみられない場合、
レーザーを使って色素を除去することで、きれいな歯茎を取り戻すことができます。
(3)2次カリエス
一度治療をして被せ物や詰め物をした歯が再度虫歯になることを2次カリエスと言います。
最初はぴったりとはまっている被せ物や詰め物も経年劣化による磨耗などにより小さな隙間や段差ができることで、虫歯リスクが高くなります。
まとめ
近年、保険適用内の治療でも白い被せ物ができるようになりましたが、
保険適用内で治療をする場合、【 プラスチック 】を使用します。
プラスチックは、銀歯やセラミックに比べ強度が劣る為、割れやすかったり着色するなどの懸念点もあります。
こういったリスクを軽減したり、より美しさを求める方に、博多矯正歯科では金属を使用しないメタルフリーの治療を【 審 美 歯 科 】にて行っています。
審美歯科で使用しているセラミックの被せ物は3種類あり、部位や用途によって使用するセラミックが変わります!
審美歯科での治療内容や使用している被せ物の種類、治療方法についてはまた別の機会にご説明します!
お楽しみに♪