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投稿日:2021.9.27

表側矯正(ラビアル)の特徴と治療方法

博多矯正歯科 歯科衛生士の山田です!
本日は表側装置(ラビアル)ついてメリットやデメリットも併せて、お話しをしていきます。

【表側矯正について】

表側矯正

まず、表側矯正は矯正治療法の中で最も歴史が深いもので、歯の表側に装置を取り付け、ワイヤーの形状記憶の性質を利用して歯列を整えていきます。それだけ研究も進められており治療方法がもっとも確立されたものといえます。

症例や装置の種類が豊富にあり、患者様へ不安軽減や金銭的な負担が最も軽い治療法であることも、表側矯正の大きなメリットです。
表側矯正と言えば金属の装置が目立って嫌なもの・・・という印象をお持ちではありませんか? 最近では、表側の装置であってもほとんど目立たない歯の色に近い白いセラミックブラケットや、透明なプラスティックブラケットが開発され、見た目を気にせず矯正治療を行うことが出来るようになりました。
目立たない装置(審美ブラケット)は、普通のシルバーの装置よりも少し費用が高くなりますが、表側矯正のメリットもたくさんあります。詳しくはカウセリングの際にカウンセラーにお聞きください。

【歯が動く仕組み】

次に歯が動く仕組みについてお話しをしていきます。
矯正治療では、体の生理的な反応を利用して、効率的に歯並びを整えていきます。
矯正の最も一般的な治療法は、歯に「ブラケット」という装置を付け、そこに最終的な歯並びのアーチの形をした「ワイヤー」を通します。

ワイヤーにブラケットを通し固定することで、そのワイヤーが元の形に戻ろうとする力や、ワイヤーのしなりを利用して、歯に力を加え少しずつ動かしていきます。

ワイヤーの形・素材・太さなどを、歯の動きに合わせて月に1度調整しながら、少しずつ歯を動かして歯を理想の位置に近づけていきます。
調整すると歯が動きだすので痛みが出てきます。ですが痛みは1週間程度で無くなるのでご安心ください。
歯や歯の周囲の骨に負担をかけずにスムーズに歯を動かすためには、3〜5週間に1度のペースで来院していただくのが理想とされています。また、1ヵ月に歯を動かせる限界は0.5mm〜1mm程度と言われています。

 

矯正治療で行う主な歯の動かし方は5つあり、

➀水平移動させる

歯根を平行に移動させます。主に隙間を閉じるために横にスライドさせるような動きになります。

②傾斜移動させる

歯根を軸にして歯冠だけ動かすこと。もともと歯の傾斜が強い場合などに行う動きです。

水平移動と傾斜移動をうまく組み合わせて治療していきます。

③回転させる

歯の場所を動かすのではなく歯の向き(ねじれ)を整える動きです。

隙間が足りずに歯が横向きになっている場合などに使います。

④圧下

歯を歯茎のほうへ押し込める動きです。歯を沈み込ませる動かし方は他の動かし方に比べて難しいとされます。上手に歯を沈み込ませるためには、それなりの技術・経験が必要となります。

⑤挺出

歯を引っ張り出す動きです。(埋まっている歯を引っ張り出すイメージ)比較的やりやすい動きになります。

 

 

 

矯正治療は長い期間になるので、しっかりと通院していただくことが必要になります。

矯正治療について不安や疑問がある方は、まずは初診相談(カウンセリング)に来ていただき、詳しい内容をご確認ください。

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