投稿日：2023.5.24

裏側矯正はどれくらい痛い？

こんにちは。博多矯正歯科です。
いつも当医院のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着する裏側矯正。
表側から装置が見えることがほとんどないため、人気のある矯正方法です。しかし、裏側矯正を検討している方の中には、痛みに対して不安を持つ方もいるでしょう。
裏側矯正はどの程度痛みを伴うのでしょうか？そこで今回は「裏側矯正はどれくらい痛い？」のかについて解説します。

裏側矯正はどれくらい痛い

痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの場合、表側矯正と比べると痛みは少ないと言われています。なぜなら、歯の裏側に装置をつけるため、唇や頬に当たりにくいからです。
ただし、最初に装置をつけたときやワイヤーを調整したときには痛みを伴うことがあります。
これは、装置によって歯が押され、動いていくためです。ほとんどの場合、1週間程度で痛みが軽減していきます。
また、慣れるまでは舌に装置が当たり擦れて痛みを伴うこともありますが、徐々に慣れていくので心配はありません。
ただし、1週間以上痛みが続く場合や強い痛みを感じた場合は、担当の歯科医師に相談することをおすすめします。

裏側矯正で痛みを感じる原因

裏側矯正で痛みを感じる原因は、主に以下のことが挙げられます。

歯の移動による痛み

 

ブラケットとワイヤーの力によって歯は少しずつ動きますが、その過程で痛みを伴うことがあります。これは、歯を支えている歯と歯の根っこの間にある「歯根膜(しこんまく)」に力が加わるためです。
歯根膜に力が加わると、血管や神経が圧迫されて血行障害が起きたり、歯を支えている骨の破壊と修復による炎症反応が起きたりします。これにより、一時的に痛みを感じてしまうのです。

装置が舌に当たる痛み

歯の裏側に装置をつけるため、舌に触れることもあります。擦れてしまうと、痛みを引き起こす原因となります。しかし、慣れてくると軽減されることが多いです。

裏側矯正で痛いときの対処法

裏側矯正中に痛みを感じた場合、以下の対処法を試してみましょう。

痛み止めの使用

処方された痛み止めを飲むことで、歯が動くときの痛みをやわらげることができます。また、市販の痛み止めも有効です。ただし、痛み止めの成分の中には、胃を荒らしてしまうものもあるため、用法用量は必ず守りましょう。

やわらかい食事の摂取

痛みが強くて噛めない場合は、豆腐やスープ、ヨーグルトなどやわらかい食事を選びましょう。歯への負担を軽減できます。

矯正ワックスの使用

装置が舌に当たって擦れる場合は、矯正ワックスを使用しましょう。矯正用ワックスとは、装置につける粘土のようなもので、覆うことによって舌が装置に直接触れるのを防ぎます。

歯科医師に相談

強い痛みが続く場合は、次の予約日まで待たず、担当の歯科医師に相談しましょう。状態に応じてワイヤー調整や必要な処置をしてくれます。

まとめ

痛みは個人差がありますが、裏側矯正は少なからず痛みを伴うものです。ただ、表側矯正と比べると頬に装置が当たりにくい分、痛みが少ないと言えます。裏側矯正で痛みが心配な方は、矯正前に不安や疑問を解消しておくことが大切です。

 

当院では、矯正相談を無料で受付けています。裏側矯正が気になる方はお気軽にご相談ください。